「落ち葉銀行」設立の目的

農業は、まず「土」といわれます。 土壌をいかに肥えたもの、つまり肥沃な土壌に変えていくかが、 よい作物を作る第一歩とされてきました。 昔は家畜の糞(ふん)やウラ山(平地林)からの落ち葉などを土に混ぜ、 土を豊かにしていきました。
しかし、時代は変わり、農業生産性が求められるようになると、 簡単で即効性の化学肥料がもてはやされるようになります。 そして、今までは有機的に結びついていた平地林は、 その生産システムから切り離され、相続税対策で、 工場や産業廃棄物置き場へと姿を変えていったのです。
「落ち葉銀行」はそうした現実をふまえつつ、 農地・平地林・農家の資源循環システムを復活させ、 持続可能な農業活動の展開をはかるために設立されるものです。


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