バーゼル大学

Herbstsemester 2008/09 bis Frühlingssemester 2009 A.N.さんからの中間報告
Baselという街
スイス、ドイツ、フランス3ヶ国の国境が接している街がバーゼルです。街では中心地のチューリヒよりもフランス語が飛び交っているという印象をうけました。それも国境近くだからかと思います。スイス、といえば時計ですが、その世界最大のメッセBASELWORLDが開催されるのもこの場所です。

ライン川が流れていて、晴れた日はほとりでのんびりできるところが、スイスの中でも特別かなと思って気に入っています。


今回、Basel大学と協定を結んでから私が初めての留学生ということで、出発する前はとても大変でした。
バーゼルに来る前に夏、ドイツでインターンシップをしていたのですが、そこでも寮の管理人さんと直接連絡を取り、最終的に部屋が決まったのは、バーゼルに出発する1ヶ月前でした。
ネットでどの寮にするか選ばなければいけなかったのですが、あまりにもたくさんあり写真で選びましたが、正解でした。寮は大学までバスで10分ほど、ライン川までは徒歩5分で行ける場所にあります。

大学直属の寮ではなく学生寮で、美術学校に通っている学生もいますが、ほとんどがバーゼル大学の学生です。庭、TV(地下にあるのでほとんど見ていません。)が付いて、キッチン、トイレ、シャワールームは共同で、光熱費込み、インターネット環境がついて1ヶ月460フランなので、スイスの中では割と安いほうだと思います。中心街、Basel Hbfにも近くTram(Strassenbahn)を使ってどちらにも10分ほどで行けるので、とても便利です。

大学
Basel大学はスイス最古の大学の1つで、ユングが卒業生ということもあり、心理学で有名な大学です。大学の校舎は街のいたるところに点在していて、移動にTramを使うこともしばしばあります。ですがこの街の人々は自転車での移動が主で、自転車通学の生徒がとても多いです。

最初、大学の情報が少なく、履修登録、ドイツ語講座の申し込みなど、行ってからすべてやらなければいけなく、最初のスタートから出遅れたと思いました。ドイツ語講座は大学に2つあるのですが、レベルはC1以上の人のレベルでもはや留学生用のドイツ語ではありませんでした。
他にSprachzentrumという大学併設の語学学校があり、そこでは初級コースから扱っているのですが、私が行った時には取りたい講座はすでに定員が埋まっていたので、次のSemesterに受講することにしました。

大学の講義ではVorlesungとProseminarをいくつか受講しましたが、まずは大学の講義スタイルに慣れるようにしました。専門知識が必要となってくるので、もっと知識を詰め込んでおくべきだったと思います。中には取りたい講義があっても、すでに定員オーバーで取れないものもあり、すごく残念でした。

まとめ
今学期は授業で自分がこれからやっていきたい分野を見つけることが出来て、収穫が大きかったです。生活面では、高校生の時に留学をしていた団体のお手伝いをしたり、第2の家族に再会したりと、少しでも恩返しが出来たかなと思います。次の学期では、小学校に折り鶴を教えに行く予定があるので、日本の文化を1人でも多くの生徒さんに伝えることが出来ればと思います。

 ウィーン大学
Sommersemester 2007 bis Wintersemester 2007/08 川面 真奈美さんからの中間報告
ウィーンでの暮し
ここウィーンでは、世界中から来た人々が生活しています。電車に乗ると、電車一両の中で何カ国語もの言語が耳に入ってきます。スーパーのレジの列に並んでいて、突然前に並んでいる人の携帯がなり、「Hallo !」と言った次の言葉から、ドイツ語ではない言語での会話が始まり、「え、オーストリア人じゃないんだ〜。」と思っていると、今度は後ろの人の携帯がなり、またドイツ語ではない言語で会話をしている・・・と思いきや両隣も外国語でなにやら会話をしている。ここウィーンでは、オーストリア人よりも外国からやってきた人々のほうが多く生活している。

また、違う視点からウィーンを見ると、かなり保守的な国際都市でもある。スーパーでアジア人が30ユーロをお財布からだすと、すぐにその場で偽札鑑定機にかけられる。しかし、外見がヨーロッパ系の人が30ユーロだすと、機械には通さずにすんなりとお会計ができたり、アジア人だけが、スーパーのレジで手荷物をまるで空港の手荷物検査のように全てのポケットの中を確認され、万引きしていないか、確認される。美術館で有名な絵画にうっとりしていると、横から美術館の係員が突然「入場券を見せてください。」と声をかけてくる。「入場券を買ったから館内に入館することができたのではないか!」と頭にくることが日常生活のなかで沢山毎日起きる。

留学当初はこのような日本にいた頃に想像もしていなかった出来事にいちいち腹を立てたり、泣いたりしていたが、このような経験を通して「自分が日本で外国人に今までどのような態度を取っていたのだろうか、果たして自分も彼らのような態度を取っていたのではないだろうか。」と自分自身の態度を見つめ返すことができました。

 私は、色々な事情でこの半年間の間に4回引越しをしました。初めはÖADという外国人の学生に寮を提供してくれる業者を通して寮にすんでいました。しかし、このÖADは外国人のお世話をしてくれるというたてまえですが、実は外国人にかなり不親切で、特にEU圏内以外から来ている外国人学生に対しては、本当に保守的です。私も初めの頃に、同室の子と性格が合わず、部屋を変えて欲しいとお願いしたのですが、「ウィーンで部屋がなくて困っている人もいるのに、部屋の子の性格だけが問題で部屋を変えたいなんて、なんて贅沢なの!」と言われ3、4回ぐらい事務所に行ったのですが、訪れるたびに、「また、あなたね、もうあなたにすべき説明はもう全てしました。」と言われ話も聞いてもらえず追い返えされることが何度もありました。

このような態度が続いたので「ÖADとの契約を打ち切りたい」と申し出たのですが、職員の人に「もしうちとの契約を打ち切りたいなら、あなたの代わりにその部屋に住んでくれる、オーストリア人以外の外国人を連れてきてあなたの引越した後、その部屋に住むという契約をこの場でしてくれれば、契約を解除することができる。それ以外は契約した期間を縮めることはできない。」といういかにも冷たい返事が返ってきたりしました。

それなので、これからウィーンに留学する皆さんにはOADを通して寮を契約することはお勧めしません!なにか問題があっても、何も対処してくれませんし、メールは返ってこない、事務所に行けば嫌な顔をされ、早口のドイツ語でなんだかんだ説明され、聞き返すとにらみながらため息をして、いやいやながら説明を繰り返します。


市庁舎のクリストキントマルクト
 現在私は、WGにドイツ人とオーストリア人、そしてオランダ人と一緒に暮しています。しかし、ここウィーンでは、住居さがしは一苦労です。WGに住むのはとっても快適ですごくいいのですが、インターネットで同居人を募集しているWGに連絡をして部屋を見せてもらいにいくと、必ず終わりに面接があります。私もこの面接で3回落とされました。

この面接で主に聞かれることは、「どのくらい長くウィーンに住むのか。」「何を勉強しているのか。」「経済的な面はどうか。仕送りをしてもらっているのか。」「年はいくつか。」などです。

私たち、交換留学生にとって不都合なのは、1年間という限られた期間しかウィーンにいないことです。WGは一軒家を学生複数で借りて、大家さんに家賃をそれぞれが支払っているので、誰か一人でも次に住む人を探さず引越しをしたら、残りの同居人がその部屋の家賃を負担しなければならないので、面接の時に「交換留学生です。」と言うと必ず「もし、ここに住むとしたら、帰国までに必ず次に住む人を探してから帰国して欲しい。それができないなら、あなたをここに残念ながら同居人として迎えることができない。」と忠告されます。

それに、大概の人たちはころころ自分の同居人が代わる事を嫌がるので、なるべく、長期間WGに住む予定の人を同居人として採用する場合が多く、私たち交換留学生たちとっては少しWGに住むのは難しいかもしれません。しかしすべてのWGがそのような要望を持っているのではないので、いろいろなWGに連絡をしてみて、WGに住むのも悪くないと思います!

 大学での授業
ここウィーン大学で正規の学生と一緒にゼミに参加したり、講義に参加するのはとても難しいです。言語的な面でもとても難しいのですが、それよりも、教授たちが私達のゼミへの参加をなかなか認めてくれません。さまざまな理由があるのですが、一番大きな理由はこちらのウィーン大学の生徒の専門分野に対する知識が非常に高く、ゼミに参加したとしてもやっていることが高度なため、まったく理解できないからです。それに、ゼミは出席、プレゼン、論文、授業における発言の4つで成績がつきます。ただ、ドイツ語ができるだけでは駄目で、とくにプレゼンや論文には高度なドイツ語能力(どう文章を構成し読み手に分かりやすく伝わるかなどの文法とは違った、文章構成能力)が要求されます。私も今学期、参加したいゼミがあったのですが、教授に「あなたのドイツ語能力ではまだ難しいので、今回は聴講というかたちでいいですか?」という返事をいただきました。

 ゼミなどでは、「外国人だから」という考えは通用しません。なぜなら前にも書きましたが、ウィーンでは外国人が多く生活していて彼らもオーストリア人と同じことを同じようにし、やり遂げているからです。ゼミや授業で発言せずにただ座っていると、「日本ではどうですか。」などという優しい声かけは一切ありません。とにかく「自分はここに学ぶためにいるんだ!ただ聴講するだけではないんだ!」という思いをしっかりもって自分から発言しない限り、そのゼミの時間中ただ座って終ります。私も後期になって初めてプレゼンをすることになりました。気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

 アドバイス
日本にいるうちにドイツ語の能力はもちろん、自分の専門分野の能力を上げましょう。それでないと、せっかく学費を750ユーロちかく支払っているのに、成績ももらえず、ただ聴講だけの"Gast Student"になってしまいます。それと、事務的な準備は、半田さんもおっしゃっていた通り、Fr. Faistauerではなく、Herr Kudler maximilian.kudler@univie.ac.atにメールをして事前にそろえなくてはならないものを聞いておきましょう。

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Sommersemester 2005 bis Wintersemester 2005/06  竹内 晶さんからの中間報告
大 学
ウィーン大学はいわゆるマンモス校で、Hauptuniは迷路です。学科によっては都心外にあるので、学期が始まる前にあらかじめ建物と教室の場所を確かめておく必要があります。またシラバス等で頻繁に見かけるAAKHとは、もと病院だった敷地に設置されたキャンパスで、Hauptuniの裏手、徒歩五分のところにあります。
学籍登録に関しては、早朝から長蛇の列に並ばなくてはなりません。必ず授業料の振込みをしてから、振込用紙の片半と学生証用の写真を持って行きます。
シラバスはインターネットで発信されます。ほとんどの授業にインターネットによる登録が必要で、決まった登録日があります。しかし、あっという間に定員を上回ることが多く、私の場合多くはWartelisteに登録されました。でも初回の授業に参加すれば、出席が重視されるのでたいてい受け入れてもらえました。


わたしは三年次に留学したのですが、自分の分野も定まらず、ゼミや講読の経験もないまま留学して正直よかったのか疑問に思っています。ある程度、自分の専門分野を深めたうえで、留学したほうがよかったかもと思っています。わたしの専門は一応、心理学と宗教なのですが、しかしその分野の授業を探してもありませんでした。神学学科に似たような傾向を見つけて、Evangelische Theologie Institutで参加できる授業を探したのですが、前提条件等の問題で断念しました。なんとかわたしの分野と接点のある授業を見つけて哲学、現代思想の講義を受講しましたが、教授が話すことがあまりにも抽象的で、単語のひとつひとつは理解できても、全体像がいまいち想像できず、苦労しました。

実りの多かった授業は、獨協からの留学生を世話しているFrau FaistauerのKOです。獨協からの留学生はこのKOへの出席が義務付けられました。この授業にはドイツ語圏以外の学生が参加しています。ここでははじめにレポート作成の手引きがありました。その後、ひとりひとりにプレゼンテーション、レポート提出の機会が与えられます。少人数で、専門分野を問わず誰でも自分のテーマで発表できますし、先生が原稿を添削してくださるので、学ぶことも多くありました。

苦労する点は、Vorlesung、Übung等の先生方の話す訛りが聞き取れないことです。先生方が書く字もほとんど読み取り不可能です。授業は総じて大変難しく、全体は理解できても細部については曖昧にしか理解できません。でもメモをとることはドイツ語の勉強になるだけでなく、授業が進むに連れて講義の内容も段々理解できてくるのでとても助けになっています。

住 居
住居の問題は現地のほとんどのひとも抱えているようです。はじめは獨協の交換留学生同士で同じ部屋に住んでいましたが、高い家賃や日本人同士の環境のせいもあって、それぞれに部屋探しをはじめました。WGのMitbewohner求むの張り紙は大学の廊下の壁や掲示板にあちこち貼ってあり、わたしも何件かあたってみたのですが、メールで部屋を訪ねたいと送っても返事が返ってきたことはなく、電話で連絡をとって部屋を訪ねてその後返事を待ってもいっこうに返事がなく、張り紙はあまり信用できませんでした。
結局 Frau Faistauer が力を貸してくれて、寮の斡旋事務所ÖADに頼んでわたしたちの部屋を世話してくれました。しかしこの斡旋事務所がくせもので、何かとお金を請求してきます。とはいうもののとりあえず部屋が必要な場合は仮の宿探しに便利なので、契約の際の注意点をあげておきます。
まず登録料に400〜450ユーロ支払います。そこから月々15ユーロが管理費として差し引かれます。もしÖADに部屋を頼むとして、気をつけなければならないことは、契約期間です。とりあえずÖADに部屋を見つけて、学期中に自分でWGなり別の部屋を探す予定があるならば、契約期間を半年なり数ヶ月にします。管理費は契約期間分とられるので、中途で引っ越すと大変損をすることになるからです。それから解約は引越しの二ヶ月前にすると問題は起こらなくてすむでしょう。契約の延長は相談すれば可能なので、とりあえずは三ヶ月なり半年がいいと思います。また事務所とのメールのやりとりは必ず保管しておいたほうがいいです。
ÖADの件に限らず、こと住居問題に関しては、貸し手と借り手の書面での合意がもっとも重要です。また法律では一年契約が定められているので、その辺も契約の際に貸し手のひとと話し合い、中途退去が可能、家賃も入居期間分のみなど合意しておくことも重要です。必ず文書で契約すること!


暮らし
日本に比べ、物価はとても安いです。野菜、くだものが安くで手に入ります。Hofer、 Zielpunktといったスーパーが一番安いです。
時間の流れがゆったりしていて、その点はわたしの生活リズムにぴったり合い、とても快適に過ごせます。問題は冬の寒さで、わたしは沖縄生まれ、沖縄育ちということもあってか、あまりの寒さに身の凍る思いをしました。持ってきた服では寒さをしのぐことができず、特別な防寒下着などを買う必要がありました。九月も半ばになると、風が冷たくなってきます。道行く人も厚手のコートやマフラーを着ています。冬服などは入念に準備する必要がありそうです。また気候の変動で多くのひとが頭痛になるので、頭痛対策も必要です。

あと三ヶ月ウィーン大学で学びます。また学期終了後に所属するGermanisnik Institutの学生が結成した劇団の公演もあるので、それに向けて準備しています。

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Sommersemester 2005 bis Wintersemester 2005/06  海田実希さんからの中間報告
授業について
 夏学期は6個の授業(歴史のVorlesung3つとオーストリアドイツ語、ドイツ語翻訳、留学生のための討論)を受けていたほかに、週2回ドイツ語コースに通っていました。
夏学期の授業は、討論の授業と日本史の授業以外(特にドイツ史のVorlesungen)はついていくのが本当に大変でした。(というよりも正直ついていけませんでした。)でも授業には毎回出席して、ウィーン訛りのちょっとにごったドイツ語とスピードに耳を慣らせようと努めました。討論の授業では自分の興味のあることについてプレゼンテーションをして、学期末には15枚のレポート提出をしました。

 冬学期は夏よりもちょっと授業を多めにして9個の授業を受けています。(オーストリア史のVorlesungen3つと日本史、宗教と映画の関係についてのVorlesung,レポートやプレゼンの練習をするクラス、留学生のための討論の授業、翻訳の授業2つ)夏学期にわからなくても授業に出ていた甲斐あってか、内容が少し理解できるようになり、話の内容をまとめながらノートも毎回とっていて、授業をしている先生が書いた本を教科書代わりに、授業の予習復習として読むようにしています。

住居
 こっちにきて一番問題だったことのひとつは住居でした。
来たばかりの1ヶ月半は一般の住居に一人350ユーロで獨協生3人で住んでいましたが、3人同じ寝室、一日中日本語、学生にしては高めの家賃という理由で、何度も学生寮に部屋がもらえるように頼んでやっと4月に引っ越せることになって引っ越したのですが、なぜかMitbewohnerinが


友達の誕生日パーティー
また獨協生というのと、学校からかなり遠いということでもう一度違う部屋を探してくれるように頼みました。
何度も催促メールを出したのですが、頼んで半年たってもいい返事が来ないので、自分で一般のWGを探しました。その際に学生寮の斡旋会社から引っ越してから1か月分の家賃とキャンセル料を要求されたので、半年も部屋をくれなかったのが悪いと何度も(1度じゃダメです)苦情を言って、敷金は全部返してもらいました。(他の友達は人によっては1週間で学生寮の部屋をもらっていたので半年も待つのは絶対おかしいと思ったので。)夏休みの終わりに引っ越して、オーストリア人と一緒にWGに住んでいて、楽しく生活しています。

VISA
 もう一つ大変だったのは滞在許可です。
私は日本で申し込みをしてオーストリアで受け取るというようにしたのですが、いつまでたってもなんの音沙汰もないのでFremdpolizeiに行って聞いてみたらPolizeiのInformationで私のパスポートに貼られているDヴィザ(仮ヴィザ)をみて「もうヴィザあるでしょ」と言われて「これは仮で、1年用の学生ヴィザを申し込んである」と何度説明しても追い払われてしまいました。
それから何度もFremdpolizeiに通ったのですが、書類が日本から来てない、あれが足りなかったこれが足りなかった、今日はパソコンが壊れてる、担当者が休暇中などなどの理由で結局Fremdpolizeiには9回通いました。やっとヴィザを受け取りに来いとの手紙を貰ったのが6月の半ばで、自分が住んでる地区の警察に行って、やっとのことで学生ヴィザ(なぜか13ヶ月)を受け取りました。それからヴィザのために合計5,6万の料金がかかりました。特にもったいないと思ったのが戸籍などの翻訳料です。こっちにきてから知った話ですが、私は翻訳料に2万円近く払ったのに対し、ウィーンに来てから日本大使館に行って訳してもらうとたった9ユーロだそうです。
こちらにきてから口座や保険などの書類をださないと申し込みは完了しないので、これからウィーンに留学する人は日本の書類を持参してこっちで訳してもらうことをおすすめします。(日本のオーストリア大使館がなんと言うかわかりませんが。)

ウィーンの回転寿司
 その他は、友達もたくさんできて夜や週末はパーティーやピクニックをして過ごしています。オーストリアにはたくさん「外人さん」がいるので、いろんな国から来た友達がたくさん作れます。

夏休みについて
 7月は午前と午後と一日中語学学校に通っていました。(まとめてドイツ語を伸ばす機会だと思ったのと、8月のウィーンでのインターンシップのために。)どちらのクラスもちょうど良い難易度で、いい勉強になったと思います。週末にドイツの友達のところに旅行に行ったりもしましたが、だいたい勉強していました。

 8月の最初の1週間はドイツのドルトムントでインターンシップのための講座を受けました。他の獨協生とも会えてよい息抜きになったのと、インターンシップの心構えをすることができました。それから4週間はウィーンのアウガルテンという陶磁器の会社でマーケティングと販売のインターンシップをさせていただきました。とてもよい経験になりました。

 9月は親や友達がウィーンまで遊びに来てくれたので一緒に観光しました。獨協の先生ともお会いすることができて楽しかったです。実質私の本当の夏休みは9月の1ヶ月だけということになるけれど、それでもすごく充実したものとなりました。

やっと秋学期に入って住居の問題も片付き、ドイツ語もだんだんと自分の言いたいことを前よりも簡単に説明できるようになり、少し余裕が出てきたように感じます。残りの留学期間も充実したものとなるように日々がんばります!

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 マールブルク大学

Sommersemester 2008 bis Wintersemester 2008/09 橋本泰奈さんからの体験記
町の位置と印象:
マールブルクは、フランクフルトから電車で約1時間のところに位置していて、比較的便利で住み心地の良い町です。

町の印象は、中世の雰囲気を残す居城や教会、町並みによって特徴付けられていています。また町にはLahn(ラーン)という川が流れ、公園や森などもあります。便利なだけではなく、身近に自然もあるというところが個人的に気に入ったところでした。

寮:
町の中心地から寮(Christian Wolf Haus)までは、バスで約20分〜30分かかり、休日や夏休み期間は本数が少なくなるため不便に感じることはありました。

寮内の設備は、コインランドリー、TVルーム、バー、管理室、タバコ・お菓子の販売機など、思ったよりも充実しています。また管理室では、ベットシーツの交換や寮に関するその他の用件を済ませることもできます。寮の部屋には、生活に必要な最低限の広さや家具が設けられていて、キッチンやトイレ・シャワーは共同使用です。

語学コース:
4月から新学期が始まったのですが、私は2月末から3月末までの大学準備のための語学コース(Studienvorbereitender Sprachkurs)を受講するために、1ヶ月早めに渡独しました。このコースの受講者としては、ヨーロッパ各国からの短期・長期留学生が多く、日本から来られた他大学の方もいました。授業開始前にクラス分け試験があり、各クラス10〜15人編成でした。


町の風景


寮・Christian Wolf Haus

私のクラスの授業は、読み書き・聞き取り・会話能力を総合的に伸ばすことを目的として、主に文法の復習と発表やインタビューを通した会話練習をしました。語学準備だけではなく、大学生活や講義についての説明、履修科目のアドバイスなどもあった点が良かったです。

エリザベート教会
大学生活:
語学コースで大学に関する説明があったにも関わらず、最初の学期は大学のシステムや授業形態などがいまいち把握できないまま始まりました。そして講義がはじまり、はじめて獨協大学とマールブルク大学の違いや自分の語学レベルが明確にみえてきて、改めていろんなことを学びました。

私が履修した科目分野は、大きく分けて社会学・歴史・美術史です。授業の形態や内容は、私が想像していたものとは大きく違いました。例えば、授業の担当教職員がプリントを配布するということがほとんどなかったので、授業の内容はノートに書き留めるか、記憶しない限り復習や試験調べはできません。また教授が試験や成績に大切な点を説明されても、すべてをドイツ語で理解できていない、書くペースが追いつかないなど、はじめは色々と苦戦しました。ゼミでは他の生徒と一緒にディスカッションをする機会も多く、自分の語学能力だけではなく基本的な知識も十分でないことを実感させられました。その傍ら、ゼミにおける授業の流れは私にとって興味深いものでした。

まず扱っているテーマについて生徒それぞれが考させられ、そのあと皆でディスカッションする、そして浮かび上がった疑問・質問について教授が解説しながら、重要なポイントを理解していくというものでした。ディスカッションでは、同調的な意見だけではなく否定的な意見、またたくさんの質問が飛び交い、とても刺激的でこちらの生徒の授業にたいする積極的な姿勢にも驚きました。

まとめ:
学期中は余裕がなくなるくらい忙しい時期もありましたが、夏休みに入り前学期を振り返れば、こちらの大学で学んだことすべてはとても興味深く、貴重な時間を過ごすことができたと思います。来学期では、前学期に苦戦した点を改善して、関心のある分野をもっと深くじっくりと学ぶことを目標に、引き続き充実した留学生活を送れればと思います。

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Wintersemester 2007/08 bis Sommersemester 2008  村木美緒さんからの中間報告
3年の秋学期から、ドイツ・マールブルク大学に留学しています。
マールブルクは規模が小さく、大学生活にはとても適した街だと思います。フランクフルトにも電車で一時間程度で出かけられるので、生活面での不便は余りありません。

*学期開始前
学期開始前に、まずオリエンテーションとドイツ語準備コースに参加しました。
諸手続きの方法についてはこのオリエンテーションで説明してもらえ、保険や銀行口座開設はオリエンテーションの時間に行えたので、とても楽でした。住民登録表などもサポートの大学生がグループごとに面倒を見てくれて、一緒に記入してもらえます。

語学コースはまずクラス分けテストを受け、その後一ヶ月間受けることになります。
大学の生活を始めるのに必要な情報をここでたくさん得ることができました。また、多くの留学生とも知り合いました。

オリエンテーションも語学コースも任意参加ですが、参加する価値はありました。ちなみにオリエンテーションは、学期開始直前にも一度行われるので、語学コースに参加しなくても参加ができます。

*寮
寮はマールブルク市内にいくつか点在し、私はそのうちのChristian Wolff Hausに滞在しています。私の部屋は2人でキッチンとバスルームを共同使用するいわゆるWG(Wohnungsgemeinschaft)です。Christian Wolff Hausには普通寮とWG式の両方があります。
はじめこの部屋に入ったときは、同居人が共同生活を行う事に問題がある人で、引越しばかりを考えていました。しかし他の寮は満室で一般のWGを探してもなかなか見つからず、一時期は自分の部屋に帰るのが嫌で仕方がありませんでした。しかし寮にある学生バーで他の人たちと知り合い、励ましてもらいました。10月に隣人が引っ越していってからは、新しい同居人と上手くやっています。

*授業
授業は、ホームページから見れるVorlesungsverzeichnisで、興味のある授業を選んで受講しました。事前に登録が必要な授業もあるので、早めにプランを立てたほうがいいと思います。授業は主に歴史系の講義を履修・聴講しました。授業は、歴史の講義を3つ、ゼミをひとつ履修しました。そのほかに、留学生向けの授業2つに参加しました。

Auf dem Weg zur Globalisierung 1945-2000
Der lange Weg zum 20. Juli 1944
Das Imperium Romanum von Augustus bis Diocletian
Geschichte Japans im 20. Jahrhundert
Deutsche Sprache und Literatur im 20. Jahrhundert
Wissenschaftliches Schreiben in deutscher Sprache

ドイツ語の語学コースについてはドイツ語学科で留学生用に授業として開講されているものの他に、Sprachzentrumで行われ、有料で受講できるものがあります。私は取りたかったコースが定員割れで開講されず、利用しませんでした。

ある程度知識のある分野についての授業をとったので、授業のないようは大体理解できたと思います。それでも、100%には程遠く、特に自分の意見を言ったり、記述試験をするのは非常に難しく感じました。

2ゼメスター目は、より多くの内容が理解できるようにしたいです。

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Wintersemester 2006/07 bis Sommersemester 2007  若井千紘さんからの中間報告
私は2006年の秋学期からマールブルク大学に交換留学しています。
マールブルクは小さな古い町でドイツでは大学町として知られています。町を歩けば友達に会う頻度はとても高く、学生にとっては過ごしやすい規模なのではないかと思います。また、他の大学は分かりませんが外国からの学生の数が多いので、とても開けた雰囲気の大学だと思います。

交換留学生のための語学コースについて
まず9月に留学生のための語学コースに参加しました。
申込みのあとにクラス分けテストがあります。私は試験がよくできてしまったために一番難しいクラスに入ってしまいましたが、9月の時点では私にとってはこのクラスは難しかったのではないかと思います。というのも、他の学生は皆すでに大学の授業についていけるほどの語学力を持っていたからです。
しかし、周りの皆は私が分からないときには丁寧に教えてくれ、友達もたくさんできたのでこの語学コースに参加した意味は大いにあったと思っています。
更に、授業では主に大学の勉強に必要なHausarbeitの書き方やReferatの練習などを行い、何が必要なのかと言うことは最低限知ることができたと思います。また、授業登録などの仕方もすべて教えてもらえるのでゼメスター前の準備はしっかりできます。

DSH準備コースについて
私は10月から合計で3ヵ月間、DSH準備コースに通っていました。
このコースは他の語学コースに比べると授業料は高いですが、その分もちろん質も良いと言えます。コースに入る前にレベル分け試験があり、直接DSH準備コースに入れれば一番早くDSHを受けることができます。
私がこのコースに参加した理由は色々ありますが、自分が始める前に思っていたほど楽なものではありませんでした。
まず、このコースは月曜から金曜まで毎日あり、ほぼ毎日大量の宿題がでます。更に週に一回Tutoriumもあるので、大学のゼミにも参加していた私にとっては本当に毎日きつかったです。しかし、このコースでは学問に必要なドイツ語を少しでも学べたというのは確かですし、私の場合はとても良い先生に恵まれ、無事に合格することができたので参加してよかったと思っています。

大学の授業について
 上記でも述べたように、DSH準備コースのために大学の授業はゼミに一つ参加することしかできませんでした。
このゼミはドイツ言語学に関するもので、人数は全部で25人くらいでしたが外国人留学生は私一人でした。もちろん全部は分かりませんが、基本的に先生はとてもはっきりと分かりやすく話していました。しかし学生の発言は速く聞き取るのは難しかったです。
後期からはもっと大学の授業に集中したいと思います。

中学校での授業について
 大学には関係ないのですが、マールブルクの近くにある中学校でJapantagという企画をお手伝いすることになり、書道の授業をする機会に恵まれました。中学生は地理の授業で日本についてすでに学んでいて、生徒達は当日とても中学生とは思えないほど素晴らしいグループ発表をしました。
ドイツの中学校の様子を見る機会などめったにないことなのでとても貴重な体験をさせてもらえたと思います。書道の授業をするのは難しかったのですが、生徒が真剣に私達の話を聞き、また授業風景の写真がマールブルクの新聞に載った時はとても嬉しかったです。  

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Sommersemester 2006 bis Wintersemester 2006/07  中村真咲さんからの中間報告
【1】大学
1.オリエンテーション
学期が始まる前に2回、留学生のためのオリエンテーションがあります。1回目は学期開始1ヶ月半前くらいで、同時に留学生のための事前語学講座があります。2回目のオリエンテーションは学期開始2週間前くらいにあります。
オリエンテーションではドイツに滞在するための書類記入や大学入学登録の仕方など、事細かに指導してもらえます。その他にも催し物もあります。

2.学業
学科ごとにシラバスが売られているので(一冊1.80ユーロ)、それを購入し、出席する科目を選びました。それを買わなくても大学のホームページにもシラバスは出ています。
講義開始から初めの1ヶ月ほどは6科目に出席していました。しかし自分の集中したい科目が疎かになりそうでしたし、自分のドイツ語力とも相談して、最終的に4科目になりました。そのうち1科目のみ学期末に試験を受けました。
ここの大学ではドイツ語科に所属している留学生向けに学科内でドイツ語講座も開講されています。
以下は私が出席していた科目です。

・Einführung in die Linguistik des Deutschen 1 (Proseminar)→期末試験
この科目は週にいくつか開講されているので、私が出席していた時限には多くて30人くらいの学生がいました。
先生はゆっくりはっきり、学生がわかるまで何度でも説明してくれる方でしたし、学生からの質問も多く、そのため予定通りに全てが終わりませんでした。それでも私には丁度良い速度でしたし、先生は質問大歓迎でしたから、とても良い雰囲気でした。私以外にも数人留学生らしき学生がいました。
予習が前提となっており各項目でいくつか文献が指定されていました。指定されていた文献は大学図書館及び学科付属の大学図書館で見つけることができました。
初日の時間内に履修登録があり、以降毎回出席簿の自分の欄に自分でサインをする形で出席が取られました。
期末試験は筆記試験のみ、90分でした。

・Einführung in die Sprechwissenschaft (Vorlesung)
講義開始から数回は座る場所がないほど学生が出席していました。
パワーポイントを使った講義でしたので、講義に飽きてしまうということがありませんでした。また、パワーポイントを大学のホームページからダウンロードできるので、それを持って挑めばメモも取りやすく便利でした。

・Logisch-pragmatische Propadeutik (Vorlesung)
この講義ではひたすら先生が話をしていました。私にはほとんど理解できませんでしたが、ほとんどが本の内容を丸々説明しているものでしたので、ちゃんと指定された本を読んでいれば半分は理解できたかもしれません。

・Logisch-pragmatische Propadeutik (Lekture)
上記の講義で扱っている本を読み込むという講読の時間でした。出席者はその日によってまちまちで、多いときには10人強、少ないときには4人でした。この講読担当の方の話す速度はラジオなみで、一体何を話しているのか全くわかりませんでした。予習しておくとかろうじて何が話されているのか分かりましたが、それ以上の説明をされるともうついて行けませんでした。
扱われていた本は多くの学生がすでに購入していたので本屋さんに行っても品切れ状態でした。そのため何度か本屋さんへ足を運び入荷しているかどうか確認していました。本を手に入れたのは講読が始まって2、3週間経ってからでした。

3.図書館、本屋
マールブルクの図書館は大学図書館と学科付属の大学図書館があります。
大学図書館の書物はほとんど自由に手に取ることができません。コンピュータを通して予約したり閲覧申し込みをしたりします。一方、学科付属の大学図書館は本棚から自由に書物を抜き出して読むことができます。
日本の図書館と異なり、閲覧室へ行くには鞄・上着は置いていかなければなりません。また、私物の書物を持ち込む際には「privat」という札をもらい、すでに借りている書物を持ち込む場合には専用の用紙に必要事項を記入しなければなりません。
講義で扱われている文献は大学の図書館はもちろん、大学近くの本屋さんでも手に入れることができます。

4.パソコン、印刷、コピー
大学にはパソコン室がいくつかあります。そこではインターネットも使えます。
パソコンから印刷することももちろんできますが、その際にはコピーカードが必要になります。
コピー機もありますが、これもコピーカードが必要です。
コピーカードに5ユーロ入れておくと100枚印刷可能です。
5.食堂
食堂の利用にはU-Keyというものが必要です。これにお金を入れて支払います。
食堂の下にはBistroという食堂のようなカフェのような場所があり、ここではU-Keyでも現金でも支払いができます。
食堂は開いている時間が長くはありませんが、Bistroは朝の8時15分から20時まで開いています。

6.タンデム
マールブルクの大学では日本学科、Japanzentrumがあり、日本語を学ぶ学生がいます。そのため、タンデムパートナーを探す学生がいます。学期始めに日本学科のStammtischがあるようで、そこへ行けば日本学科の学生と知り合いになれるようです。
日本学科ではない学生でも日本語を勉強していることがあります。私には2人のタンデムパートナーがいますが、彼らは2人とも日本学科の学生ではありません。私は日本人留学生に紹介してもらい彼らとタンデムをしています。
日本学科の学生からの情報によると、ここの大学の日本学科は5〜6年以内になくなるようです。昨年の9月から日本学科で学んでいる学生で最後と聞きました。彼らが卒業するのと同時になくなるのだそうです。

7.その他:前半を振り返って
私は2回目のオリエンテーションの時にマールブルクへやって来ました。講義前の事前の語学講座には参加しませんでしたから、大学が始まってから学期の半ばまで、いきなり大学の講義や演習に参加してしまったけれど大丈夫だろうか、とドイツ語が理解できない自分に情けなくなるのと同時に焦りもしました。学科内で開講されていたドイツ語講座を取れば良かったと一時は後悔もしましたが、ここまで来たら何が何でもやるしかないと思い、集中する科目を定めました。1科目だけではありましたが「これに集中してやる!」と思ったら少しだけ気も楽になって少しだけ焦りもおさまりました。

【2】生活
1.街
マールブルクは人口約7万7千人、石畳と坂道の多い小さな学生の街です。
街の中心にデパートでもアパートでもないのにエレベーターが存在します。
土曜日にはMarktplatzでMarktがあります。
Messeplatzにはサーカスや移動遊園地がやって来ます。
生活に必要な物は全て揃っていますから困ることはありません。スーパーマーケットは土曜日も開いていますし、20時まで営業しているところもありますから問題はありません。
大学で貰える学生証でマールブルクから抜け出すことができます。マールブルクに飽きてしまった人はフランクフルトに足を伸ばして買い物をしたり、ヘッセン州内の観光をしたりもできます。

2.学生寮
マールブルクには何ヶ所かに学生寮があります。場所によって部屋の広さ、寮の造り、部屋代が異なります。
私は街の中心地からバスで30分ほど離れた学生寮にいます。169ユーロ/月です。洗濯機は各棟に2つほど、1回の使用に1.50ユーロ必要です。各階18人、台所・シャワー・トイレが共同です。台所に自分専用の棚があるので、ここに食料品やら調理器具やらをしまっておくことができます。
平日は毎日台所・シャワー室・トイレを掃除してくれる人が来ます。部屋で何か故障があれば修理に駆けつけてくれる人もいます。月に1、2回、シーツ・枕カバー・布団カバーを取り替えることもできます。
食器や調理器具は前に住んでいた人が置いていった物や誰かのであっても自由に使っても良い場合がありますが、基本的には自分で調達して使用しています。
寮の住み心地の善し悪しは同じ階に住む人たちによって決まってくると思います。私の場合はとても運が良く、台所を頻繁に利用する人たちがとても仲が良いので、快適に過ごすことができています。帰ってくるとホッとします。

3.その他:前半を振り返って
 寮での生活に関しては、同じ階に住む人を見かけたらとにかく手当たり次第にわからないことを聞きました。台所では何が使えるのか、どこで何が安く手に入るのか、シーツの交換はどうすればいいのか等々。そして台所をできるだけ頻繁に使うようにしていました。1、2ヶ月が過ぎる頃には同じ階に住む人たちと挨拶以外にも会話ができるようになりました。台所で誰かに会って少しでも言葉を交わせるととても安心できます。ですから、人が程よく多い寮での生活は私には合っています。

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 デュースブルク=エッセン大学

Wintersemester 2008/2009 bis Sommersemester 2009 中 誠也さんからの中間報告
下宿先
 私は大学の学生寮を利用せず、以前日本で知り合った彼女のアパートに同居することにしました。場所はデュースブルクのマルクスロー(Marxloh)といい、大学から路面電車で30分ほどのところにあります。
この地区にはトルコ系の住民が多く住んでおり、2008年10月にドイツ国内で最大級のモスクが完成しました。また、治安が悪いことでも有名な町です。

大学生活
 遂にドイツの大学に留学することが決まって、当初は様々なことが学べるという期待でいっぱいでした。しかし、授業の内容を理解するのには本当に骨が折れました。例えば、"Vergleichende Soziologie des Kapitalismus als Gesellschaftsform"という社会学の授業では、(1)受講生の対象が大学院生レベル(マスター)であったこと、(2)授業に参加する準備としてのテキスト(15〜50ページ)を毎週読むこと、(3)説明される内容をドイツ語で理解することの以上3点が特に大変でした。


工場跡地の公園(Landschaftspark Nord)

 興味深いゼミだったのですが、授業に慣れるまでの間(授業が始まってから4週目までがピーク)は、留学しないほうが良かったのではないかと思ってしまうほど精神的な苦痛に見舞われた憂鬱な日々を過ごしていました。「ドイツで学びたいことがあるのに授業が分からない。私は学生として何しに来たのだろうか。」といった具合に、自分に対するストレスや不満がたまりにたまった状態で、ドイツ語が分からない自分に失望していました。ですが、「今はできなくても、後からできるようになるから、頑張って。」という彼女の言葉に支えられ、何とか冬学期を乗り切ろうと腹をくくり、苦労しつつも乗り越えることができました。留学をすることは、簡単なことではありません。様々な面(生活、学習、精神面など)で努力が必要です。


ドイツの高校でのプラクティクム(生徒たちは6年生)
高校でのプラクティクム
2009年3月上旬からドイツの高校(Gymnasium)でプラクティクムをしています。この高校では日本語のコースもあり、生徒たちが一生懸命に日本語を勉強している姿を見て、「私もドイツ語の勉強を頑張らなくては」と良い刺激になりました。他にもドイツ語、英語、宗教(カトリック)、美術、歴史、政治学の授業に参加させてもらっています。日本とドイツの授業の違い、クラスの雰囲気など様々なものが新しく、生徒たちには「日本語で名前を書いてください。」と頼まれ、休憩時間がなくなってしまうほどでした。生徒たちは好奇心旺盛で、授業が終わると一斉に様々な質問を私にしてくれました(一人ずつ順々に答えていきました)。
ドイツ語の話すいい勉強になったり、またトルコ出身の生徒も多く異文化交流にもなったりして、彼らからたくさん勉強させてもらいました。

留学を考えていらっしゃる方へ
(1)授業の履修
 学びたい授業が行われている大学において、授業を選ぶときの助言をしたいと思います。まず、その授業の対象が修士(マスター)なのか学士(バチェラー)であるかに注意する必要があります。レベルによっては、既に学んだ内容で十分な場合や、あるいは独学で事前に学ぶ必要がある場合があるからです。事前の準備によっては、授業時のドイツ語が難しくても授業が理解できると思うからです。特にゼミにおいてテキストを事前に読むと、授業中に重要な言葉(キーワード)として、あるいはテキストで学んだ新しい単語が使われる確率が高くなるので、効率的な授業の理解につながると思います。

(2)ゼミのテキストを読む
 日本とドイツのゼミの形式(重点の置き方)が異なるためにテキストを読まなければなりません。そこで、私が気づいた範囲内において日本とドイツのゼミの違いについて説明したいと思います。

 ドイツの学生が大学の授業で積極的に質問するのには理由があると思います。ドイツ人学生に聞いたところによると小学校からアビトゥアーの試験までの間で、積極的に質問することが生徒に求められています。この様な教育を受けた生徒たちが学生になっているからです。また、大学の先生も学生からの意見・質問を積極的に求めており質問等をしやすい環境が整っていることが、ドイツの教育の特徴といえるかもしれません。

 ドイツのゼミでの主体は教授です。確かに日本と同様に学生による発表に対する議論はありますが(短期集中ゼミでは発表が主で、議論が少ない場合もあります)、学生からの意見や、課題図書に何と書いてあったかを教授が学生に聞く形式のゼミが中心となっていると感じました。課題図書という教授側と学生側の共通した前提(事前の準備次第で授業へ積極的に参加できるはずです。自主的に調べたり、あるいはテキストについての質問等の準備をしたりすること)を基に議論や授業を行うので、議論を行いやすい土壌があると感じました。

 一方、日本のゼミ(少なくとも私の参加したゼミにおいて)では、ある学生の発表に教授や学生が批評や意見、感想などを述べる形式をとっています。発表の内容が相手に上手く伝えられたかや、聞き手が発表内容の理解・整理ができたかによって、議論の内容は、聞き手全員に発表の内容が行き渡ったかどうかにかかっているということです。また、学生の理解度によっては、発表した学生と教授との議論が中心になりやすく、学生が意見を述べにくいという状況になりやすいと思います。

 つまり、ゼミにおける日独の違いは、ドイツでは積極的に質問をする教育を受けた学生たちによる、参加者共通のテキストに基づく(情報共有が事前に行えている)議論が中心で、日本では一人または一部の学生たちによる発表を通じての議論が中心となっており、取り扱う議論の内容が共有されにくい点です。そのため日本では議論がしにくい要因があるのではないかと思います。

(3)ドイツ語のレベル
 留学に必要なドイツ語のレベルは、C1以上がやはり適当であると感じました。その理由としては、ドイツの諸大学が課しているDSHのレベルに相当するからです。ドイツで留学することはできても、果たして学べるかどうかという点について考えてみるとドイツ語の能力が極めて重要な要因となるからです。留学はできても授業は分からないとなると留学の意義が無念ながら失われてしまいます。私の見解になりますが、このような事態を防ぐためにDSH・TestDaFが存在し、ドイツ語を学ぶ土台を作ることが求められていると思います。また、1~2年程度の交換・認定留学生であれば、ドイツ語能力の向上に加えて、ゼミなどで学んだ専門的な知識(自分が何を勉強したいのか、そのテーマ)が求められていると考えています。


旅行したゴスラー(Goslar)の街並み
 個人的な経験ですが、私は大学から初めてドイツ語を学び、2年時(教職等の授業があり、十分な準備ができなかったのですが)にTestDaFの勉強をしました。率直に言って新しい語彙・問題数が多すぎて手に負えませんでした。3年時の今は、Goethe-Zertifikat C1の勉強をしています。

 ここで述べておきたいことは、留学に必要だから留学向けのドイツ語のTestDaFの勉強をすることは、留学の準備に最も良く、また個人に合うあるいは合わない(私にとってはとても難しかった)などにもよると思いますが、自分のドイツ語のレベルに沿った勉強が必要であると感じました。すなわち、ZD(B1)を取得したら、B2へ、それからC1へといったステップを踏まえた方がより勉強しやすいのではないかと思います。

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Sommersemester 2008 bis Wintersemester 2008/09 呉屋 花織さんからの中間報告
 私は2008年4月からデュースブルク大学に留学しています。大学4年の4月からの留学ということで、私の中ではこの1年が大学最後の年になると決意して来ました。卒業単位はもちろん足りていないので、ここで全ての単位を取ることを目標に頑張っています。

生活
 夏学期が始まる1ヶ月前、3月にドイツに到着し、入学までの手続きを終えました。一人ではとても大変だったろう手続きも、先に留学していた先輩から助けてもらったり、獨協大学で知り合ったドイツ人学生に手伝ってもらったりして、問題なく終えました。こういう手続きは、一人で無理せずに誰か知り合いのドイツ人に手助けしてもらったほうがいいと思いました。なぜなら、外国人一人で行くよりも、ドイツ人と一緒に行った方が役所の方がスムーズに手続きしてくれるからです。また、一つでも書類が足りないと何度も足を運ぶ羽目になりますが、FAXなどで対応してもらえる可能性も広がります。

 住まいはアパートで一人暮らしをしています。普通の留学生であれば大学の寮に入るところを、無理を言って大学に近いアパートを借りました。元々、一番大学に近い寮に入る予定でしたが、6人部屋しか空いてないと言われ、個人的に無理だったのでやめました。きっと寮生活のほうが友人を作りやすいし、楽しそうだと思いましたが、アパート暮らしでも友人はでき、気楽に生活しています。また住んでいるのはデュースブルクの隣にある、ミュールハイム( Mülheim an der Ruhr) です。小さいですが、近くにはルール川が通っていて、静かで景色がきれいな街です。

大学生活
 私はドイツ語学科3類選択なので、まず興味があったEUやヨーロッパの政治・経済に関するゼミを探しました。ドイツの大学のゼミは日本とは少し形が違い、規模が小さい講義のようでした。日本では1年間一つのゼミに所属し、仲間の輪を作るようなところでしたが、ドイツでは特にそういう雰囲気はなく、単位に必要なゼミにいくつか参加し、日本でもやるようにプレゼンと課題レポートを提出して終える感じでした。

 今学期はまず3つのゼミを選びました。

・Deutsch-Deutsche Beziehungen(Seminar)
このゼミでは、戦後からドイツ統一までの東西ドイツについて、連合軍側の立場やどのようにして再統一できたのかについて学びます。

・Die Gemeinsame Außen- und Sicherheitspolitik der EU(Hauptseminar)
このゼミではEUの外交政治と安全保障政治に関して学びます。特に現在のEUの様子について講義を受けました。

・Lebenslagen in der Wohlfahrtsgesellschaft(Seminar)
このゼミではドイツの社会保障制度や格差社会に関して学びます。

しかし、ドイツのゼミの内容の濃さには手も足も出ませんでした。日本では日本語しかありませんので、資料も限られてきますが、ドイツの歴史なのだから資料は限り無し、その上フランス語や英語の資料まで飛び出してくるのでなす術もありませんでした。ですが、基本的な知識が少しでもあれば、今何に関して講義を受けているのかや、色々な専門語はドイツ語で調べておけば、少しは授業を楽しめると実感しました。このゼミ、どんどん人が減り最後は5人になっていました。そのおかげで、いつも内容はとても濃く苦労しました。

 EUに関するゼミでは、とにかく先生が話し、主な資料は一切なし、一体今日は何について講義を受けるのか、当日になるまでわからないようなゼミでした。それでも現在のEUに関する様々な事柄に関して講義され、ゼミの学生もひっきりなしに先生に質問して討論していました。雰囲気が良く、来期の内容にも興味があるので来学期もこの先生のゼミを取ろうと考えています。

 ドイツの社会保障に関するゼミでは、本当に眠くなりました。辞書に載っていても日本語で理解できないような統計用語ばかり、毎回スライドに映される統計資料、数字ばかりで本当に参りました。さらに、グループ発表と毎回課される100P単位の資料に関するミニレポートを提出しなくてはいけなく(全部のなかから5回の提出ですが)、その資料もさっぱり意味不明で涙が出るほどでした。グループ発表は学生が一緒に手伝ってくれて、無事発表することができました。

ドイツ語の語学学校
 ドイツ語に関しては、初めは大学の語学コースへ行っていました。私は全ての授業(ゼミも含む)をキャンパスデュースブルクで取っていたので、キャンパスエッセン(歴史や語学系のキャンパス)に比べるとレベルや内容が少ないことや、授業の質に関して疑問を持ち、自分でデュッセルドルフにある語学学校へ通うことにしました。その語学学校には日本人が多く通っていますが、丁寧な授業で先生方も親しみやすく、今も継続して通っています。

アルバイト
 ドイツに来る前にインターネットでアルバイトの広告を見つけ、ドイツの大学が始まる前の1週間、デュッセルドルフのメッセでアルバイトをしました。それは大型機械や精密機械の展示会で、私はある日本企業でお客様の接待(普通のウェイトレス)として働きました。一応簡単なドイツ語の通訳という仕事内容もありましたが、それに関してはほとんどなく、日本食を提供する際に少し食べ方の説明などをしました。また将来ドイツで働きたいと話していたら、他の日本の会社の方に紹介していただけるなどの機会を与えてもらい、とても充実したアルバイトになりました。それから大学で日本の経済に関して研究している大学院生の下で、日本企業に電話でアンケートをとるという仕事もしました。この仕事は大体2週間くらいでしたが、会社に電話をかけるという普段なら絶対しないことをさせてもらい、いい社会勉強となりました。

まとめ
アパート暮らしにしたおかげでお金の出費は増えました。家賃に光熱費、インターネット代。しかし、小さいアパートで大家さんが隣に住んでおり、何か困ったことがあると丁寧に対応してくれ、人生で初めて庭の芝刈りも体験しました(契約にあるので)。ただ市内から離れているので交通の便がよくないのが難点です。この半年はドイツに来たことで安心し、のんびりと生活していました。これまでも何度かドイツに来たことがあったので大抵のことには驚きませんでしたが、気まぐれな天候にはまだ慣れません。

 夏休みは2つの課題レポートを仕上げなくてはいけないので特に大きな予定はまだありません。できればドイツ内を少し回り、パリかアムステルダムあたりを旅行したいと考えています。

 冬学期では残りの単位のために2つのゼミを履修する計画です。また興味のある授業をとりたいです。

 最後に、これから留学予定の人への小さなアドバイスですが、獨協大学へ留学しに来ているドイツ人学生と交流しておくことは、こちらへ来てからも大きな助けになってくれると思います。異国に少しでも知り合いがいるということはとても心の支えになると思いますので、積極的に頑張って欲しいと思います。

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Sommersemester 2006 bis Wintersemester 2006/2007 寺澤 大さんからの中間報告
各種手続きについて
3月にドレスデンでの事前研修を終えて、4月にデュースブルクへと引っ越し、4月から現在まで学生寮であるKammerstrasseに住んでいます。住居形式は3人でのキッチン、バスルーム共用のWGです。
住居人は私のほかにドイツ人、ブルガリア人でなんの問題もなく、楽しく過ごしています。
入寮にあたっては、日本にいる時点で寮が決まり、メールやファックスを使って契約しました。いざ現地に着くと、その足で寮の中にある管理人室へ行き、そのまま住居受け渡しのサインをして入居しました。
寮での手続きは比較的に簡単にできると思います。事前にメールなどをしっかりとチェックしていればまず問題ないと思います。

次に保険の登録ですが、私はAOKに登録しました。ほとんどの学生がAOKを利用していると思います。
この手続きも入学許可証、パスポートがあればすぐにできるのであまり問題ではありませんでした。

続いて学籍登録に行ったのですが、ここでは何度行っても「私の入学許可証が入学許可証ではない」、「成績証明書が届いていない」とのことを言われ登録がなかなかできませんでした。ドイツ人の友人や半年前からいる交換留学生に助けてもらいなんとか登録することが出来ましたが、獨協とデュースブルク間での情報交換がうまくいってないのかと思います。

ドイツでは担当者が変わると、まったくもって状況が変わりますが、たとえそうだとしてももう少ししっかりとしたサポート状況を作っていかないとまずいのではないかと感じました。

大学側の手続きと平行して、住民登録、ビザ取得の手続きも行いました。外国人登録局に行くのですが、まず電話で予約をとり、その後住民登録を行い、その後約1ヶ月後にビザを取得することができました。ここでの対応は本当にひどいもので、ドイツ語がつたないと相手もしてもらえない状況でした。

住民登録が済むと、銀行を開口することができるのでSPARKASSEで口座を開けました。口座を開け、その口座をAOK、そして管理人に報告すると、その口座から毎月の支払いが自動引き落としになるのでそこで一通りの手続きが終了です。来てすぐにこれだけの手続きをするのは大変でしたが、いい経験になりました。事前にしっかりとドイツ語での対応を準備したほうがいいと思いました。

授業について
4月から大学が始まったのですが、前期は主に大学で併設している語学コースに力を入れていました。週に4回ほどの語学コースと、そのほかにドイツ文学の講義、映画学のプロゼミナール、東アジア学科の日本政治と宗教についてのゼミを受講していましたが、理解することが難しく、単位をとることはできませんでした。

現在は外国人向けの論文の書き方、そしてプレゼンの授業、メディアとしての文学、中世文学などの講義をとっています。授業は日本とは違った雰囲気でとてもいい勉強になっています。

授業と平行して、日本語を学んでいる学生とのタンデムをしています。お互いの言語のわからないところを教えあったり、何かのテーマについて話し合ったりと、実際に使われているドイツ語というものがよくわかり、とても貴重な時間です。辞書には同じような意味で載っている単語も実際に使ってみると、しっかりとした使い分けがあり、そういった自分ひとりの勉強ではわからない部分が見えてくるので、タンデムの時間は私にとって非常に重要な役割を占めています。

夏休みについて
夏休みは7月中旬から10月中旬までの約3ヶ月間でした。最初の1ヶ月はイタリア・スペインなど近隣のヨーロッパやドイツ国内を旅行しました。そして残り2ヶ月間はデュッセルドルフにある語学学校に通っていました。

生活について
初めて親元を離れたということもあり、最初は自炊や洗濯などの家事をするのにも多くの失敗をしていましたが、現在ではすっかりとこっちの生活にも慣れ、快適に暮らしています。ドイツではたいていのお店が週末に閉まるので、それまでに生活用品をそろえておかないといけません。またキッチンやトイレは共同なので、掃除当番などを同居人と話し合って決め、全員が快適に暮らせるようみんなが協力しています。

 基本的に平日は昼食を学食で食べ、夜は自炊というサイクルで生活しています。週末には友達とお酒を飲みに行ったり、パーティーに行ったりなどとリラックスした時間を過ごしています。

 以上が私の中間報告になります。大きなトラブルもなく充実した留学生活を過ごせていると思います。

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