ヴェルナーゼミ
Guten Tag!!
ヴェルナーゼミへようこそ
(伊豆での夏合宿 2007年)
みなさんは外国語を学んでいて、こうした疑問をもったことがありますか?
例えば、どうしたらもっと効果的に外国語を習得できるのだろうか、モティヴェーションや学習環境は習得の効果と関係があるのだろうか、教科書やメディアにはどんな役割があり、なぜ文法を学ぶ必要があるのだろうか、また効果的に教えるためには特別な条件があるのだろうか・・・
(猫も飛び入り参加 伊豆合宿)
こうした疑問を理論的に、かつ実践をふまえながら研究しているのが私たちヴェルナーゼミです。私たちのゼミでは、主に外国語の習得とその教授法について研究しています。外国語の習得には様々な要因が関わっており、研究を重ねるほどにその面白さに引き込まれ、また自分の学習にも役立てることができます。もちろん自らの学習、教授経験も大切な資料なので、授業中にも様々な体験談が飛び出します。
前期は入門としてグループでの話し合いなどを交えながら論文にふれ、主要な教授法について学んだり授業の分析を行ったりします。また時には学生がドイツ語の模擬授業を行い、実践について意見を出し合うこともあります。そして後期はそれぞれが興味をもったテーマについて、個人で研究し発表をします。研究テーマは早期の言語教育に関してや、効果的な語彙習得について、また授業におけるコンピューターの有効性など多岐にわたります。
授業や発表はほとんどがドイツ語で行われます!最初は難しく感じるかもしれませんが、先生はゆっくりはっきりと話してくれるので聞き取りやすく、とても勉強になります。まるでドイツにいるような気分も味わえます。また最後にはドイツ語での論文作成という大きな課題がありますが、先生が強力にサポートしてくれるので問題ありません。やり終えたときには自信とたくさんの語彙がついてきます!
私たちのゼミでは、一人ひとりが主役です。活発でいて和やかな雰囲気、何でも話し合える気軽さがヴェルナー先生とゼミのとてもいいところです。
興味のある方はぜひゼミ見学へ!ヴェルナーゼミの暖かさを肌で感じてくださいね。

Frau
Werner
mit
einem Licht in der Dunkelheit
鬼怒川での夏合宿2006年
WernerゼミのHPはこちら
柿沼義孝ゼミ
今年は大変暑い夏でしたが、柿沼ゼミではその暑さが峠を越したころの9月中旬、山梨県、石和温泉でゼミ合宿を行いました。ゼミの総勢は15名ですが、今回の合宿に参加したのは7名で、「ちょっとさびしい・・・」という声もありましたが、楽しい3日間でした。
![ゼミ 田中 3[1].JPG](files/page3_4.jpg)
メインテーマは、「ドイツ語と日本語の語彙に表れた文化」について。日本語の「お休み」はドイツ語ではどう表現されるか、ドイツ語の
„Urlaub“
„Ferien“ はどのような「お休み」なのか。「山」はいつでも、どこでも
„Berg“
と訳せるのか、などと、いろいろな語彙を考え、議論しながら日本語とドイツ語の語感を養っていこうというのが、このゼミなのです。
さて、ドイツ語だけではなく、日本語のセンスを磨くことも大切です。今回の合宿では、文化庁の国語世論調査の『浸透する若者言葉、誤解目立つ慣用句』も検討しました。「熱にうかされる」か「熱にうなされる」か。また、「流れに棹さす」は「傾向に乗って,勢いを増す行為をすること」か「傾向に逆らって,勢いを失わせる行為をすること」か。このような日ごろ耳にする言い回しなどもこのゼミのテーマなのです。
勉強をして疲れたら、美味しいワインなどを飲みながら、またまた、別のいろいろなテーマで盛り上がります。今回はワイン工場を見学し、ついでに少し試飲もしました。
秋学期が始まりましたが、秋の夜長、ドイツ語と日本語の世界を楽しんでみませんか。
矢羽々ゼミ
矢羽々ゼミ「恋愛詩」
私たちのゼミでは毎年ドイツの詩について研究しています。今年度のテーマは「恋愛詩」。
みなさんは恋愛というとどういうイメージを思い浮かべるでしょうか。楽しい恋愛、悲しい恋愛、いろいろあると思います。男女関係の考え方や結婚の在り方について、私たちが現在当たり前だと思っていることは、実は時代背景や文化、身分によって変化してきました。詩をとおして主に時代ごとの恋愛事情や恋愛観を比較し、お互いの意見を交換しています。またそこから見える人々の暮らしや習慣、文学との関わりなどもとても興味深いですよ。
春学期は最初に詩の基礎知識をみんなで勉強し、それから一人または二人ずつ研究内容を発表しました。テーマを下に挙げておきます。
- 詩とは?(生活の中の詩)
- 声とは?リズムとは?
- 韻律のお話
- 詩と音楽1(椎名林檎:ギブス)
- 詩と音楽2(RADWINPS:最大公約数)
- 詩と音楽3(Goethe:Erlkönig 魔王)
- 詩のありかた1(詩のボクシング)
- 詩のありかた2(具象詩)
- 日本人の恋愛の歌1(古代~近世 和歌中心)
- 日本人の恋愛の歌2(近代~現代 明治以降)
- 愛の歴史1(中世の吟遊詩人)
- 愛の歴史2(ゲーテ 『若きウェルテルの悩み』)
秋学期は一人ずつ、自分が興味をもった作品や作者について発表していく予定です。夏休みにはゼミ合宿を計画中。10月には「詩のボクシング」という詩の大会があるので、それをみんなで観覧しに行きます。詩と聞くと堅苦しく難しいイメージがあると思いますが、全くそんなことありません。最初に基礎知識をしっかりと学びますし、わからない時や研究に行き詰ったりした時は、我らが矢羽々先生がやさしく教えてくれます。ゼミ中でははっとする質問が出たり、関係あるようなないような話が飛び交ったり、みんなでう~んと考え込んだりして毎回楽しく授業を受けています。とてもアットホームですがやる時はやります!

青山愛香ゼミ
2010年度前期の青山ゼミでは、授業は三段構成になっています。授業の冒頭では、まずゼミ生が自分で選んだ、現在東京ならびに近県で開催中の展覧会の紹介を行います。その後に作品の個別研究発表が続きます。前期のゼミの課題図書は、越宏一著『ヨーロッパ中世美術講義』(2001年、岩波書店)ですが、この著書の第一講「中世美術の特質」の中で扱われている作品について、二名のゼミ生が調べ、パワーポイントを使って発表します。今期は下記の作品が発表対象となっています:
1『オットー三世の福音書』 ミュンヘン、バイエルン国立図書館所蔵

2サモトラケの二ケ パリ、ルーヴル美術館所蔵
3シャルトルの大聖堂
4アテネのアテネ・二ケ神殿
5ランスの大聖堂
6『ザンクト・ガレンの福音書』
ザンクト・ガレン修道院図書館所蔵
7アミアンの大聖堂
8『タラ・ブローチ』
ダブリン、アイルランド国立博物館所蔵
9『リンデスファーンの書』
ロンドン、大英博物館所蔵
10『ファルネーゼのアトラス』
ナポリ、考古学博物館
11『アラテア写本』
レイデン大学図書館所蔵
12『ヴィラール・ド・オンヌクールの素描帳』
パリ国立図書館所蔵
これらはいずれも西欧の古代ならびに中世美術を知る上で、極めて重要な作品です。そして最後に、これらの作品研究発表の後に全員で課題図書を精読し、教員が解説して90分が終わりです。後期になると、ゼミ生各人が自分で選んだ作品の研究発表に入ります。
今年の6月6日(日)はゼミの遠足日で、全員で横浜美術館で「ポンペイ展」を見た後に、一緒にご飯を食べる予定です!
写真(上):―サモトラケの二ケ―(パリ、ルーヴル美術館)

〜ポンペイ展に行ってきました〜

『ヨーロッパ中世美術講義』(岩波セミナーブックス)
著者 :越宏一
出版社:岩波書店(2001/11)
◆2007年度◆
青山愛香ゼミ 「西洋美術史」
このゼミでは西洋美術史を学んでいます。2007年春学期は「芸術家と旅」と題して、ドイツの画家アルブレヒト・デューラー(1471-1528年)、デンマークの彫刻家トアヴァルトセン(1770-1844年)からスペインの画家パブロ・ピカソ(1851-1973年)まで12名の芸術家を取り上げ、旅によって彼らの様式がどのように変化したかを具体的な作品に即して分析しました。

アルブレヒト・デューラー『阿呆船』(1492年)より
冬学期に入ってからはゼミ生が一人一人、自分が選んだ芸術家の作品研究を発表しています。これまでの発表をご紹介すると、
19世紀イギリスの作家オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』に挿絵をつけたイギリスの画家ビアズリーの作品と、フランスの画家ギュスターヴ・モローが描いた水彩画《サロメ》の比較分析、イタリア・ルネサンスを代表するボッティチェルリの《春》と《ヴィーナスの誕生》の図像分析、17世紀オランダの巨匠レンブラントの若き《自画像》11点と明暗表現について、ドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒの《海辺に佇む僧侶》研究、そしてウィーンの現代美術作家ヘルマン・ニッチュの芸術論と続いています。
ゼミ生は大学に入るまでドイツ語も美術も学んだことがありません。それでも3年生からゼミに入り研究発表とゼミレポートを重ねることで、4年生の冬学期頃には驚くほど作品の見方が深まっていきます。ゼミで美術館見学をすることも多く、今年の夏休みは鎌倉近代美術館に行き、その帰り道に江ノ島で船に乗ってみんなで夏の終わりを楽しみました。受験生のみなさんの中で、芸術に興味がある方はいずれこのゼミへどうぞ。
木村佐千子ゼミ
木村佐千子ゼミ(テーマ:ドイツ語圏の音楽史)
今年度の木村ゼミでは、バロック音楽、古典派音楽が主なテーマです。春学期には『西洋音楽史
バロック』という文献を基に、バロック期の音楽の楽器、作曲家、演奏方法などを詳しく調べ、秋学期は、古典派音楽の3巨匠であるハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの曲を個人で深く考察し発表しました。(しております。)

発表では曲を聴きながら、楽譜を見て曲の特徴をつかんだり、DVDを利用して耳だけでなく目からも音楽の雰囲気を感じ取ったりというような方法をとっております。
発表後には様々な質問や意見が飛び交い、全員が意見を言うといったスタイルなので同じ曲でも感じ方、考え方は十人十色です。
毎回笑いが絶えず、とても仲が良いゼミです。笑いが絶えないと言いましても、話を聞くときは聞く、音楽を聴くときは聴く、言うときは言う、笑うときは笑う、と切り替えを巧みに行っているというのがこのゼミの素晴らしい点とも言えます。
このゼミは個人を尊重したゼミなのでゼミを指揮するのは全てゼミ生で、先生は皆のサポート役といった存在です。
最後に先生の紹介を、先生の名前を使いあいうえお作文で行ってみたいと思います。
「き」 綺麗な黒髪ストレート
「む」 息子も可愛いく
「ら」 ラブリーな笑顔
「さ」 颯爽と風を切りながら自転車をこぎ
「ち」 ちょっと物静かだけど秘めているものは無限大
「こ」 こんな素敵な先生のゼミは世界に一つ!!
(2007年度ゼミ生合作)
工藤達也ゼミ
工藤達也ゼミ紹介
まずゼミ室に入ると、まるでそこは寂れた酒場にある一軒の飲み屋に似た「しぶい」雰囲気が漂う。毎週ゼミの時間になると、決して多くはない数のゼミ生たちが常連客のようにぽつりぽつりと座っている。ゼミのテーマが批評理論というせいだけあってか、アカデミックな影が、秋ともなると、さらに色濃くゼミ室にさす・・・。うーん、やはり「しぶい」。
しかし、最近は、意外と注文に哲学・思想の発表が多いのはなぜだろう—。いや、これまじで疑問。これは発表者も、聞く方も教師も難儀するものだが、学問の精髄を探ろうという期待と傾向が強いのはよしとして、これは21世紀の珍現象ではなかろうか?・・・考えてしまう。
さて今日はというと、「カントの批判理論について、やりまーすっ」、という発表者の屈託ない声。うっ、こいつは手強い発表になりそうだ・・・。レジュメが配られ、発表が一通り終わる。そして、沈黙がゼミ室を支配する。
「われわれは知識を共有できたであろうか?」と疑問を持つこの瞬間の沈黙—、これが私は一番こわい。そこで教師は学生を時には挑発し、そして発表者と互いに模索しながらたどたどしく説明を開始する。教師の額から汗が流れ、つばが飛び、チョークが折れる。そして終業のチャイムが鳴るころには、すでに喉がからから、疲労困憊だ。そして、最後に一言「来週の発表は誰?」。「私でーす、アドルノについてやりまーすっ」、ひーっ。次はアドルノっすかぁ、こりゃまた手強い・・・。
まあこんなのが、ある日のゼミの一光景ですが、要はゼミでは原則、毎週常連(=学生)の皆さんの自由な発表に工藤がコメントを加える形態をとっています。哲学・思想関係だけではなく、前はウイリアム・モリスとその影響(アール・ヌヴォー、ユーゲント・シュティールなど)を調べてもらったこともあったし、『戦艦ポチョムキン』などの古典的映画を鑑賞したこともあった。建築でも写真でも興味があったら、まぁ敷居は高くないから気楽にゼミをのぞきにいらっしゃい。そりゃもう難しい話題も簡単な話題も歓迎しますよ。学生=常連さんといっても毎回は参加しないのもいて困ったものですが、しかしまあ、そんな「いやみ」はぬきにして、とにかく新歓コンパは明るいお好み焼き屋さん(予定)で、みんな盛り上がりましょう!
ちなみに写真は上がカント、下がアドルノ。ねっ、やっぱ「しぶい」でしょ。
バイスヴェンガーゼミ
こんにちは!Guten Tag!!
私たちはバイスヴェンガーゼミのゼミ生です。
私たちは、主に18~19世紀のクラシック音楽を専門に勉強しています。ドイツ語圏の音楽に限らず、イタリアやフランスの音楽など、幅広く取り扱っています。ゼミの形式としては、まず1つのテーマにゼミ生全員が取り組んで知識を深め、その後の発表では、ある作曲家の作品について個人あるいはグループで発表します。

授業はドイツ語学科ならではのほとんどオールドイツ語!発表は主にドイツ語で、時々日本語も用います。授業中にドイツ語を学ぶ機会が自然に得られます。
過去のゼミのテーマとしては、„Musik
und Fest”(音楽と祝祭)、„Musik
und Natur”(音楽と自然)などが挙げられますが、今年度は„Musik
und Musikerleben”(音楽と作曲家の生活)についても学びました。なぜ作曲家がその作品を作ったのかを、作曲家の人生と照らし合わせて研究しました。取り上げた作曲家は、ハイドン、ベートーヴェン、シューマンなどです。
昨年度は「Musik
und Reise」(音楽と旅)というテーマでゼミが行われました。作曲家が旅で見た風景や、旅に使った移動の手段などを曲に反映させているということを研究しました。対象になった作曲家は、メンデルスゾーン、バッハ、リスト、シューベルトなどです。
音楽が好きなあなた!
私たちと一緒に勉強しましょう!
山本淳ゼミ
20世紀前半のドイツ文化
文学や思想、演劇、美術、建築、音楽、さらに映画やラジオなど、多方面の文化領域にわたり、さまざまな問題と可能性がせめぎ合った20世紀前半のドイツ。私たちはこの時代の文化に、現代大衆文化のひとつのプロトタイプを見ることができます。私たちのゼミでは、20世紀前半のドイツ文化に対し、その姿を捉え直すための様々なアプローチを試みると同時に、その作業を通して、現代文化が抱える問題とそれが持つ可能性について考察していきます。
この時代のドイツの文化状況は、政治や社会の状況と同様、新旧さまざまな動きのせめぎ合いの中にありました。その不定のアンビヴァレントな運動の諸傾向は、テクノロジーの進歩と大衆社会の進展の中、さまざまな問題と可能性をはらみながら、次第にナチズムという全体主義的一元化・画一化の過程に呑み込まれていきます。
無論、現代の文化状況がその当時の文化状況と同じということはありませんが、時代の中で感じる閉塞感、テクノロジーの進歩と大衆社会が抱える問題という点で、そこにアナロジカルな要素を見ることができます。この時代の文化が抱える問題を考えることは、現代文化が抱える問題を考えることにつながっていきます。
春学期は、統一テーマを決めて共同作業を行います。小テーマごとにグループに分かれ、分担して研究・発表・討論を進めていきましょう。これまでに扱った統一テーマは「ドイツ表現主義」「バウハウス」「ヒトラーと退廃芸術」などですが、どのテーマを選ぶかについては、あらかじめみなさんと話し合いたいと思います。秋学期は、各自が自分の関心に合ったテーマを設定し、研究・発表・討論を行います。履修者全員、ゼミ論または卒論という形で1年間の成果をまとめます。
合宿は、夏・春の2回行う予定(春は例年、山路先生、渡部先生、矢羽々先生のゼミと、文学・文化をテーマとした合同ゼミ合宿を実施しています)。また授業外でも、懇親を兼ねしばしば一緒に美術展や演劇等に出かけています。
さまざまなタイプのメンバーが集まり、いつもゼミの雰囲気はとても楽しくなごやか。みんなまじめだけれど、けっして堅苦しくはありません(どちらかというとのんびり屋の教師を、ゼミ生のみなさんが、しっかりひっぱっていってくれています?)。
![yamamoto-seminar[1]picture.BMP](files/page3_14.jpg)
もしよろしければ、ぜひ私たちのゼミに参加しませんか?
渡部重美ゼミ
春学期はゼミ生が6つの小グループに分かれて、グループごとに1つの文献を担当し、その内容を6つのポイントに沿って要約・発表することを中心に進行しました。そして最終回には、上記6つのポイントについて、各文献における記述の違いを比較検討しました。
例えば、なぜ魔女狩りが起きたのか、つまり、魔女狩りの起源についても、文献によって記述がかなり異なっていました。ある文献では、魔女狩りは教会が自らの権威を保つために起こした現象である、という見解が示されている一方で、他の文献では、それは民衆の間にもともとあった魔女に関する噂・信仰から発展したものである、と書かれています。
このように、いろいろな見解を比較・検討しながら、歴史上の魔女狩り・魔女裁判について批判的に検証するのが、春学期のゼミの内容でした。

(ハルツ地方シールケの町で買った魔女の人形です!)
秋学期は、春学期に得た知識をもとにして、
1)グリム童話と「魔女」―グリム童話に出てくる「魔女」、あるいは、グリム童話書き換えの過程で「魔女」化していく女性登場人物について―、
2)文学作品化、あるいは映像化された「魔女」―例えば、シェークスピアの『マクベス』などを始めとして、古今東西の文学作品、映画などに登場する「魔女」のイメージ分析などをしてみる、
3)ドイツの、いわゆる「魔女街道」にまつわるさまざまな伝説などを収集、分析、比較検討してみる、などといった方向へ展開して行く予定です。
テーマは残酷で暗いものではありますが、ゼミはさながら「ファミリー」のように明るく、和気あいあいとしています。各グループによる発表の後には質疑応答の時間もあり、さまざまな個性的な意見が飛び交いました。みなが互いの意見を尊重し、ゼミ自体はとてもいい雰囲気です。
春学期にゼミで取り扱った文献:
①森島恒雄『魔女狩り』岩波書店(岩波新書)、
②浜林正夫、井上正美『魔女狩り』教育社(教育社歴史新書)、
③ジャン-ミシェル・サルマン(池上俊一監修、富樫瓔子訳)『魔女狩り』創元社(「知の再発見」双書)、
④ジェフリ・スカール、ジョン・カロウ(小泉徹訳)『魔女狩り』岩波書店(ヨーロッパ史入門)、
⑤牟田和男『魔女裁判 魔術と民衆のドイツ史』吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)、
⑥イングリット・アーレント=シュルテ(野口芳子、小山真理子訳)『魔女にされた女性たち 近世初期ドイツにおける魔女裁判』勁草書房
(ゼミ生の大久保君が書いてくれた原稿に、渡部が若干加筆しました)
大串紀代子ゼミ
なにはともあれ、 http://www2.dokkyo.ac.jp/~gsemi001/をクリックしてください!
にぎやかな表紙でしょう?これ、長年の『継続努力』の結果です。
「どういうゼミか」、「いったい何を考えているのか」を知りたい方は、『ゼミ紹介』をクリックしてください。
「何をやっているのか」具体的内容を知りたい方は、『Analyse/分析』をクリックしてください。
TV-CMは、総合的な大衆文化作品です。私たちはそれぞれの時点でドイツ語圏で放映された作品を、すでに80点以上分析し、このHPで発表しています。
『Analyse/分析』ページには、企業名、商品名、図像、テーマなどが出ています。
ドイツ語も分かる方は、『Deutsch』をクリックしてください。
日本語のみ、の方は、『日本語』をクリックしてください。まず、図像つきでCM自体を紹介しています。
でも、ゼミの本当の狙いは、『Betrachtung/考察』部分です。
それぞれのCMから透けて見えてくる価値観、世界観、日独の文化比較、現代社会の諸問題などを見つめ、ゼミ時間中にディスカッションした結果をふまえて、問題点の明確な把握を試み、自分の視野を広
げ、再考をかさねた結果をゼミ員それぞれが「自分の言葉で、自分の考え」を発表しています。
ただし、HP画面の余裕が小さい、時間的制約がある、日本語とドイツ語両方で発表しなければならない、などの理由から、各自、ポイントを絞り、簡潔明瞭な短い表現にしています。
(ゼミ時間中はもっとたくさん、さまざまな問題点について議論しているんですよ!)
このHPができるだけ多くの方々に、身近なテレビやインターネットのCMに対しても、改めて考えるきっかけとなってくれれば幸いです。
なお、来年度ゼミ参加を希望する人は、ドイツ語のオリジナルCMを理解し、ゼミ時間中にディスカッションするだけでなく、このゼミHPにアップしないと、成績評価対象になりません。(O.K.)
飯嶋曜子ゼミ
飯嶋ゼミは、去年から始まったばかりの新しいゼミです。平成20年度は3年生・・・4人、4年生・・・1人で活動しています。上記の通り、私たちはEUと日本の環境問題や都市再生・地域再生事業を主な研究課題として取り組んでいます。
みなさんは「環境」という言葉から、どのようなことを連想するでしょうか?例えば、自然破壊、地球温暖化、公害、緑、二酸化炭素、バイオ燃料、ゴミ問題、水質汚染、大気汚染・・・といった言葉が最初に浮かぶと思います。しかしただ「環境」といっても、経済学からみる「環境」、政治学からみる「環境」、地理学からみる「環境」、法律学からみる「環境」、建築学からみる「環境」、生物学からみる「環境」等々、それぞれ違った角度から「環境」を捉えることで、見えてくるものも当然変わってきます。また、育児、福祉、税金、政界の汚職、格差社会問題、年金問題など、日々新聞で目にする問題や課題は、私たちの生活環境と密接に関係しています。つまり、私たちのすぐ周りにはさまざまな問題が山積みになっている訳です。
前期は、都市や農村の問題について論文を読み解くこと、そこからさらに批判点、疑問点を探し議論を進めていくことを目標に研究を進めてきました。それだけではなく、議論をしていくなかでしっかり論点を明確にし、論理的に自分たちの意見を述べていくことについても力を入れてきました。私たちはゼミでの議論のなかで「ロジック」をとても意識しています。ロジックは、文献を読み解いていく際に必要不可欠なものです。しかし、大学以前の教育課程で、私たちはあまりそれらを必要とされてきませんでした。高校生までの勉強から1ランクも2ランクもレベルUPをして、学問を紐解く面白さを身につけることも大学でできる勉強の醍醐味だと思います。 (ゼミ生代表 3年K.M.)
<<前期の研究テーマと発表内容>>
・ 地域環境再生と住みやすいまちづくり
・ 都市計画におけるパラダイムの転換
・ 自然との共生を目指して
・ 自然および農村環境の再生
・ Leipzig Charta zur nachhaltigen europäischen Stadt
・ 土建国家から福祉国家への転換
・ 「問題」を切り取る視点
・ 戸田ヶ原における自然再生事業
・ 欧州基金における都市の位置づけ
・ ランドスタットと東京
・ 都市からシティ・リージョン
・ EUレベルの環境政策と都市
・ 都市再生の日欧比較 ビルバオと北九州
<<前期の研究に使用した文献>>
・ 石弘之編(2002)『環境学の技法』東京大学出版会
・ 岡部明子(2003)『サステイナブルシティ EUの地域・環境戦略』学芸出版社
・ 寺岡俊一・西村幸夫編(2006)『地域再生の環境学』東京大学出版会
<<巡検>>
・丸の内地区都市再生事業
林部圭一ゼミ
興味のある事件、人物、問題を調べていくと、それらに関係の深い場所やゆかりの地についても知りたくなり、自分で現地に行って確かめてみたくなるでしょう。そうした史跡や現場や人物の足跡を調べるとともに、将来そこへ行ってみるための旅を企画する、そういうことをこの授業でやってもらおうと思っています。まず、参加者に最も関心のあるテーマについて調べてもらう。そしてそのゆかりの地への旅を考えてもらう。そして調べたこと、企画したことを授業で発表してもらいます。
最近の出席者たちが選んだテーマには次のようなものがあります。内容の説明は担当者本人に書いてもらいました。
*『ベルリンにおける外国人問題-トルコ人- 』
ドイツにおける外国人労働者をテーマにした。戦後の復興では労働力の鍵となっていた外国人労働者が現在では失業率の増加に伴って厄介者扱いされている。特に外国人労働者が多い都市ベルリンに焦点をあてた旅を計画した。旅はトルコ人が多い地区を訪れて、2世・3世のトルコ人のドイツ社会での現状を調査してくるという内容である。(F.N.)
*『ボーデン湖とコンスタンツ』
ボーデン湖を知っていますか??ドイツ・スイス・オーストリアの国境に位置する、丁度日本の琵琶湖と同じ位の大きさの湖です。 コンスタンツはドイツ側のボーデン湖畔最大の都市であり、私はこのゼミでボーデン湖とコンスタンツの関わりについて発表しています。人間の生活は、水との関わりが深いものです。調べれば調べるほど、ボーデン湖やコンスタンツの美しさの虜になっていきます!! (M.S.)
*『自転車によるヴェーザー川旅行計画 』
この世で最もエネルギー効率が良いと言われる自転車で、ドイツの美しい田園風景や町並みを満喫する旅を計画しました。
モットーは環境に優しく、財布に優しく、人に優しくです。(T.K.)
*『ドレスデン聖母教会 』
ザクセン州の州都ドレスデンに存在するプロテスタントのドレスデン聖母教会は1743年にゲオルク・ベーアという人物によって建てられた。後の第二次世界大戦において大空襲を受け、その後無惨な姿のまま放置されていたが、1989年ごろから復元を求める声が高まった。東西ドイツ統一後の1994年に復元工事が開始され、さまざまな問題を乗り越えて2005年10月に聖母教会は再び市民の前に姿を現した。旅の計画では、聖母教会のある旧市街地区などを訪ねる5泊7日の旅を考えた。(A.K.)
*『Freiburg 環境配慮型都市ツアー』
私がこのテーマを選んだのは、環境先進国と言われるドイツの中でも、特に取り組みや設備が充実しているフライブルクがどんな都市であるかに興味を持ったためです。
都市そのもののつくりや制度がすでに環境を配慮していることで、環境にやさしい暮らしをしやすい都市であるということを、このツアーによって実感できるよう考えました。(A.S.)
*『シュトゥットガルトを巡る』
ベンツやポルシェが本社を構える、ドイツを代表する工業都市でありながらも、葡萄の産地でもあり、全く違った2つの顔を持つ、シュトゥットガルト。
2006-2007シーズンのブンデスリーガを征したのも、記憶に新しい。
今、シュトゥットガルトが熱い。(I.E)
ほかに次のようなテーマもあります。
*『ノイシュヴァンシュタイン城への旅』
*『ライン河にふれる旅』
古田善文ゼミ
古田善文ゼミ「ウィーンの歴史と文化」
獨協大学外国語学部では、夏休みがあけ涼しくなってくる頃ぐらいから、二年生の間でつぎのような会話がよく聞こえてくるようになる。
「どこのゼミにするか決めた?」
「~先生のゼミにしようかなー。」
などである。この学部では、三年次より始まる「専門演習」に向けて、まずは数あるゼミの中から一つを選ばなければならない。
この選択はもちろん人それそれであるが、定員が決まっているため、選抜の結果、希望したゼミに必ず入れるという保証はない。そのため、希望ゼミに入れるか否かは、獨協生のその後の大学生活の大きな分かれ道となる。
・・ではそもそもゼミとはどういった集まりで、どういった活動をするのだろうか?
広辞苑によれば、ゼミ=ゼミナールの略とある。この単語はアルファベットにするとSeminar、いわゆる英語のセミナーである。しかし、日本ではドイツ語読みでゼミナール。ドイツ語学科生には親しみやすい名前なのである。

そろそろ本題である古田ゼミの紹介に移りたいと思う。
まず主なテーマはズバリ「ウィーンの歴史と文化」。部門はⅢ類である。その内容について、ドイツ語学科の2006年度版「演習の手引き」から引用してみると、
「ゼミでは古くから多様な民族と文化が交錯するする街ウィーンを対象に、この魅力あふれる中欧の古都の歴史を検討します。ゼミが扱うのは、ウィーンが政治・社会・文化的な大変動を経験しながら近代都市への転換をはたした時期、つまりハプスブルク帝国の末期にあたる19世紀末から、1918年の第一共和国の誕生を経て、さらにオーストリアがヒトラー・ドイツに併合される1938年頃までの50年間を予定しています。」
とある。
それでは先輩方が具体的にどういったテーマと格闘しているか、本年秋学期の事例を具体的に見てみよう。
「コーヒーの歴史とベルリンのカフェ」
「ビーダーマイヤー時代」
「ウィーン市長 カール・ルエーガー」
「サウンドオブミュージック♪♪」
「ナチ体制化の青少年」
「オーストリア継承戦争と七年戦争」
「第二次世界大戦後・冷戦時代の『中欧』」
「夢判断」
「パレスチナ問題とユダヤ人」
「アドルフ・ヒトラー」
「環境先進国・ドイツ~京都議定書達成に向けて」
「ウィーンにおけるユダヤ人迫害の歴史」
「ヴァルトハイム問題」
「ウィーン会議について」
など多様である。
オーストリアやウィーンにちなんだテーマを正面から扱うゼミ生がやはり多いが、なかにはゼミの共通テーマとはかけ離れた題材を研究対象にする者も少なくない。ちなみに紹介者自身のゼミでの発表のテーマは「フーリガンから見るスポーツと暴力」であった。もちろんウィーンのウの字も出てこない。それは先生の守備範囲の広さもあるが、やはり先生が愛するサッカーを裏テーマとしていることも関係しよう(ちなみに先生は知る人ぞ知る、ドイツブンデスリーガのボルシア・ドルトムントの熱狂的サポーターなのだ!)。
こういった多様なテーマについて、ゼミ生は、先生をまじえて討論をしながら知識を蓄え、視点を磨くことになる。そういった活動が主に教室で、時には中央棟五階の古田善文研究室で、松原団地駅前の「わたみん家」で、青山のブラジル料理屋で、有楽町のガード下で、ついにはウィーンその地で(?)繰り広げられるのである。
もし、古田ゼミに興味を持ったのであれば、思い切って中央棟五階、古田善文研究室を訪ねてみるといいかもしれない。きっと先生は、あなたの熱意あふれる質問に、真摯に答えてくれるはずである。
文責:ゼミ生代表
Y.A.
本多喜三郎ゼミ
このゼミではドイツ語圏の社会に関する事柄の中から各自が興味のあるテーマを選んで調査し、それを日本の場合と比較しながら考察します。その結果は各学期に1回20分~30分の研究発表で紹介され、その際の質問や討論の内容を参考にして学期終了後にレポートにまとめられます。学期初めの数回の演習は研究発表の準備期間としてドイツ語文献の購読演習に当てられます。2009年度春・秋学期のレポートのタイトルは以下の通りです。
春学期
1 マイカー放棄のまちづくり -フライブルクのフォーボー団地-
2 ドイツの福祉 -職業リハビリテーション-
3 ドイツと日本の失業給付
4 ドイツにおける環境政策 -教育による意識の違いとEEG法の戦略-
5 ドイツの移民 -日本・アメリカとの比較-
6 ドイツの子供教育
7 ドイツの極右思想
8 ブンデスリーガと社会の関わり
9 ドイツ人の働き方
10 ドイツのテレビ
11 ドイツと日本のビール事情
12 ドイツと日本の喫煙環境
秋学期
1 ドイツの福祉 -バリアフリーへの取り組み-
2 ドイツのブルーエンジェルマークとISO規格
3 ドイツのポップカルチャー
4 ドイツの兵役
5 ドイツの外交
6 ドイツと日本のギャンブルをめぐる環境
7 外国人選挙権
8 ドイツ鉄道 -JRと比較して-
9 水の日独比較
10 環境に配慮したドイツの都市計画
11 ドイツのアパートの探し方
