就職活動体験談とアドバイス



このページは1999年9月、
就職活動をほぼ終えた4年生の「就職活動報告会」の要旨を
当時3年生の有志がまとめました。

就職活動報告会について
実際には題目にとらわれることなく、就職活動を中心にお話を伺いました。



中山仁先輩のお話−公立中学校教員採用試験について

・試験についての情報を早めに集める。
試験の日程や内容は県ごとに異なっているので、インタ−ネットなどで早めに情報を集めることによって、より多くの試験を受けることができるようになるかもしれない。試験の傾向、対策も早めに練っておく必要がある。
・勉強は今から始めても早すぎることはない。
 2、3月に始めたのでは遅すぎる。採用試験は大学入試のようなものであるから、その点から考えても、それでは遅いことがわかるだろう。さらに、学生の場合、試験前の6月は教育実習が入ってしまうので、試験直前に勉強しようという甘い考えは通用しない。
・試験内容は広く、浅く。
 もともと、試験内容は広く、浅くであるのだが、平成14年の新課程移行にともないその内容も変化し、さらなる能力・知識が求められるようになる。Listeningの導入がその良い例である。一般教養の問題は中学のころの教科書が役に立つ。
Q&A
Q、情報集めはインタ−ネットと言っていましたが、どのようなペ−ジを検索したのですか?
A、群馬県の教育委員会のホ−ムペ−ジです。さっきも言ったように、県によって異なることが多いので、各県の教育委員会で調べると良いでしょう。
Q、私立と公立では試験は違うのでしょうか?
A、日程・内容・料金などいろいろ違います。それは私立学校の協会があると思うので、そちらで調べてください。

酒井理恵先輩のお話−採用試験・業界研究グル−プ・スク−ルインタ−

・私立学校の採用試験
自分は私立学校志望。私立の説明会が公立と重なってしまうこともあるので、日程をしっかりチェックしておくこと。
・勉強法は進研ゼミの通信講座。
・業界研究グル−プの主な活動。
 模擬授業を行ったり、学校見学に行ったりする。自分は獨協埼玉高校に授業風景と放課後を見に行った。
・スク−ルインタ−ンについて。
 来年は海外にスク−ルインタ−ンをしにいく予定。スク−ルインタ−ンは海外で日本語を使いながら、日本の文化を教える授業などをアシスタントの仕事をすることである。留学するよりも料金が安く、必要な英語力は英検2級程度でよい。英語力が低い場合は、あとからフォロ−してもらえる。
Q&A
Q、スク−ルインタ−ンの試験について教えてください。
A、試験は年4回行われます。内容は一般教養・英語能力・日本語と英語による面接です。先ほども言ったように、英検2級程度で良いので試験は突破できるでしょう。英語の面接では能力というよりも人柄を重視するのでリラックスして大丈夫です。
Q、アシスタントしかできないのですか?
A、基本的にはアシスタントです。どうしても授業を行いたい場合は自分から積極的に教案をもっていくことが必要です。

三木学先輩のお話−自分のバイト経験と就職活動

・3年間の塾のバイトを続けていた。
 塾は学校と社会との間に存在しているものだから、少し社会を経験することができた。
・就職活動について。
 自分は地元の茨城に的を絞って就職活動をしていた。就職活動は自分を売り込んでいく場であるので、自分のことを見つめ直すことのでき、自分の長所・短所をはっきりと理解できる。
・早めに自分の目標を決める。
 自分のやりたいことが早めに分かれば、しかっりとしたモチベ−ションをもって就職活動に取り組める。いろいろ企業を回るにしても、目標をもっているのと持っていないのでは気持ちの持ち様が変わってくるだろう。
Q&A
Q、地元で就職活動をするにあたり、気をつけることは何ですか?
A、勤務地には注意してください。本社が地元にあったとしても、配属先が異なる場所になってしまう場合があります。
Q、実際に試験を受けて大変だったことは何ですか?
A、理数系の企業で出題される数学は大変でした。これは文系大学に共通していえることですが、数学などの普段は授業で取り扱われない教科は、昔解くことのできた問題が解けなくなっています。SPIなどで練習を積んでおくことが必要です。

藤林雅子先輩のお話−面接に際して気をつけること

・機転を利かせる。
 面接では予想していなかった細かいことまで聞かれることがよくある。その時、黙り込んでしまうよりも、機転を利かせて答えたほうが良い。突拍子もないことを言うのではなく、相手を納得させるようなことを言わなければならないのはもちろんのことである。 ・地味な話でも掘り下げていく。
 一見地味に見える話でも、掘り下げていくことによって自分らしさをもった深い話にしていくことができる。これによって、自分をさらに見つめ直すこともできる。
・うそをつかない。
 絶対うそをついてはいけない。自分が脚色した事実に対する質問には答えられても、嘘をついたことには答えることができず、結局露呈してしまう。
・OB訪問について。
 OB訪問は企業に顔を売るために行くのではなく、説明会では聞けない真実の姿(デメリット)を聞くためのものである。企業は説明会では良いところしか言わないので、そこで働いているOBに生の声を聞くことは重要なことだ。
・適性検査では素直に答えよう。
 適性検査では少しでも良い人に見られるように嘘をついてしまうものであるが、問題が進むにつれ辻褄が合わなくなり嘘を露呈してしまう。結果には嘘の確率などもはっきりかかれているので素直に答えたほうが印象が良い。獨協のカウンセリングセンタ−には企業の検査に似た適性テストがあるので事前に受けておくと対策になる。
Q&A
Q、会社訪問はどのように行っていましたか?
A、説明会で企業訪問の日程を教えてくれるところもあれば、個人で問い合わせて聞かなければならないところもあります。どちらにしても、説明会には必ず参加し、積極性をもって訪問していくと良いでしょう。

小野利恵先輩のお話−就職活動の流れと面接について

・就職活動を学生生活の一部として捉える。
就職活動は企業説明会、エントリーシート、一次試験、二次試験に分かれ、長期に渡っている。就職活動だけに囚われるよりも、生活の一環として受け入れることが大切である。
・ストレス解消法を見つけることが大切である。
就職活動では精神的な負担が多くかかる。自分なりのストレス解消法を見つけておくことによって、安定した状態で試験あるいは面接に臨むことができる。
・他大学の学生からも情報を得る。
就職活動では、より多くの情報を得ることが必要である。試験会場は他大学の学生から情報を得ることのできる場である。特に、希望の業種が同じである場合には貴重な情報源となり得る。
・女子学生は特に女性の面接官には注意する。
女性の面接官は、男性に比べ異なった視点から目を光らせている。服装や髪型、歩き方などには細心の注意を払うことが必要である。
・就職課を利用すると良い。
就職課に何度か相談に行く間に、自分の担当の先生が決まってくる。その先生が就職活動に関する情報を流してくれるということがある。また、担当の先生に自己PRの添削を受けることで、気付かなかった長所や短所を発見することができる。
Q&A
Q、OB訪問の際、OBとの連絡はどのようにして取ればよいのでしょうか?
A、就職課に、ゼミ・サークル・部活動ごとにOB・OGの名簿があります。特に、府川ゼミはその歴史が長いので、自分の希望する職種のOBを見つけることができるでしょう。



熊谷慎先輩のお話−就職活動に関してすべきこと

・今、やっておくべきこと。
1、自分を売り込むことのできるものを大学時代に作っておく。
「大学時代に何をしたか」ということは、自分はどういう人間であって、これまでどういうことをしてきた、あるいはこれからの方向付けを自己主張することになる。
2、SPI対策をしておく。
特に、数学は文系の大学生には弱点になる。数学はやっておかなければ解くことはできない。文系私立大学向けといった内容のSPI対策の出版物もあるので、自分に合うと思うものを選び、一冊やってみると良い。
 就職活動において技術というものもあるが、そういうものは小手先のものですぐに覚えることができる。現在、必要なのは上記2点を実践しておくことだろう。
・募集について特に注意すべきこと。
大企業やマスコミは締切りが特に早い。4年生になったら終わっていたということもありえるので注意しておくのがよい。
・情報収集の仕方について。
現在、パソコンは「あると便利なもの」から「なくてはならないもの」になっている。パソコンを利用して情報収集することは有効な手段である。会社によっては合否ですらパソコンでのみ発表という形を取るところもある。
・マスコミに流されない。
早い時期に就職の決まった学生を「勝ち組」、それに対しての「負け組」とマスコミが呼ぶことがあるが、そんな言葉に惑わされず、自分のペースで活動を進めることが大切である。
Q&A
Q、企業に礼状を送るというのは本当ですか?
A、礼状はマナーであるので絶対に出すべき。文面は手書きのほうが誠意が伝わる。
Q、面接で「ゼミで何をしましたか?」と聞かれたときはどのように答えましたか?
A、先生が手引きで使っているような、認知文法を知らない人でも理解できる簡単な文で説明します。例えば、「どうしてああいえてこういえないの?」をテ−マに英文法を研究しましたなど。短くて分かりやすい例文を出してもよいと思います。

石井大輔先輩のお話−就職活動のコツ

・250社くらい資料請求し、50社ほど回った。
 自分が今何をしたいかをはっきりさせることは重要なことだが、最初から業界を選んでしまうのではなく、いろいろな企業を回ること。そうすれば、自分の選んだ企業のよし・悪しもはっきり見え、さらに、幅広い視野で就職活動することができる。
・就職課を活用する。
 就職課はその部門の専門家であるから、資料・情報もたくさん集まってくる。職員の方たちは細かい相談にものってくれ、一人で活動するよりも得るものは多い。
・面接には熱意と元気が大切である。
 口下手であっても、熱意と元気を前面に出していくこと。熱意と元気は積極性につながり、企業にも好印象となる。だからといって、はりきりすぎて、それを空回りさせてしまわないように周囲の状況をしっかり把握する。面接では、突っ込まれても対処できるように冷静さも必要だ。

高須睦美先輩のお話−旅行業界について

・自分は旅行業界に興味を持っている。
・資格について。
旅行業界では、経験が絶対に必要となっている。アルバイトを通じて経験を積み、専門職に必要な資格を得るという方法がある。
・アルバイトを通じて学ぶこと。
自分がこれまで描いてきた理想像をアルバイトによって実現してみると、実際に提供する側から職種を見ることができる。アルバイトを通じて短所や長所が理解でき、もう一度冷静になってその職業を見つめ直す良い機会となる。
・しっかり動機づけられているか。
自分がなぜ就職活動をする/しないということを明確にしておくことが大切である。しっかりとした動機づけがなされていない場合には、急ぐのではなく、自分に時間をじっくり与えて考えることも必要ではないか。
・就職活動に向けて
特に旅行業界では経験が必要なので、アルバイトを通じて自分の興味を確かめながら、現在経験を積んでいる途中である。将来について明確化されているのであれば、時間をかけてじっくり学ぶということは逃げではなく、決して無駄にはならない。
Q&A
Q、旅行業界では通訳ガイドのことをよく耳にします。他にも専門の職種はあると思うのですが、資格の取り方など分かれば教えてください。
A、普通、旅行は企画・手配などを一社で行うのですが、これを個人で行うのがガイドの仕事です。ただし、こういった職業は安定していないことがあり、不安要素になっています。通訳ガイドについて資格を取りたいのであれば、専門学校に通うことが方法の一つとして掲げられます。

松永紀行先輩のお話−4年間の大学生活とゼミ−

・4年間の大学生活におけるゼミの重要性
自分が何に興味を持ち、どのような態度で、何をしてきたのかということはすべてゼミの中で実現することが可能である。ゼミに対する姿勢から、自分がどんな人間であるのかということが分かってくる。それは、積極的に先生に接していく中で自分が見つけ出してきたものである。
・ ゼミにおける先生とは。
先生は学生の視点まで目線を下げて話してくれる。ゼミは学生と先生の相互作用で成り立っていくものだから、先生とコミュニケーションをとることは当然のことだ。自分から積極的に話をしに行こう。
・ 就職するかどうかは早めに決めた方が良い。
他の人達の話しからも分かるように、就職活動は早めにやっておいた方がいいものである。就職するかどうかの決断ができないと曖昧な気持ちのまま活動に臨んでしまう事になり良い成果を残す事はできない。自分の取る道をはっきりと早めに決めてしまうこと。