(春)

    統 語 論 〔火曜日・2時限〕

担当者

鈴 木 英 一  

講義目的、講義概要

授業計画

 

講義目的

英語の文がどのような語順と構造をもち,それが英語の音と意味との関連づけにどのような役割を果たしているかを考えることを目的とし,まず,英語の構造の一般的特徴を考察し,生成文法の研究成果を踏まえ,英語の重要な構文の特徴を検討する.

講義概要:

先ず,統語論が言語学の中で言語のどのような特徴をどのように説明するかを学習する.それを踏まえて,近年の言語研究とくに生成文法理論による統語研究の成果を踏まえて書かれた,さまざまな文に関する説明を取り上げる.具体的には,受動文,使役構文,転位文,存在文,疑問文,感嘆文,関係詞節,繰り上げ構文,否定文などに関する説明を学ぶ.この中で,英語の文の統語構造を説明する際にはどのようなことが必要になるかを考える.

 

1. 統語論とは何か

2. 文の基本的な特徴

3. 受動文:普遍性と多様性,統語分析と意味の問題

4. 使役構文:補部構造の二義性,補部のVP-shell分析

5. 語順と転位文:転位文と後置文, R-転位文と移動制約

6. 存在文: thereの特徴,意味上の主語,存在文の動詞

7. 疑問文:主語.助動詞の倒置,Wh移動の条件

8. 感嘆文

9. 関係詞節:定関係詞節と不定関係詞節,自由関係詞節

10. 補文構造と繰り上げ構文

11. 述語構造:統語構造上の特徴,叙述規則

12. 否定:否定の作用城否定の作用城と焦点

 

テキスト、参考文献

評価方法

テキスト: 斎藤武生・原口庄輔・鈴木英一(編)(1995) 『英文法への誘い』(開拓社)  参考書: 鈴木英一1990)『統語論』(開拓社).

出席状況,授業における平常点,期末試験の成績を総合して評価する.なお,単位の認定には授業回数の2/3以上の出席が必要とされる.

 

(秋)

    統 語 論 〔火曜日・2時限〕

担当者

鈴 木 英 一  

講義目的、講義概要

授業計画

 

講義目的

生成文法の目標と基本的な理論的枠組みを学習し,英語の統語構造に関する生成文法による分析を考察することによって,英語の統語論に関する知識を深める.

講義概要:

春学期における統語論の基本的な知識を踏まえて,秋学期では,生成文法理論による統語研究の概要を学ぶ.特に,生成文法理論は人間の言語能力の解明を目指すという点において認知科学である点を理解する.次に,具体的に生成文法理論の基本的な概念を学ぶ.具体的な統語分析に関しては,文の構成要素,構成要素間の構造的な関係,指示要素の束縛関係について学ぶ.これを踏まえて,英語の基本的な文構造,名詞句の移動によって派生される文,Wh要素の移動によって派生される文,さらに,名詞句やWh要素の移動を制約する条件について考える.

 

 

1. Generative Approach to Syntax

2. Fundamental Concepts of Generative Syntax (1)

3. Fundamental Concepts of Generative Syntax (2)

4. Elements of Sentence

5. Phrase Structure of Sentence

6. Structural Relations of Sentence Elements

7. Binding Relations

8. Theory of Basic Sentence Structures

9. NP-Movements

10. Conditions on NP-Movements

11. Wh-Movements

12. Conditions on Wh-Movements

テキスト、参考文献

評価方法

テキスト: Andrew Carnie (2002) Syntax : A Generative Introduction. Oxford: Blackwell. 参考書長谷川欣佑2004)『生成文法の方法』(研究社)

出席状況,授業における平常点,期末試験の成績を総合して評価する.なお,単位の認定には授業回数の2/3以上の出席が必要とされる.