(春)

    英語学文献研究a  〔木曜日・5時限〕

担当者

木 英   

講義目的、講義概要

授業計画

講義目的

英語の文構造が基本的に述語動詞によって決定されると考えると,動詞の特徴は文構造を考える上で重要であるので,英語の動詞がどのように用いられるかという問題を,自動詞・他動詞の交替,目的語の省略,前置詞の省略に関わる「交替」という現象を中心に検討する.

講義概要:

English Verb Classes and AlternationsIntroductionPart One “Alternations” pp.1-109)を使用して,先ず,「交替」という現象を母語話者の語彙知識と捉え,この現象にはどのようなものがあるかを,場所表現交替・他動性交替・中間態交替・動能交替・使役交替・起動交替を中心に概観する.次に,これを踏まえて,多くの例と簡潔な所見を参考にして,多種多様な交替形を検討する.さらに,一般的でない要素(例えば,時間・道具・場所・起点などを表す要素)が主語になっている構文や受動構文や存在文に生ずる動詞も考察する.

1. Lexical knowledge – locative alternation

2. Lexical knowledge – transitivity alternation

3. Lexical knowledge – middle (transitivity) alternation

4. Lexical knowledge – conative alternation

5. Lexical knowledge – causative/inchoative alternation

6. Middle, causative, causative/inchoative alternations

7. Conative & Preposition-drop alternations

8. Dative, benefactive, locative & creation alternations

9. Reciprocal & fulfilling alternations

10. “Oblique” (time, natural force, instrument, locative, source) subject & reflexive diathesis alternations

11. Passive and there existential constructions

12. Cognate object, reaction object, X’s way & resultative constructions

テキスト、参考文献

評価方法

テキスト: Levin (1993) English Verb Classes and Alternations.   University of Chicago Press. 参考書: 鈴木英一(1990)『統語論』(開拓社).

出席状況,授業における平常点,期末試験の成績を総合して評価する.なお,単位の認定には授業回数の2/3以上の出席が必要とされる.

 

(秋)

    英語学文献研究b  〔木曜日・5時限〕

担当者

木 英   

講義目的、講義概要

授業計画

講義目的

英語の動詞がどのように用いられるかという問題を,自動詞・他動詞の交替,目的語の省略,前置詞の省略に関わる「交替」という現象を中心に検討し,具体的に多くの動詞を挙げながら,交替という尺度で英語の動詞を分類し,それぞれの種類の動詞の統語的特徴を考察する.

講義概要:

English Verb Classes and AlternationsPart Two Verb Classes” pp.111-276)を使用して,先ず,「交替」現象に基づく動詞の特徴付けを行い,実際に広範囲な動詞が交替現象に基づく動詞型のいずれに分類され,どのような特徴を持つかという問題が検討される.例えば,配置動詞,除去動詞,送付・運搬動詞,所有変更動詞,保持動詞,接触動詞,結合・付加動詞,分離動詞,創造・変換動詞,心理動詞,探索動詞,伝達動詞,身体関係動詞,状態変更動詞,存在動詞,出現動詞,出現動詞,移動動詞,計測動詞,相動詞などを取り上げ,英語の動詞をほとんど網羅する.

1. put, funnel, pour, coil, spray/load, fill, butter, pocket類の動詞

2. remove類の動詞(remove, banish, clear, wipe, steal, cheat類)

3. send & carry類の動詞(send, slide, bring, take, carry, drive類)

4. push/pull, give, contribute, offer, provide, obtain類の動詞

5. learn, hold, keep, hide, throw, hit, poke, touch, cut類の動詞

6. mix, shake, tape, separate, split, differ, color, inscribe類の動詞

7. build, grow, prepare, create, turn, endanger, calve類の動詞

8. 目的格補語をとる動詞,知覚動詞,心理動詞,判断動詞

9. assess, search, investigate, correspond, marry, meet, ask, tell, whisper, cable, talk, say, complain, advise類の動詞

10. bark, eat, gobble, devour, dine, gorge, feed類の動詞

11. 身体に関わる動詞(hiccup等),身嗜みの動詞(dress等),kill類の動詞,放出動詞(spark, squeak等),destroy類の動詞

12. 状態変化動詞,存在の動詞,出現・消失の動詞,所在の動詞(lie等),移動動詞(go等),計測動詞(weigh等),相動詞(begin, complete等)

テキスト、参考文献

評価方法

テキスト: Levin (1993) English Verb Classes and Alternations. University of Chicago Press. 参考書: 鈴木英一・安井泉(1994)『動詞』(研究社).

出席状況,授業における平常点,期末試験の成績を総合して評価する.なお,単位の認定には授業回数の2/3以上の出席が必要とされる.