留学には「短期留学」と「長期留学」の2種類があります。
短期留学では、夏休み中約1ヶ月間、獨協大学と交換協定を結んでいる大学の語学研修コースなどへ通います。
長期留学には「交換留学」と、自ら勉強したい大学をみつけてくる「認定留学」の2種類があります。
留学先の大学で修得した単位は、獨協大学の単位として認められます。(交換留学を希望する場合は大学内で選抜試験があります)
そのほかに大学を休学して独自の留学やワーキングホリデーを体験する人たちもいます。

海外留学体験談

ウーロンゴン大学(オーストラリア/短期交換留学)篠木彩子

篠木彩子(2006年度英語学科4年)

留学場所
  University of Wollongong(オーストラリア)
留学期間
  2003年2月~2003年3月
  2005年4月~2006年3月
留学形式
  短期交換留学
  休学・長期ボランティア留学

私は大学1年生の春休みに大学からのウーロンゴン大学短期語学研修に参加しました。一年間大学で英語を勉強した後、自分の英語力が実際どれほどなのか試してみたいと思ったのが主な理由でした。ウーロンゴンは山と海に囲まれたとてもきれいで静かな街です。ウーロンゴン大学のカレッジでは最初にプレイスメントテストを行いレベルごとにクラス分けされます。獨協大学からの学生は同じようなレベルの人が多いので同じクラスに日本人が多くなってしまうことはよくありますが他の国籍の学生も多いので相手の為にも自分の英語の勉強の為にも、クラスではなるべく日本語を使わないように心掛けた方が良いと思います。授業はゲーム形式でコミュニケーションをしたりコンピューターラボでリスニングの練習をしたりと工夫もされていて楽しかったです。だいたい平日は学校に通い週末にはエクスカーションに出掛けたりホストファミリーと過ごしたりします。滞在形式はI-houseという大学の寮に2週間とホームスティが2週間(現在は寮が1週間とホームスティが3週間に変更されています)なので学校以外にも様々な国の留学生と交流することもできますしホームスティもとてもよい経験になると思います。私の場合、ホストシスターが高校で日本語を勉強していたので日本語を教えたりシスターの友達の誕生日パーティに一緒に出掛けたりと楽しい思い出がたくさんできました。

また、獨協大学からの語学研修の場合、プログラムの中にシドニーやブルーマウンテンズへのツアーなど様々なエクスカーションも含まれているのでオーストラリアの自然や文化を体験することもできます。アニマルパークではコアラと一緒に写真を撮ったりカンガルーに餌をあげたりとオーストラリアならではの動物を見たり、ホースライディング体験やアボリジニについてのお話を聞くことも出来ました。もちろんオーストラリアの文化を体験するだけではありません。研修の最後の方には、近くの小学校を訪問し子供達に日本の文化を教えるというプログラムもあります。予め幾つかのグループに分かれて準備をし、当日は順番にクラスを回って折り紙やゲームなどを子供達に教えます。見慣れない日本のゲームや折り紙に子供達はとても興奮していて賑やかですが、すごく喜んでくれるので私たちも本当に嬉しくて楽しかったです。私たちのツアーは一貫してオーストラリア人のPamが担当してくれていて、具合が悪くなった時や何か困ったことがあるときは親身になって助けてくれるので安心です。本当に頼もしくて、面白い人ですよ。

ウーロンゴン短期語学研修から約1年半後、私は Pamが来日し獨協大学を訪問した際に再会し、その後縁があってウーロンゴンに戻ってくることが出来ました。彼女が運営する「日本カルチャープログラム」のアシスタントとして、一年間オーストラリアで日本文化教師のボランティアをすることになったのです。このプログラムはNSW州内とACTの小学校や高校を訪問し日本文化の紹介をするというもので、茶道や書道、折り紙、ゲーム、盆踊りなどをたくさんの子供達に教えてきました。また日本語教師アシスタントとして近くの高校で日本語を教えることもあります。たくさんの生徒が日本や日本語に興味を持って一生懸命勉強しているのを見ると本当に嬉しくなり自分自身にとっても日本の文化や伝統を見つめ直す良い経験になったと思います。学校が休みのときはオーストラリア国内を回って旅行をしたりもしました。一年間オーストラリアで生活し、仕事や旅行を通して様々な人々に出会いましたがオーストラリアに人たちは本当に「フレンドリー」という言葉が似合います。親しみやすい、というだけでなく知らない人に対してもとても協力的で親切なのです。

よくオーストラリアの英語は訛っていて難しい、と言う話を耳にしますがそんなことはありません。むしろ、アメリカ英語より舌を巻かないで発音するので日本人には聞きやすいと思いますし、英語圏外からの留学生や移住者もたくさんいるのでノンネイティブの英語も聞き慣れているといわれています。それにオージーは日本人と同じで言葉を略すのが大好きですから面白い言い回しやスラングもいっぱい学べて楽しいと思います。この一年間で、以前の短期留学ではわからなかったオーストラリアの良さや魅力にたくさん気付くことが出来、今ではウーロンゴンは第2のホームタウンのように大好きです。

また帰国直前の2月、獨協大学のコーディネーターであり私のボスでもあるPamと一緒に今年度の獨協大学からの短期留学生を迎え入れました。ホームスティや海外は初めて、という学生も多くいましたがみんな限られた時間で多くのことを学び、成長し、最初の頃の不安がまるでなかったかのようにたくさんの素敵な思い出を作っていったように思えました。ホームスティや留学に不安はつき物ですが、それ以上に素敵な出会いや経験がたくさんあるはずです。今しか出来ないチャンスを逃さないよう興味があることにはどんどんチャレンジしてみてください。きっと新しい発見や自分にとってプラスになることがたくさんあると思います。

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