留学には「短期留学」と「長期留学」の2種類があります。
短期留学では、夏休み中約1ヶ月間、獨協大学と交換協定を結んでいる大学の語学研修コースなどへ通います。
長期留学には「交換留学」と、自ら勉強したい大学をみつけてくる「認定留学」の2種類があります。
留学先の大学で修得した単位は、獨協大学の単位として認められます。(交換留学を希望する場合は大学内で選抜試験があります)
そのほかに大学を休学して独自の留学やワーキングホリデーを体験する人たちもいます。

海外留学体験談

ワーキングホリデー(イギリス)友杉なみ

友杉なみ(2018年度4年生)

留学場所
  イギリス
留学期間
  1年間

私は大学を1年間休学し、ワーキングホリデーを利用しイギリスで1年間生活をしました。“留学したい”と大学に入学した時から漠然と思っていましたが、いざ海外で何をしたいのかを考えてみると、大学や語学学校での勉強ではないという結論に至りました(そもそも交換留学を申請できる成績もありませんでした笑)。

自分の視野を広げたい、なにか特別な経験をしたいと思い、ワーキングホリデーを利用することにしました。現地で実際に働くことで、その土地の生活や人をより身近に感じることができると思ったからです。そのタイミングで、人数制限があり、とても倍率の高いイギリスのワーキングホリデーに応募し当選したことは、本当にラッキーだったと思っています。

イギリスへ渡って、最初の4か月間は生活に慣れることもかねて語学学校に通い、ビジネス英語を学びました。そこはブライトンという南の海沿いにある街で、ロンドンや東京のように大きな街ではありませんが、自然も多く住みやすい所でした。

そして学校のコースが12月で終了し、語学学校でできた友達と計画した年末のヨーロッパ旅行が終わると、そのままロンドンへ直行しました。家も仕事も知り合いもいないまま身ひとつでロンドンに来てしまった無計画な私は、ここから家探しと仕事探しに追われます(この間はゲストハウスに滞在していました)。家なんて2.3日もあれば決まるでしょとなめきっていた私は、半泣きになりながら1週間ほどかけてようやく家を確保できました。

次の試練は仕事探しでした。もともと旅行系の仕事に興味があったので、旅行会社で働きたいと思っていました。しかし実際には、大学生なので何の資格もなく、加えて外国人である私がイギリスでフルタイムのオフィスワークをすることは難しく、いくつもの旅行会社にCVやCover Letterを送りましたが、採用には至りませんでした。飲食業であれば仕事はいくらでもありますが、イギリス人もやりたいような仕事(オフィスワーク)はまず無理、という移民大国イギリスの実情を体感した機会でもありました。

最終的に私がフルタイムで働いていたのは、オフィスの中にある社員食堂のようなところです。仕事としてはコーヒーを作る、SU○WAYのようなサンドイッチの調理、提供、あとは扱う食品の保存・管理でした。同僚は9割が東欧・中欧出身、残り1割が私、ドイツ人、スペイン人でした。お客さんである社員とは毎日顔を合わせるので仲良くなれます。

そんなこんなで1年間のイギリス生活を終えましたが、この1年間で得たものは、圧倒的な生活力と人間力です。口座開設からNHSの手続き、税金などをすべて自分でやり、把握していなければいけません。また、大家と揉めたり、仕事場でのストレスなども色々ありました。みなさんもワーホリを終えて帰国するころには、大抵の事は乗り越えられるメンタルがついているはずです。そして、一歩踏み出したからこそ出会える人達がそこにはいます。あまりメジャーではないワーホリですが、その国の文化やその国“らしさ”を肌で感じることができ、また自分の人生観が変わるような経験ができる貴重な機会だと思います。

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