教育の現場で活躍する卒業生

長谷井翔太(2018年度英語学科4年生)

長谷井翔太(2018年度英語学科4年生)

私は母校で3週間の教育実習を行いました。 実習校は私立中高一貫の進学校で、何より男子校ということもあり、生徒一人一人が非常に明るく元気な子たちでした。 私は高校から入学したので、在学中に知らなかった先生も多く、指導教諭の先生もその一人でした。

短い実習期間の中でたくさん授業経験を積んでほしいという指導教諭の先生の方針で私は実習二日目から授業を行いました。 中学2年生2クラス、高校2年生1クラスを担当し、3週間で合計37コマにプラスアルファでロングホームルームと総合的な学習の時間も担当させていただきました。 他の実習生よりも圧倒的に多いコマ数を担当するのはすごく不安で大変でしたが、たった3週間の実習期間の中で多くのことを学び、自分の力にすることが出来ました。

私は普段個別指導塾で塾講師をしていますが、1人を相手にするのと30人から40人を相手に授業をすることは全く別物で想像した以上に大変でした。 中でも授業規律の部分では実習最終日まで本当に苦労しました。指導教諭の先生から言われた「些細な一人の行動でも、 クラス全員がやってダメなことなら一人でも許してはいけない」という言葉は今でも大切にしています。 板書をしている時、自分が説明している時でも、常に生徒たちに目を配るのは本当に大変でした。

生徒たちと主にコミュニケーションをとったのは放課後の掃除の時間でした。 授業の時とは違って、大学生活のことや私のことを生徒の方からすごく聞いてきたので日が経つごとに仲良くなることができました。 また私以外に10人ほど実習生がいたので、悩みを共有したり、お互いの授業のアドバイスをもらったりと協力できたのが大きかったなと思いました。

教育実習はもちろん大変ですが、一つ覚えておいてほしいことは現役の教員の方々はもっと大変だということです。 授業以外にも部活動、職員会議、三者面談、保護者会など実習生の倍以上時間はないと思います。 そんな多忙の中実際の教育現場で働かせていただくこと、少ない時間だけでも生徒の人生に関わらせていただけることに常に感謝を忘れてはいけません。 これは教員、保護者、生徒全てへの感謝です。3週間という本当に短い期間ではありますが、その中でも自分の中で何か掴めるように頑張ってください!

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