教育の現場で活躍する卒業生

公立高校石田真奈実(旧姓:北、2009年英語学科卒業)

石田真奈実(旧姓:北、2009年英語学科卒業)

公立高校

高校時代の英語の授業で、英語自体を学ぶだけではなく、英語を通して日本や世界での様々な事柄を学ぶ楽しさを知り、高校教員を目指し獨協大学外国語学部英語学科に入学しました。 実は入学当初、それまではコミュニケーションツールの一つとして英語と関わることが多かったため、言語や学問として英語に関わることになかなか馴染めず、充実感を見いだせない時期もありました。 しかし、「第二言語としての英語教育」を研究するゼミに所属し、一つのテーマについて、色んなバックグラウンドや価値観を持つゼミ生の仲間たちと共に学びを深める時間は、一瞬にして大学生活を有意義なものにしてくれました。

また大学時代には、カナダの語学学校で3ヶ月英語教授法について学びました。 思い切って大学を半年休学し、一般的な4月卒業ではなく、9月に卒業をする決断は自分にとっても大変大きなものでした。 しかし、留学先ではアジアを中心に世界各地から英語や英語指導を学びに来ている仲間と出会い、英語教育の様々な在り方を知り、その上で皆が目的を持って英語を学び、英語を通じて理解し合う喜びを共有することが出来ました。

現在私は、北海道の公立高校で勤務しています。 初任校は全校生徒200名にも満たない地方の小さな高校、そして今は1学年240名の進学校に勤めています。 一見大きな違いがありそうですが、基本的な事は何も変わりません。 毎日、生徒が英語を使う楽しみを感じること、英語を通して新たな学びを得ることができるために、授業準備に模索し、生徒の反応に一喜一憂する日々です。 英語が苦手だけれど困っていた外国人観光客を助けたと嬉しそうに報告する姿や、自分の言葉や授業がきっかけで生徒の気持ちや考えが変化する様を見ると、改めて責任を感じながらも、彼らの生活や人生の小さな助けになれることに喜びとやりがいを感じています。 広い世界を知り、たくさんの事を経験している人ほど教員に向いていると思います。 私自身も、これからも狭い世界に留まらず、自分の価値観や視野を広げていきたいと思っています。

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