教育の現場で活躍する卒業生

私立大学八木啓太 (2003年英語学科卒業)

八木啓太 (2003年英語学科卒業)

私立大学

私は高校時代、留学経験もなく受験のために文法を中心に英語を勉強していたのですが、「英語をきちんと使えるようになりたい」と思い獨協大学に入学しました。 ところが、入学後のプレイスメントテストで英語が一番できないクラスになり、自分の英語力のなさを痛感しました。 また、第2外国語の授業や必修の授業で知り合った帰国生の友人達が、流暢に英語を話しているところを目の当たりにして、卒業するまでに彼らと対等にコミュニケーションをとることができる英語力を身につけたいと思い、大学の英語部(ESS)に入り毎日英語を話すことを習慣にし、英語で開講されている授業を積極的に受講するようにしていました。 1年次の夏休みには6週間ほど短期語学留学に行き、いかに自分の英語が通じないかということを体感し、帰国後さらに真剣に英語学習に取り組むようになりました。

ESSで後輩にディスカッションのやり方を教えていく中で、英語を教える楽しさに目覚め、英語教員になりたいという夢を見つけることができ、ゼミでは英語教授法(TESOL)についてオールイングリッシュで学び、ゼミ論も英語で書くという経験を得させていただきました。 このように、英語学科で積極的に英語を学んだことで、卒業までには現在とほとんど変わらない英語力を身につけることができたと思います。

4年間で英語力を伸ばすことができたおかげで、卒業後地元の県立高校で英語の教鞭をとることができ、ゼミで学んだことを実践する機会に恵まれました。 しかし実際に教壇に立ち英語を教えていく中で、今度はさらに自分の英語の指導力を伸ばしたいと感じ、恩師のゼミの先生のアドバイスを受け、アメリカの大学院修士課程で英語教授法について学びました。 現在は、国際基督教大学の英語プログラムで英語を教えており、現職の中学校及び高等学校の英語教員の方達を対象とした研修講座の講師もさせていただいています。

現在まで、様々な環境で英語を教えてきましたが、英語学科で培った英語力と英語教育に関するゼミで学んだことが基礎となっています。 英語学科では、英語力を伸ばす機会が豊富にあります。ぜひそれらの機会を活かして「英語をきちんと使える人」になって下さい。 そして、英語の教員を目指す方は、大学時代に英語教育の理論と実践を学べる授業やゼミに積極的に参加して、教える力を身につけていって欲しいと思っています。

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