logo
飯能市吾野地区 - ふるさと支援隊
2011年11月23日
秋晴れの心地よい日となった今回は、旧南川小学校の清掃活動に参加しました。旧南川小学校は平成4年に「Goodジャパニーズ」という番組で紹介されたこともあったのですが、翌年には廃校になってしまいました。しかし、地元の有志の方々が定期的に清掃活動などをしてきたため、廃校から20年近くたった今でもきれいな状態を維持しています。
清掃活動は主に落ち葉や雑草をほうきで掃いたり、芝刈りやツバキなどの木の剪定作業を行なったりしました。清掃活動をしている時に、かつてこの小学校で教員をしていて、現在は吾野地区のガイドマップの制作に携わっている方に出会いました。ガイドマップには、インターネットで調べても載っていないような情報も載っていました。こういった方との出会いは、直接現地に行くからこそ出会えるのだと思いました。
清掃活動が終わったら、地元の方々が作ってくださったけんちん汁をごちそうになりました。すごくおいしかったので、みんな何杯もおかわりしていました。昼食の途中では、私たち高松ゼミのことを紹介する時間もいただきました。地元の方々はとても明るく、私たちの活動に対しても積極的に協力していただけるということでした。こういった活動に参加することはとても重要なんだということを改めて実感しました。
午後は吾野地区の名所をいくつか巡りました。これは、“絆”プロジェクトの一環として吾野地区の名所を巡るウォークラリーを企画しているので、今回はその名所の候補地をいくつか下見しました。最初に行ったところは「ぶな峠」というところです。すぐ近くに、昭和の俳人である石田波郷の句碑「波郷の碑」があります。また、この通りはサイクリングをしている人がとても多かったです。
次に向かったのは「刈場坂峠」というところで、「かばさかとうげ」と読むようです。ここはとても眺めの良いところで、標高が818メートルあるとのことです。この日は天気が良かったこともあり、遠くでパラグライダーをやっている光景も見られました。この辺りはパラグライダーの飛行エリアや、ツーリング・サイクリングロードとしても有名なようです。
「刈場坂峠」を少し下ったところには、「高麗川源流保全の碑」がありました。真っ赤に色づいたもみじの木が1本植えてあり、この時期に来て良かったと思いました。おそらく他の時期に来れば、また違った風景を見られるのではないでしょうか。この後は、正丸トンネルの近くにある「帝王切開発祥の地」へ向かいました。日本で初めて帝王切開が行われた場所が飯能にあるのは、ちょっと驚きでした。今回一通り下見に行って思ったことは、歩いて回るにはなかなか大変だということです。しかし、どこも素晴らしい場所ではあるので、何かいい案を考えたいと思います。