Okabe Seminar


 私たち岡部ゼミ2016卒期生は、男子6名、女子17名の計23名で、日々の活動に取り組んでいます。岡部ゼミの専門はHRM(Human Resouses Management)となっていますが、活動内容としては主にマーケティングや人的資源といったような、ビジネスにまつわる幅広いケーススタディーをプレゼンテーションという形で行っています。また、経営学の専門的な知識やプレゼンスキルを身に付けることだけでなく、チームでの活動を通して忍耐力やロジカルかつクリエイティブな思考を鍛えたり、コミュニケーション力をはじめとする人間力を磨いています。このページでは、これまで私たちが取り組んできた活動を紹介していくので、読者の皆様に岡部ゼミの有意義さや雰囲気が伝わればなと思います。


2013年 3月
ロッテ工場見学

 岡部ゼミ生になって最初のイベントである工場見学では、武蔵浦和にあるロッテの工場に行ってきました。工場内はどこもチョコレートの香りに包まれており、原料であるカカオ本来の味を口にしたり、製品を運ぶ全自動機械の様子を見たり、チョコがまだ入ってないコアラのマーチを食べてみたりというように、五感で楽しむことができました。また、見学の後は岡部先生を交えてみんなでイタリアン料理を食べながら交流を深めました。


2013年 5月
春レク

 いよいよ基礎ゼミが始まり普段の活動に慣れてきた頃に、春学期のレクリエーションとして獨協の体育館でバスケをしました。汗をかきながらのチーム戦はとても楽しく、いい気分転換になりました。その日の夜には親睦会として、みんなでしゃぶしゃぶ食べ放題に行きました!


2013年 7月
青学合同プレゼン

 2年生春学期の最後に、青山学院大学との合同プレゼンを行いました。企業・業界分析というテーマのもとで3つのチームに分かれ、それぞれ携帯業界、宅配業界、旅行業界についてのプレゼンを準備して挑みました。この活動を通して、ほとんどの岡部ゼミ生が普段の自分たちの取り組みに自信を持つことはでき、モチベーションが高まり次なる目標設定につながりました。


2013年 9月
夏合宿

 岡部ゼミのメインイベントの一つであり、私たちにとっては初の夏合宿では箱根に行きました。私たちは「働く側視点の企業分析」をテーマに、課題の本やOB訪問などを通して一ヵ月間深く調査・分析をし、当日のプレゼンに挑みました。ここでも、3つのチームに分かれて、それぞれベネッセ、コクヨ、小学館を取り上げました。一日目は先輩方の素晴らしいプレゼンテーションを見て刺激を受け、夜には先輩方と楽しくかつ熱い話をし、タテの交流を深めました。また二日目は、自分たちの発表を終えた後、ユネッサンを満喫しそこでヨコのつながりを強めました。


2013年 10月
秋レク

 秋学期が始まり少し経ってから、春学期同様レクリエーションをしました。秋レクでは中庭にビニルシートを広げて、軽食やお菓子とジュースをたくさん買ってきて食べ飲みしながらみんなでゆったりわちゃわちゃしました。こうした時間をゼミ生みんなで過ごすこともなかなかないので、いい気分転換になりました。


2013年 12月
冬特別プレゼン

 2年生最後のイベントとして、インテージと学研で実際に働いていらっしゃる二人の企業の方々をお招きし、「実際に企業が抱えている課題を発見し、その解決案を導く」ことをテーマにしたプレゼンを見ていただきました。ここでは4つのチームに分かれ、「無印良品のウェブ戦略」「YKKの中国進出」「コカコーラの宣伝力」「リッツカールトンの・・・」についてそれぞれ課題解決型プレゼンを準備・発表しました。企業の方々から頂いたコメントは業界知識が豊富なだけあって、私たちにとってはとても貴重なものとなりました。活動の後は岡部先生おすすめのお店で豪勢な親子丼を食べながら、企業の方々からいろいろな話を聞かせていただくことができ、大変有意義な日となりました。


2013年 12月
追いコン

 メインイベントのもう一つである追いコン、今年も昨年同様サンシャイン60の最上階で華やかに行われました。最後に4年生の方々の格好いい姿や言葉を見聞きして、後輩一同良い刺激を受けました。


2014年 2・3月
春休み特別活動

 2年生としての学事課程を終えた後の春休みには、ディスカッション活動を3回に分けて行い、最後にプレゼンテーションを行う予定でいます。


2014年 12月

KDDI本社で役員を前にプレゼン

 

123日、飯田橋のKDDI本社で、経営戦略本部の理事の方や各部門の専門家の方々を前に、今後予測されるMVNOの増加による通信料の減少にどう対応するかという課題に対するプレゼンを行った。以下各グループの発表内容とそれに対するコメントである。

 

私達はau WALLETによって得られるビッグデータやパーソナルデータを用いてKDDIが力を注いでいるM2M事業を促進することを目的とした提案をしました。

具体案は4つのコンテンツから成り立つau LIFEです。電子版お薬手帳であるau Medical、購入した食材から適した献立を提案するau food manager、購入した洋服に合わせたコーディネートを提案するauクローゼット、そして「au WALLETでの消費情報」の全てを自動的に記録しいつでも閲覧することができ、その1ヶ月間の収支を明確に示し分析てくれるau家計簿があります。

これらのコンテンツはau WALLETでの決済を前提とし、auユーザーにしか使うことができません。au LIFEの4つのコンテンツをスケジュールという一つのプラットフォームにまとめて展開して、既存ユーザーを囲い込みます。KDDIの方から、どうのようにしてM2Mを掘り下げ、実現性のあるものにするかが課題というご意見を頂いた一方、内容やプレゼンのレベルが高いというコメントをいただきました。

(文責:阿部なつみ)

 

私達は「消費者同士が動画を通して個人の得意を売買するプラットフォーム」を提案しました。消費者ニーズが多様化している現状とKDDIの持つ資源を利用できると考えたからです。

ポイントは多様なニーズに応えるためのパーソナライズです。パーソナライズの方法はユーザー同士の相性を合わせる性格パーソナライズ、学ぶ人の現状のスキルから目標とするスキルまでの差を埋める為のシナリオ型レコメンデーションがあります。これらは人の手を介さず自動的に行います。また、このサービスの脅威となるのがコンテンツを無料で配信しているYouTubeなどの既存動画サイトです。有料で展開するこのサービスにとって脅威ですが、実名制での会員登録による安全性の保証やリアルタイムの授業が行える点を活かすことで競争優位に立てると考えました。

KDDIの方々からは「新たな視点があり、面白い。」や「現在、展開しようとしている事業にも活用できる。」などの講評を頂きました。

(文責:大塚太郎)

 

 私達は、カーシェアなどの普及が進み、自家用車以外の利用が増えているという背景を基に、全ての車(自家用車・レンタカー・カーシェア)を瞬時にパーソナライズできるカーナビ連動アプリ、napicaを提案しました。napicaの機能は、お出掛け前とお出掛け中の二つに分けられます。お出掛け前機能では、ウェブサイトやSNS上で検索したものを、カテゴリー別に分類し、アプリ内に保存します。その中から場所、目的などの条件に合わせ、自動または手動でお出掛けのルートを設定できます。お出掛け中の機能では、現在の位置情報と日常の検索履歴によってパーソナライズされた道中の情報をナビ上に反映します。

 KDDIの方からは、「日常のスマホ利用をワンストップで充実したお出掛けに繋げるnapicaはユーザーにとって利便性の高いものである」、「パーソマライズされた情報をお出掛け中に提供することは、ユーザーにとって煩わしくなく、かつ費用対効果の高い新しい広告の形が期待できる」との評価を頂きました。

(文責:吉田賢史)

 

私達の提案は、HEMS推進とKDDIトータルソリューションを目的としたau smart electricityです。まず、「電力の定額化」「通信と電気料金のセットプラン」「電力、パケット、walletポイントの互換性」です。通信と電気料金の一括支払や、電力不足分をパケットで補え、離れた場所に住む家族間で電力を分け合えるサービスです。次に、「コンセントとスマートフォンのM2M」つまり、各家電の電源管理をスマートフォンで行えるサービスと、各家電の消費電力をリアルタイムに収集し、その情報を無線で送信できる機器です。更に、得られた消費電力はビックデータとして活用します。

次に、「ネガワット取引」です。顧客が節約した分の電力を売買し、walletポイントとして顧客に還元するサービスです。最後に、電力事業から他事業への応用として「高齢者向けマンション電力サービス」です。特定のターゲットを包括的に囲い込むことができます。以上を提案し、役員の方からは、「特に電力料金の定額化は面白い。」「高齢者をターゲットにした点は良く、我々も視野に入れている。」といったお言葉を頂きました。

(文責:鶴田あすか)

 

今回は諸事情により、非常に高いレベルのプレゼンをという強いプレシャーがあった。ゼミ生に3日間で最新の論文200本を読ように求め、そして発表内容に何回もダメだしをした。
その結果、比較的高い評価をいただいた。

森田さんをはじめ各部門の方にご協力を頂いたことに感謝致します。また、前田さんにはいろいろ御配慮を頂きお礼を申し上げます。