学習のヒント

総論
辞書、教材などを含めれば、スペイン語の学習環境は以前に比べ格段によくなりました。でも、英語と違って、待ちの姿勢では勉強できません。自分からすすんで学習環境を整えてください。もちろん大学の授業を無駄にすることなく積極的に受けることが第一ですが、ここではそのほかの勉強方法のヒントを書いています。

1 NHKテレビ、ラジオのスペイン語講座をはじめる
大学の授業と平行して、語学講座を受講することにしましょう。テレビやラジオの講座は、表現法を中心にしていますので文法的には大学の授業よりも進むことがあります。しかし、あまり文法にこだわらずに聞いてみてください。一回分は短い時間ですが、内容は豊富で、どんなレベルの人でも満足できるようになっています。「継続は力」といいます。もしもすべてを聞くことができたら、かならずスペイン語が上達します。4月から始めるのが一番いいのですが、時期をはずした人もあきらめないでください。

2 スペイン語を母語とする友人を作る
日本にも最近はスペイン語を母語とする人が増えてきました。日系ペルー人は5万人くらいいるようです。そのほかにも様々な国から、様々な理由で日本に住んでいます。日本で発行されているスペイン語圏の人向けの新聞やスペイン語CS放送のサービスもあるくらいです。電車に乗るとスペイン語が聞こえてくることもおおくなりました。臆することなく話しかけ、良さそうな人なら友達になってもらいましょう。学生の中には、日本語を教える代わりにスペイン語を教わっているという人もいます。草加にも何人かすます。

3 インターネットを利用する
インターネットは、英語の世界だといいますが、そんなことはありません。現にいま私は日本語を使ってこのページを作っています。ラテンアメリカやスペインのページも訪れてみましょう。ただし、このためには、あなたがなにか知りたいものがなければなりません。知りたいこと、興味があることがあって、初めてインターネットが役立ちます。チャットというのがあるようですので(私は使ったことがない)、友人をつくるチャンスにもなります。
また、インターネット上にはスペイン語学習ページが結構あります。私が作っているくらいですから、世界中では相当の数になるだろうと思います。いくつかのリンクを載せておきました

4 興味のある分野(音楽、スポーツなど)を
調べる、見る、聞く、参加する
これが、私の勧める一番の方法です。もしあなたがリッキー・マーチンのファンならば、スペイン語の歌詞を覚えましょう。また、彼の生まれたプエルトリコについて調べてみましょう。もしあなたがピカソの絵が好きなら、ピカソについて調べてみましょう。もしあなたが小説が好きなら、ガルシア・マルケスを読んでみましょう。もし、タンゴに夢中なら、踊りをならいに行きましょう。自然とスペイン語が必要となり、勉強せざるをえなくなります。もちろん、ペルーのフジモリ政権について知りたいということでもかまいません。
日本のラテンアメリカ関係ボランティア組織に参加することや、さまざまなイベント・シンポジュームにでかけるのもよいことです。大学の中にとどまっていてはだめです。地方自治体の在日外国人支援サービスにボランティアとして加わることもできます。積極的に街にでましょう。
*現在(2000年4月)のおすすめ音楽映画:Buena Vista Social Club

5 図書館・語研(5棟3階)
大学図書館にはスペイン語の本があります。小説などは翻訳もありますので、一年くらい学んだ人なら対照しながらよんでみるのもいいでしょう。また、新聞はEl Paisを購入しています。語研では、初級用学習教材の貸し出しをしています。さらにNHK-BSのスペイン語ニュースを毎日(土日はのぞく)録画しているので、自習室でチェックすることもできます。スペイン語で聞いてから、つぎに日本語の翻訳をきくということもできます。こうした自ら進んで行う学習には、4で述べたように、どうしても知りたいという意欲が不可欠です。

6 語学教材の利用
たくさんの語学教材が入手可能です。英語圏で出版されているものもふくめれば、かなりの数になります。佐藤の研究室(633)にもたくさんあります。貸し出し可能です。しかし、本屋さんなどで教科書以外の教材を買って勉強することをおすすめします。
初習者には、『CDエクスプレス、スペイン語』白水社、『スペイン語速修15日』創拓社など、コンパクトな学習書をすすめます。一月で文法の基本がわかります。大学の授業の進度とは異なりますが、ものにしたいと真剣に考えている人は、是非やってみましょう。

7 「目標」をもつ
4で述べたことは、本当の目標です。ここでは、とりあえずの「目標」設定について説明します。たとえば、スペイン語の検定試験に合格するという目標です。どのひとも大学の授業の単位をとるという「目標」がありますが、それ以外にも自分なりの目標をもつことにしましょう。検定試験以外でも、「スペイン語ニュースを聞き取れるようになる」、「新聞記事を読めるようにする」ということでもかまいません。

 


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このページは、 2000.4.8 にアップデートされました。
制作責任者:佐藤勘治