English Reading-24

Home Page

Last modified on April 9, 1998

 

Bulletin BoardA Good Man is Hard to FindThe Assistant



専門講読 24(アメリカ文学)シラバス

講義の目的

この小説は1950年当時のアメリカでマッカーシズムが吹き荒れた時代の北西部の州立大学を舞台に繰り広げられる。閉鎖的で学問的に堕落した英文科に東部(New York)から赴任してきた30歳のユダヤ系の英作文講師Seymour Levinが主人公である。彼のCascadia College (作者が英作文講師として10年あまり働いたOregon State Universityがモデルとなっている)での1年間の生活を通して、停滞した英文科の改革への挑戦、同僚の妻との不倫の顛末などが描かれている。この悲喜劇的小説の技巧や主題を質問表に基づく討論を通じて考えていく。

講義概要

本書は300ページ以上あるので、毎週15ページ弱のペースで読んでいきたい。授業は前の週までに配布する各章の内容に関する質問表をもとに進めていく。授業の前までにその週の範囲を読み、質問表に答えられるよう予習することが義務づけられる。授業では質問表をもとに質疑応答・討論を進めていくが、積極的に討論に参加することが望まれる。作品に関するミニ・レポートを数回提出してもらうかも知れない。

詳細は島田ゼミホームページ(http://www2.dokkyo.ac.jp/~esemi006/)にこの授業のページを作成するので参照すること。

テキスト

Bernard Malamud, A New Life (Penguin Books, 1961)

参考文献

岩本巌,「マラマッド:芸術と生活を求めて」(冬樹社, 1979)

Leslie and Joyce Field, eds., Bernard Malamud and the Critics (New York Univ. Press, 1970)

Jeffrey Helterman, Understanding Bernard Malamud (Univ. of South Carolina Press, 1985)

評価方法

前期・後期の定期試験(80%)、ミニ・レポートや討論への貢献度(20%)の予定。

要望

テキストはduoに10部程度発注するが、売り切れの場合は洋書店で各自が購入すること。



shimada@dokkyo.ac.jp

Bulletin BoardA Good Man is Hard to FindThe Assistant