Reading Strategies I, II

Home Page

Last modified on July 2, 2012

 

A Good Man is Hard to FindThe Assistant


"Reading Strategies I, II"(島田)受講者へ(April 16, 2012)

    このホームページを使って連絡事項や課題(最下部の「講義予定」参照)などを掲示していきたいと思います。



"Reading Strategies I, II"(島田)

講義の目標

英語の語彙を増やしながら、日本語を介さず英語で考える能力を養い、併せて外国の文化や文学を理解する力をつける。将来、英語圏で学習する場合にも役立つような基礎的な読解技能を学習する。

講義概要

  短編小説を中心に、毎週、予定された範囲を予習してきてもらい、パラグラフごとに英語や日本語で要約したり、精読が必要な箇所は、和訳してもらいます。
  またWeb上のAFP World Academic Archiveを利用して、時事英語にも、触れます。AFPニュースのプレゼンやミニ・レポートを課しますので、リアルタイムに世界で今、何が起こっているか、関心を持ってもらいたいと思います。
  時間の許す限り、RL R練習(Read, Look Up, and Repeat: テキストの英文を声を出して読み、一つの文章を読むごとに、テキストから目を離して、その文章をリピートする練習)を用いて、英語の総合力アップも図りたいと思います。

  毎回必ず予習をして授業に臨むことが義務づけられます。万一予習をしてこなかった場合は、出欠をとるときに、その旨申告してもらいます(「はい」のかわりに「パス」と返事)。但し、「パス」は3回までで、その後は、1回につき1点減点します。欠席は2点減点、30分以内の遅刻、早退は1点減点です。減点0(無遅刻・無欠席・ノーパス)の場合は、学期末に15点の「ボーナス点」を与えます。「パス」の申告漏れは15点減点としますので、発覚すれば致命的と思われます。

授業計画

  1. 授業のやり方、評価方法などの説明、RLR練習の実習など

  2. 約2ページから5ページの範囲で、使用テキストを輪読する。

  3-15.同上。随時、Web上のAFP World Academic Archiveのニュースについても学習する。

テキスト

プリントとAFP World Academic Archive(学内もしくはVPNアクセスのみ可)など

評価方法

  授業参加度、ミニ・テスト、ミニ・レポート、定期試験の結果を総合的に評価する。
  基本的には100点満点の定期試験の結果を基に、上記の減点(欠席・遅刻・早退・4回以上のパス)と「ボーナス点」を加減し、90点以上がAA、80-89点がA、70-79点がB、60-69点がC、59点以下がF(不可)となります。

学生への要望

  大変でしょうが、無遅刻・無欠席で毎週の予習・復習をしっかりこなして授業に臨みさえすれば、「ボーナス点」15点が定期試験の結果に上乗せされます。ぜひ、全員がボーナス点をゲットして、80点以上を目指してください。

講義予定(進行状況):春学期

Week 13(7/3): [欠席1名]"A Good Man is Hard to Find"の最後)まで読む。最初に戻り、最初の2パラグラフを英語で要約する練習。配布物:なし。次週の課題:パラグラフの要約練習の続きを予習。重要:7月17日(火)最後の授業で試験実施。試験の形式は2種類:1)引用文に複数の設問(最初の2文字のみ示された空白箇所に文字を補い単語を完成させる「穴埋め」問題を含む)があり、それに解答する形式、2)テキストからの短い引用文数問に、プロット、登場人物分析、テーマなどと関連づけて、それぞれの引用箇所の重要性を記述する形式。福島の放射能汚染問題ニュースも試験範囲とする。

Week 12(6/26): [欠席2名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 168の13行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:最後まで予習。最初から読み返し、この悲劇を引き起こした原因を、Grandmotherがどのように作っていったか考えておくこと。

Week 11(6/19): [欠席4名]武蔵野線人身事故で遅延。"nineteen ought nineteen" (p. 165)の復習: "ought" はaugh"=naught=0(zero)の綴り間違えで、さらに19019と誤用されている。1909 = nineteen aught nineなら正しい使用例。"It was a head-doctor at the penitentiary said what I had done was kill my daddy..." (p. 165) なぜ精神科医は、The Misfitにこのようなことを言ったのか?この精神科医は、おそらく精神分析の基本的理論の一つであるエディプス・コンプレックスに基づき、The Misfitは父親を排除したいという欲望を持っていたが、現実には抑圧的な父親を殺すことができず、その代償行為として(i.e.実際に父親を殺す代わりに)、悪の道、犯罪行為に走ったと、精神分析したと考えられる。つまり、"what I [The Misfit] done"(The Misfitがしたこと=彼がやってきた犯罪行為)は、"kill my [The Misfit's] daddy"(自分の父親を殺すこと)の代わりにした、と精神科医が言ったのだが、The Misfitをそれを正しく理解できず、自分自身が父親を本当に殺したと言われた、と誤解したのである。Father = Godと考えると、このあとのThe Misfitの言動が、より興味深くなる。"A Good Man is Hard to Find"のp. 166の14行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"の最後(pp. 169)まで予習。予習のヒント:"Jesus was the only One that ever raised the dead"...(p. 167)ここでThe Misfitが言及しているのは、新約聖書のヨハネによる福音書第11章で語られている奇跡のことです。

Week 10(6/12): [欠席2名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 165の31行目まで読む。途中、p. 161の30行目からp. 162の15行目までの穴埋め小テストを実施。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"の最後(pp. 169)まで予習。"It was a head-doctor at the penitentiary said what I had done was kill my daddy..." (p. 165) なぜ精神科医は、The Misfitにこのようなことを言ったのか考えてくる。ヒント:エディプス・コンプレックスを検索してみましょう。予習のヒント:"Jesus was the only One that ever raised the dead"...(p. 167)ここでThe Misfitが言及しているのは、新約聖書のヨハネによる福音書第11章で語られている奇跡のことです。

Week 9(6/5): [欠席3名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 163の20行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"のp. 167の21行目まで予習。

Week 8(5/29): [欠席2名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 161の26行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"のp. 165の13行目まで予習。

Week 7(5/22): [欠席2名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 159の20行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"のp. 163の26行目まで予習。予習とは、ただ単に分からない単語の意味を辞書で引いて調べてくることではなく、(分かっている単語も辞書で調べて、)何が書いてあるか理解しようとしてくることなので注意。

Week 6(5/15): [欠席2名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 158の20行目まで読む。途中、p. 153の28行目からp. 154の14行目までの穴埋め小テストを実施。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"のp. 162の10行目まで予習。

Week 5(5/8): [欠席0名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 156の6行目まで読む。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find", p. 159の20行目まで予習。p. 153の28行目からp. 154の14行目までの穴埋め小テストを次週行います。RLR練習をして来て下さい。

Week 4(5/1): [欠席3名]"A Good Man is Hard to Find"のp. 153の18行目まで読む。英英辞典の使用の勧め。Oxford Advanced Learner's Dictionary of Current English または、Longman Dictionary of Contemporary Eniglishのどちらか。英英辞典の使用は、まず英語で理解する習慣を養える。"hip"を引けば、「お尻」という意味がないことは明らか。パラグラフの最も重要な文章を見つけて、縦線またはチェックマークを入れる。重要箇所は、最初または最後の部分にあることが多い。稀に中ほどにあることもある。キーセンテンスには、下線。fictionを読む場合は、これ以外に、"striking"または"unusual"な箇所をチェックするとよい。なぜ目立つような、また、普通でない表現や出来事を作者が使うのかを考えてみること。"lady"も、英英辞典を引けば、は単なる女性ではないことが分かる。配布物:なし。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"のp. 157の最後まで予習。

Week 3(4/24): [欠席1名]1回目と2回目のディクテーション小テストを返却。"A Good Man is Hard to Find"のp. 151の19行目まで。配布物:"A Good Man is Hard to Find"プリント(pp. 158-169)。次週の課題:"A Good Man is Hard to Find"p. 155, 19行目まで予習。当てられたら、和訳できるようにしておく。

Week 2(4/17): [欠席0名]、長文の整序問題2問のテスト(9:25まで)。RSのホームページ(このページ)立ち上げの説明と成績評価方法などの説明。先週やった福島の放射能汚染問題ニュースの残り部分の解釈と解説。ニュースは偏向しないように、異なる意見があるときは、複数の視点・意見を紹介するのが通例。但し、それでも公平性が確保されないことが多い。「異なる意見」の分量(長さ)や配置(最後に置かれた方が、記憶に残りやすい)に注目する必要がある。配布物:"A Good Man is Hard to Find"プリント(pp. 150-157)。次週の課題: "A Good Man is Hard to Find"のp. 153、27行目まで予習。当てられたら、和訳できるようにしておく。

Week 1(4/10): [欠席0名]授業のやり方、評価方法などの説明。AFP World Academic Archive(学内もしくはVPNアクセスのみ可)のアカウントを作り方の説明。"Video Forum"を選択すると、過去のAFPニュース動画とスクリプトを見ることができます。福島の放射能汚染問題ニュースの最初の部分を学習しました。このニュースを見るには、AFP World Academic Archiveにアクセスして、ログイン後、ココをクリックして、このニュースを閲覧またはダウンロードして下さい。授業では、"In an attempt to clear any doubts, concerned families are visiting volunteer doctors at open clinics, who've begun keeping records of symptoms for future studies."まで、内容・意味を確認後、RLR練習(Read, Look Up, and Repeat: テキストの英文を声を出して読み、一つの文章を読むごとに、テキストを伏せて、その文章をリピートする練習)をしました。またRLR練習後、ディクテーションの小テストをしました。配布物:上記ニュースのスクリプトを含む「AFP World Academic Archive入門」ハンドアウト次週の課題:授業でやったニュース・スクリプトの残りの予習とRLR練習によるディクテーションの準備。




shimada@dokkyo.ac.jp

A Good Man is Hard to FindThe Assistant