学部の特色

英語+1言語を同量学習。
グローバルな社会で活躍する人材を育てます。
学部の特色
国際教養学部では英語に加え、スペイン語・中国語・韓国語のいずれかを修得し、それらの言語の実用的な運用能力を駆使して、主として 日本を含む環太平洋地域の文化・社会に関する学際的な知識・技能を身に付けます。
これらの多彩な能力と農富な経験に基づき、学生たちは複数のソースからインプットをし、複雑な世界に向けて自らの力で情報を発信します。そして、国際的な市民としての社会的責任を果たす人間性を育みます。
グローバルな社会で活躍
国際教養学部 学びの核


〈英語〉と〈スペイン語・中国語・ 韓国語のうち1言語〉を同時に同量学習。日本語を含む3言語を自在にスイッチして使い分ける力を養う。
入学時に、以下3つの組み合わせから1つを選択して履修します。選択した外国語の組み合わせは原則として変更はできません。なお、外国人学生の場合は、必要に応じて日本語を含めた言語選択が可能になります。
- 英語とスペイン語
- 英語と中国語
- 英語と韓国語
1学年(1学期)から3学年(6学期)まで、2種類の言語をそれぞれ20単位ずつ、合計で40単位学習します。

自分だけのカリキュラムを作り、学ぶことのできる、充実した科目数を開講。時代の流れを汲みアップデートされた科目群で、「いま」を生きるための教養を磨く。
卒業に必要な選択科目は、全学共通授業科目と合わせて、以下の10研究科目群から複数の科目群を選び、4年間で62単位(30科目ほど)を履修します。なお、62単位のうち30単位以上は、10研究科目群の中から2研究科目群を選択して習得する必要があります。
<10研究科目群>
スペイン・ラテンアメリカ研究
スペイン語履修者を主な対象として、スペイン語圏およびブラジル、カリブ海地域の総合的地域理解を目的にする科目群です。他文化の社会を理解しようとするとき、言語以外に、その社会の歴史や文化、抱える現代的問題など広い知識と他地域との相互関係への理解が必要です。そのための歴史、政治、経済、社会、文化・芸術、言語関連の科目を用意しています。
中国研究
日本の歴史に絶大な影響を与え、かつまた現代日本にとって圧倒的な存在感のある中国について、基本的な知識を幅広く身につけるとともに、いかに理解していけばよいのかを学ぶ科目群です。「中国研究概論」や「中国言語文化論」は中国語の選択履修を離れても基礎教養として役立つでしょう。中国という大きな対象に切り込んでいく糸口を探ることに繋げてほしい科目や、興味を持ち掘り下げて考えることのできる各科目が用意されています。中国語の運用能力の向上を目指す姿勢も堅持してください。
韓国研究
韓国の言語、文化、社会、教育、ジェンダー、日韓交流史などについての理解と基本的な知識を総合的に幅広く身につけることを目標とする科目群です。韓国の映画およびドキュメンタリーなどを通し現代韓国の文化・歴史的背景を理解する授業、朝鮮半島分断の歴史と現状や韓国経済の成長要因過程においての社会変貌などを扱う授業があります。 この科目群を主フィールドとした学生は、いわゆる韓国通になることができるでしょうが、そのためには、韓国語でのコミュニケーション力が重要です。
日本研究
たとえ現代日本を研究するとしても、その背景や基盤に大変に長い歴史と厚みのある文化があることを理解しなければ、考察はうわべだけの、内容の薄いものになってしまいます。長い国際交流の歴史の中で育まれた日本の多面的な文化を理解するためには、やはり基本的な知識や理解をまず手に入れる必要があります。そこで、この科目群には文学と歴史学を中心とする、日本と日本文化を理解するための基本的な科目が並んでいます。 研究の基礎的な資料の扱いや考え方を習得する科目から、日本理解のための基礎的な方法論を学ぶ科目があり、さらに個別的な研究へと進んでいきます。
言語教育研究
本科目群では、英語と日本語それぞれについて、言語学や言語教授法などの基幹分野の科目を提供すると共に、より広い言語学習環境理解のための応用言語学・社会言語学や文化の諸相に触れる機会を設けています。また、言語学習・教育について専門性の高い勉学を行い卒業研究に繋がる研究を行うことが可能です。言語のしくみや言語習得への理解を深めることを通して、自分自身の言語能力を高め、洞察力を深めることができるようになるでしょう。
グローバル社会研究
本科目群では、さまざまな政治的・社会的・文化的背景をもつ人々が共存する国際社会に関わる基本的かつ重要な論点について多角的かつ総合的に学ぶことを目的としています。便宜的に「グローバル社会」という名称を用いていますが、そこに込められている意味は多義的です。国際社会の構造やダイナミズムについて検討するとともに、さまざまな文化や価値観をもつ個人や集団など身近な地域(ローカル)社会についても検討していきます。現代世界の直面する諸課題やその解決のための道程を見極める創造的で柔軟な思考力を涵養してください。
教育科学研究
成長を援助する営み(=教育)について、歴史・カリキュラム・海外事例・スポーツ・レクリエーションなどの側面から総合的かつ幅広く学ぶ科目群です。「よい教育」「望ましい成長」は、個人によって、また属する集団によって、国によっても異なります。これまでほとんどの時間を教育機関に属してきた皆さんにとって最も身近で「わかっている」はずの教育を、様々な側面から再検討してみましょう。本科目群の授業を通して「教育」「学校」「レクリエーション」などを科学の見地から多角的に捉える視点を養います。
人文学研究
本科目群では、文学、歴史学、哲学に関わる人文学の科目を学び、文化の生成と展開を考究します。また、教養教育の一環として、古代から現代に至るまでの人間の知的根底と営為、科学技術の可能性と問題性に目を向けながら、現代のわれわれが直面する様々な実生活の問題に結びつけ、思考力、想像力、判断力、行動力の向上を目指します。そして、真偽、善悪、美醜における普遍的な原理の学問的な追及を通して、人間形成という獨協大学の理念を実現します。
認知・行動科学研究
本科目群は、心身の体系的な理解を深めることを目的に設定されています。したがって、授業科目は行動を通して心の在り様を分析する心理学、ヒトの身体の仕組みや働きを扱う生理学、日常生活における身体活動を運動という観点から探求する動作学に関する科目で構成されています。概論科目で各領域の基礎的知識を学習し、実験や調査などの実証的手法を用いて課題を検討できるよう学習を進めていきます。得られた情報・数値データを幅広い教養を踏まえて多面的・論理的に考察し、自身の見解を表現する能力を身につけることが目標となります。
データサイエンス研究
世の中にはたくさんのデータが溢れていますが、そのデータを役立たせるためには、問題や課題を明確化し、単なる「データ」から意味のある「情報」とするために様々な技術を使います。それら技術を学ぶとともに、そのデータや情報などの理解や洞察を深めるための幅広い知識も学びます。データサイエンスという言葉から「数学や統計学、プログラミングなど難しい」とイメージしてしまい、自分に理解できるのか不安になるかもしれません。そのような方々にも取り組みやすいように、様々な基礎科目とともに皆さんをサポートします。
※2023年度までは8研究科目群

「なぜ?」を突き詰める、大学で の勉強の出発点と帰着点。考え、議論し、検証し、共有する。4年間の活動が凝縮される時間。
「哲学Ⅰ」は、存在、知識、道徳に関わる諸学の根底を探求し、入学時の出発点を定める授業です。それを踏まえ、卒業に向けて「哲学Ⅱ」は価値判断における論理を学び、社会への適応力を培います。両科目とも講義のみならず、発表や討議を行い独自の考えを構築し表現力の向上を目指します。

仲間とともに考える楽しさ、切磋琢磨しながら得る刺激。悩んだときにすぐそばで見守るのは、多彩な分野の専門家たち。
2学年以降は、原則として国際教養学部所属の全専任教員が担当するゼミナールに所属し、以下のように演習系の科目を履修します。
- 2学年 「演習」
- 3学年 「演習」
- 4学年 「卒業研究」「卒業論文」
約30前後の「演習(ゼミナール)」があり、扱う内容は教員によって様々です。各研究科目群の担当教員でもあることから、どの研究科目群を中心として履修するかに大きく関係します。各自の「教養」プログラムを作るためにも、よく考えて選択してください。
