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イベント開催情報
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「緑の三富 再発見!遊ぼう・食べよう・守ろう」開催される

 昨年末に結成された「緑の三富 再発見!」実行委員会(実行委員長=犬井正・獨協大学経済学部教授)が主催する、はじめてのワークショップ「緑の三富 再発見!遊ぼう・食べよう・守ろう」が2月17日、埼玉県狭山市のくぬぎ山周辺で行われた。

 「緑の三富 再発見!」実行委員会は、(財)イオングループ環境財団の協力を得ながら、これからの三富地域の自然環境や農業を守るために結成されたNGOであるが、当日は、不法投棄が相次いでいるくぬぎ山周辺のゴミ拾いや、「緑の三富の魅力を語りあう会」と題したワークショップ(保全のために魅力ある地図づくり)などを実施した。ワークショップには、実行委員会所属の各団体の会員や一般市民などをあわせて、約70名が集まった。

 午前10時、暖かな陽射しが差し込むくぬぎ山で、まず、実行委員長の犬井教授から、実行委員会結成の趣旨やワークショップの内容などについて説明があった。

 その後、参加者は、7つの班に分かれて、くぬぎ山内に不法投棄されたゴミ拾いを開始した。くぬぎ山には現在、様々なゴミが不法投棄され、本来の平地林の美しさが失われている。参加者は、燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン・缶にそれぞれ分別しながら、捨てられているゴミを拾った。

 午後0時、お昼になり、ゴミ拾いを終えた参加者たちは、くぬぎ山から10分ほど歩いて炭焼き場に集合した。この炭焼き場は、加盟団体・おおたかの森トラストの作業場で、平地林から出た木々で炭をつくっている。ここで、参加者には豚汁と、獨協大学経済地理学研究室の学生たちが作ったピザやバウムクーヘンが振る舞われた。

 昼食を済ませた参加者は、赤坂の森公園に場所を移し、今回のイベントのコーディネーター役をつとめた里地ネットワークの竹田氏と中島氏が中心となって、参加者が歩いてきたコースを地図に記載しながら、くぬぎ山周辺のオリジナルマップづくりを行った。この日は、第2土曜日ではなかったため、小中学生の参加はなかったが、参加者は、子どもの頃に戻ったように、色鉛筆を使いながら、思い思いに、地図に書き込んでいた。

 会の最後には、三富地域で農業を営む農家の皆さんが丹誠込めてつくった新鮮野菜の即売会も行われ、好評のうちに、幕を閉じた。

 実行委員会では、このワークショップをきっかけにして、エコマネーの導入や、さまざまなイベントを開催していく考えだ。

   

うどの栽培方法について語る関谷氏
うどの栽培方法について語る関谷氏


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会の冒頭で挨拶する犬井正教授
会の冒頭で挨拶する犬井教授

参加者総出でゴミ拾い
参加者総出でゴミ拾い

獨協大学経済地理学研究室が実演したピザに舌鼓
獨協大学経済地理学研究室のピザの実演に舌鼓

地図作りの模様
地図作りの模様