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活動報告 |
2010年9月13〜16日。犬井ゼミの3年生16名が、北海道東部地域で行われた夏合宿に参加しました。今回の合宿地は、世界自然遺産にも登録されている知床半島を中心とした道東地域です。ゼミ生たちはこれまでの講義で、犬井教授から世界各地におけるエコツーリズムの取り組みについて学んできました。今回の合宿では、知床半島や釧路湿原での現地ガイドの案内のもとエコツーリズムを体験し、エコツーリズムの現状や課題を学ぶとともに、その結果をレポートにまとめました。今回参加した3年生の諸君にとっては、小笠原合宿以降2回目の合宿となりました。参加したゼミ生たちは、それぞれ貴重な体験や想い出を作るとともに、友人との絆を一層強いものにできたようです。ガイドの皆さまをはじめお世話になりました方々に心より感謝申し上げます。 |
知床半島の断崖からオホーツク海を臨む |
釧路湿原(9/13,14) 野生生物保護センター,温根内木道,細岡展望台 |
釧路湿原野生生物保護センターを見学。 釧路湿原の成り立ちや生物について学びました。
温根内木道を案内していただいた「釧路 総延長は約2400mの木道。建設費は1m20万円。
観光ガイドの会」会長の木保秀一さん。
「ヤチマナコ(谷地眼)」一見ただの水たまり 貴重な植物とその特徴についてレクチャーを
のようだが水深はとても深い。 受けるゼミ生達@。
こんな大きな魚(イトウ)も棲んでいます。 貴重な植物とその特徴についてレクチャーを受け
るゼミ生達A。
エゾリス タンチョウヅル(丹頂鶴)
細岡展望台で記念撮影、移ってないやつは誰だ?。湿原なのにアフリカのサバンナのような景観です。ここからは、釧路川の蛇行もよく見えます。 |
野付半島は北方領土の一つ国後島と北海道の間の根室海峡に突き出た半島です。全長28kmに渡り堆積した砂が、日本最大の砂嘴(さし)を形成しています。写真は野付半島ネイチャーセンターのHPから引用。
「トドワラ」まで約30分の道のりです。 「トドワラ」とは、トドマツの原っぱの意。
立ち枯れしたトドマツ。 トドワラの先端。
右も左も海、それが砂嘴。 名物「ジャンボホタテバーガーセット」
野付半島の碑の前で記念写真。 |
知床半島(9/15) エコツーリズム学習,知床五湖&原生林散策ツアー |
知床ネイチャーオフィス代表の松田氏。 知床五湖を案内して頂いたガイドの小林さん。
知床の自然について講義をして頂いた。 知床の自然の素晴らしさがよく分かりました。
知床一湖 天気・景色ともに最高でした 電気柵付きの高架木道。観光による地域振興と
観光資源(自然)の保護、難しい問題です。
二湖の湖面に映る硫黄山 クマゲラが採餌のためにあけた穴
扁形樹 冬季の風により、片側しか枝が残らない。 根こそぎ倒れた倒木、風それとも熊の仕業か?
熊の爪痕 木の登ったようだ。 鹿による食害。維管束を破壊された樹木はやがて
枯死してしまう。
ヒグマの冬眠用横穴 エゾ鹿 可愛いが増えすぎるのも問題
ヒグマの足跡 結構重いです。
鹿肉バーガー(これも自然保護の一環) ペレケ(アイヌ語で割けるの意)川を遡上するサケ
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知床〜網走へ(9/16) オロッコ岩・知床クルーズ・ |
オロンコ岩 オロッコ族が住んでいたという。 高さ60m、170段の急な階段 結構疲れます。
差別浸食により「鬼の洗濯板」のような海岸に。 ゴジラ岩 確かにゴジラに似ている。
「ゴジラ岩観光」のボートで知床クルーズへ。 「ゾウの岩」 知床の岸壁は奇岩の宝庫です。
ヒグマを発見 何処にいるかわかるかな? 人型の岩 靴もはいています
写真の上にマウスのポインタを合わせてみよう。
カムイワッカの滝 流れる水には硫黄分が多い。 立派な角の鹿 ほんとに鹿が多いようだ。
知床八景の一つ「オシンコシンの滝」 知床に別れを告げ網走へ
網走の代名詞であった網走刑務所を見学
懲罰房で監獄体験 昔の監獄 中にいるのは誰かな?
マウスをあててみてみよう。
天都山展望台から網走湖を望む
3泊4日の道東合宿は色々なハプニングもありましたが、とても楽しく、自然の素晴らしさや大切さ、そして何よりその雄大さを実感することが出来ました。経済活動が優先され自然環境を顧みることが少ない現代社会ですが、その経済活動の基盤となっているものは自然環境であることを強く認識し、目先の利益に捉われない生き方や持続可能な経済活動の在り方を模索してゆく必要があると思いました。今回の合宿では沢山の方々にご協力いただきました。お世話になりました全ての皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
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