氏名 李 凱
職名 教授
専門分野 教育工学,multimedia, e-Learning, Learning analytics, Media Art
学位 博士(工学)
所属学会 日本教育工学会,教育システム情報学会,CIEC(コンピュータ利用教育学会),AI時代の教育学会
E-mail likaiアットdokkyo.ac.jp
(迷惑メール対策のため「@」を「アット」と表記しています)
研究者情報(researchmap) https://researchmap.jp/read0143697/

研究紹介

私の研究テーマは,遠隔授業における教育評価です。学習管理システム(LMS: Learning Management System)に蓄積された大規模ログデータを利用し,様々なラーニング・アナリティクス手法で学習活動の遷移,学習の遅延,学習予測など学習評価を行っています。また,センシング,VRなど様々なデジタルデバイスを利用し,メディアアート,マルチメディアのコンテンツの開発も行います。

テーマ1:大規模データを利用した授業評価に関する研究

概要:オンライン学習における学習履歴ビッグデータを活用し、データの構造抽出、学習活動のモデル化手法の開発、及び諸学習活動の可視化に関する研究を行う。
キーワード: e-ラーニング / ラーニングアナリスト / AI / 学習履歴 / 可視化 / 学習評価 / アナリスト支援

テーマ2:ヒューマン・インタフェースに関する研究

概要:記憶の強化、意味理解、学習効果の改善を目指し、ヒューマン・インタフェースの有力な一形態として手書き、表情、視線,動きなど個人特徴を有するリアルなマルチモーダル・インタフェースの開発と評価を行う。
キーワード:インターフェース / e-ラーニング / マルーチモーダル/ センシング

テーマ3:メディアアート,マルチメディアコンテンツの開発

概要:VR,AR,Motion Capture,全方位映像など,測域センサなど様々新しいデジタルデバイスを活用し,教育場面でどのように活用するかを研究・開発する。
キーワード:VR,AR,sensor,Interaction,Media art

担当授業科目名

マルチメディア論,Webデザイン論,情報リテラシー, 演習(2年生~4年生)

ゼミ紹介

ゼミ名

李ゼミ
ゼミのテーマ:マルチメディアとWebデザイン

ゼミ概要

本演習では、「テクノロジー×メディア×人」という基本理念を中心に据えて、IT技術、マルチメディア、メディアアート、Webデザイン、プログラミング、データサイエンスなど幅広い知識を持つ人材の育成を目標としています。コンテンツの作成では、グラフィックデザイン、写真処理、3Dモデリング、動画撮影・編集などデジタルコンテンツの専門領域におけるクリエイティブな表現力と共に、IT技術を学びます。また、Webデザインでは、HTML,CSS,JavaScript,Pythonを利用した実践的なホームページの作成、サーバーの構築、データベースの処理などを行います。その他、データサイエンスの処理手法、ゲームのプログラミングなども学びます。

本演習では、多角的な学びを通じて、ジャンルにとらわれないグラフィックデザイナー、イラストレーター、Webデザイナー、映像クリエイター、情報技術者、データアナリストなど多岐にわたり、様々なフィールドで活躍でき、続ける力を養うのは本演習の特長です。
ゼミ生は専門的な知識と技術、表現手法、理論を基本から身につけます。自分の適性を知り、将来の方向性を決めたのちに専門性を深め、自身の専門領域を確立させます。

2024 大学祭 ゼミ出展
測域センサを利用し,足と連動したMedia Art
2024 Dokkyo Earth Week
自転車を利用したプロジェクションマッピング
2022 大学祭 ゼミ出展
Projection Mapping, Motion Sensorを利用し,手と連動したMedia Art
2021 Dokkyo Earth Week
Motion Sensorを利用し,手と連動したMedia Art

卒業論文のテーマ例

(1) 「かっこいいウェブサイトと訪問数、滞在時間、直帰率の関係性について」
(2)「AR(拡張現実)を用いた英語学習」
(3)「Unityを用いた3Dスマートフォンゲームの作成」
(4)「 獨協大学をPRするつり革広告の提案」
(5)「Glideを使った飲食店検索アプリの研究」
(6)「オンライン授業におけるモチベーションとパフォーマンスの関係について」
(7)「暗号技術などを用いたキャッシュレス決済の進展に関する研究」
(8)「葛飾北斎の色彩に関する統計的調査」

授業紹介

マルチメディア論

授業概要

この授業では、マルチメディア作品の鑑賞・制作を通して、マルチメディアの表現、デザイン、デジタル処理に関する専門知識を習得することを目的とする。
春学期では、主にマルチメディアの理論を習得した上で、静止画及び2Dグラフィックのデジタル処理手法を学ぶ。静止画に関して、写真撮影の機材、構図、光について講義を行う。2Dグラフィックに関して、Adobe Photoshopを利用し、実際にグラフィック、文字、画像など情報のデザイン方法、処理手法、作品制作について講義と演習を行う。また、メディアアート、プロジェクションマッピングによく使われるTouchDesignerを利用し、動的、インタラクティブグラフィックの作成について講義と実習を行う。
秋学期では、より動的マルチメディアコンテンツを制作するため、アニメーション、3DCG、映像の表現・処理手法について講義と演習を行う。主に無料でき利用できるOpenToonzを利用した2Dアニメーションの処理、Blenderを利用した3DCGの処理、Adobe Premiereを利用した映像処理などマルチメディアコンテンツの作成手法を習得する。

Webデザイン論

授業紹介Youtube

授業概要

春学期では、Webデザインに必要な知識を講義するとともに、デバイスの多様化に対応するWebサイトの制作手法について講義と演習を行う。主に現在標準となるHTML5やCSS3を紹介しながら、Webデザインを深く理解した上で、Webページの制作手法を学ぶ。また動的Webページを作成できる代表的なプログラミング言語JavaScriptを用いて、動的Webページ、モーショングラフィックスを含む様々な技術を学ぶ。
秋学期では、より高度な動的、インタラクティブなWebデザイン・制作方法を学ぶ。JQueryを使った動的表現手法、及びD3.jsを使ったデータの可視化、Bootstrapを使ったポピュラーWebページの作成など実践的制作手法を学ぶ。また、サーバーサイドのプログラミング言語PythonとSQLを使って、データベースとの連携手法、データの検索方法を学ぶ。その他、オープンソースを利用したCMSの構築についても演習を含めて講義する。