高野文彬(2010年度卒業)
2011年3月の獨協大学卒業後は、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)に就職。2017年12月からは男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」に所属する千葉ジェッツ(株式会社千葉ジェッツふなばし)にて、スポンサー営業を担当しています。プロスポーツは、ファンの方々や地域の子どもたちに夢と感動を与えることができる素晴らしい仕事です。一方、プロスポーツのビジネスサイドは、スポーツが持つその素晴らしい価値・魅力を「売上」に変えていくことが求められます。
私の担当業務は、クラブの売上の大半を占める収入源であるスポンサーの新規獲得、既存スポンサーの契約継続交渉などを行う仕事です。支援してもらうだけでなく、クラブが持つ価値・魅力を最大限に活用し、スポンサー企業の認知度向上、ブランド強化などに貢献していく仕事で、日々試行錯誤しながらお客様の価値を高められるよう取り組んでいます。
獨協大学在学時は、アジアの政治・経済などを学ぶ金子芳樹先生のゼミに所属していましたが、日々対峙するスポンサー企業様との会話の中で、大学で学んだ知識が役立っていることもそうですし、何より英語学科の環境で経験した多様性が、様々な背景を持つ方々とのコミュニケーションに活かされていると思っています。
話は変わりますが、私が千葉ジェッツへ転職するきっかけになったのは、あるとき、今後のキャリアを考えている中で、自分が大好きなバスケットボールというスポーツに対して、心の奥底から湧いて出てくるような、ゆるぎない熱意が自分の中にあることに改めて気が付いたことです。
その熱意に従った結果、現在は大好きなバスケットボールに携わることができ、刺激的で充実した日々を過ごしています。自分の「好き」に正直に向き合い、自分の将来のために選択をすることは、自分をもっと輝かせるきっかけになるかもしれません。高校生の皆さんの今後の活躍を願っています。