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English and American Literature
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Last modified on October 24, 2005
Bulletin BoardA Good Man is Hard to FindThe Assistant
英語圏の文学・文化[英米文学]概論(島田)受講者へ(April 3, 2003) このホームページを使って連絡事項や課題などを上記のBulletin
Boardに掲示していきたいと思います。まだ昨年度のままのページもありますが、徐々に更新していきますので、時々見るようにしてください。授業や課題、試験に役立つ情報も載っていますので、このページから色々なページに行ってみてください。(内緒ですが、なんと過去問の載っているページがときどきアクセス可能になるといううわさがあります!)
英語圏の文学・文化[英米文学]概論 講義の目標 アメリカ文学の概略を知り、「主要な」作家、詩人たちの作品にできるだけ直接触れる(小説、短編小説、詩などの抜粋を実際に読んでもらう)ことで学生諸君にアメリカ文学の魅力を発見してもらい、文学を通じてアメリカの文化を考える。講義概要 米文学史の概略をなぞるが、19世紀のホーソンやメルヴィルの時代の小説と詩、米小説のリアリズムからモダニズムへの発展、60年代以降顕著になってきたマルチカルチャリズム(文化多元主義)に焦点をあて、プリントなどで作品の一部を読み、鑑賞してもらう。但し、通常とは逆に現在から過去に向かって、講義を進める予定。テキスト 板橋好枝・高田賢一編著『はじめて学ぶアメリカ文学史』(ミネルヴァ書房 , 1989)参考文献 福田陸太郎・岩本巌・酒本雅之編『アメリカ文学研究必携』<増補版>(中京出版 , 1985)評価方法 2回の中間試験(各50点、計100点)と定期試験(100点) 100%、不定期に課す4回の課題(各5点、計20点)10%の予定。わざと分かり難く書きましたが、3回のテストの合計が200点で、120点以上が合格、4回の課題提出点20点は「下駄」としてテストの得点に加算されるということです。4回とも課題を提出していれば、仮にテストの合計得点が100点でも、100+20=120となり合格です。 学生への要望 文学をやりたくなかったので、文学部ではなく外国語学部に入学した、という方が皆さんの中には大勢いると思います。それなのになぜ文学・文化概論などという科目があり、しかもそれがなぜ英語学科では必修なのか…「なんでだろう♪♪♪」と不満に思っている人もその中にはいることでしょう。ある国や言語圏の文化を知るには、その文学を学ぶことがもっとも手っ取り早く、しかもより直接的に学べる方法なのです。短期間であれ海外旅行をすれば、訪問先での見聞、経験により、そこの文化を少し知ることができたと感じるであろうことは皆さんも容易に想像できると思います。外国の小説などを読むことは、それと似た経験をすることと思いませんか?しかも、旅行者に現地の人がすぐ本心、本音を明かすことはまれでしょう。しかし、小説や詩では、いわば現地の人が自分の心の奥底を覗いてくれと、皆さんを待っていてくれるのです。これを利用しない手はありません、と私は思います。実際、毎年かなりの受講者から、文学は嫌いだと思っていたけれど、この授業を受けてアメリカ文学や文化に対して興味が湧いた、という感想を(お世辞とは思いますが)いただいています。騙されたと思って、真剣にこの授業に取り組んでもらいたい、そして再挑戦することなく1回で単位をとってもらいたい、というのが、皆さんへの私の要望です。
講義予定 (変更の可能性あり。昨年は前半に時間をとられて、後半が圧縮されました。)Week 1 アメリカ文学・文化概説(授業のやり方、注意事項などの説明を含む):必ず出席すること。
Week 2 (1): 概説。Multiculturalismの背景<以下、[ ]内は授業で読む予定の作品名>Multiculturalism導入の3大要因の3番目、新しい批評理論の影響による真理の相対化(gender/race/class = constraint = fiction = culture = ideology)、PC、揺らぐcanonなど、二重のconstraintを感じるAfrican American Writers Week 3 Multiculturalism (2): African American WritersとJewish Writers [Bernard Malamud, "The First Seven Years"]黒人作家(Toni Morrison, Alice Walker, Ralph Ellison, James Baldwin)、ユダヤ系作家(Saul Bellow, Bernard Malamud, Philip RothとNorman Mailer, J. D. Salinger)、The Catcher in the Ryeの引用文解説、"The First Seven Years"を読む(1) Week 4 Multiculturalism (3): Jewish Writers ["The First Seven Years"]"The First Seven Years"を読む(2)、テーマ(character, action, meaning)、有名作家・劇作家・詩人はユダヤ系かゲイ?(Edward Albee, Neil Simon, Allen Ginsberg, Gary Snyder, Tennessee Williams, Arthur Miller) Week 5 [ 中間試験1]Modernism(1): PostmodernismとModernismの作家たち: PostmodernismとModernism、ちょっと「不真面目な」ポスト・モダニズムの作家たち(John Barth, Kurt Vonnegut, Thomas Pynchon)と「真面目な」モダニズムの作家たち(先駆けSherwood Anderson, 一見マッチョなErnest Hemingway, 1920年代のキムタク?F. Scott Fitzgerald, くやしさ・劣等感を文学にした天才 William Faulkner) Week 6 (2005年10月24日更新) Modernism (2): William FaulknerとYoknapatawpha County [William Faulkner, The Sound and the Fury]Faulknerの世界、The Sound and the Furyを読む Week 7 Modernism (3): William FaulknerとYoknapatawpha County [William Faulkner, The Sound and the Fury]The Sound and the Furyを読む、モダニズムの詩人たち(国外脱出派、Ezra Pound, T. S. Eliotと土着派、William Carlos Williams)とアイルランドの血を引く劇作家(Eugene O'Neill) Week 8 [ 中間試験2]Realism(1): RealismとNaturalism、第1世代のリアリズム作家たち(Mark Twain, William Dean Howells, Henry James)と自然主義文学の影響を受けた第2世代のリアリズム作家たち(Stephen Crane, Frank Norris, Theodore Dreiser) Week 9 Realism (2):Mark Twainと"gender/race/class" [Mark Twain, Adventures of Huckleberry Finn]Adventures of Huckleberry Finnの第11章につい出てしまった?Mark Twainのgender観 Week 10 American Renaissance ロマン派によるアメリカ文学の開花 (1): ConcordとTranscendentalists不思議なドンRalph Waldo Emerson, 元祖、元祖のHenry David Thoreau, 宇宙人Edgar Alan Poe, 男性的すぎてちょっとひいてしまう? Walt Whitman, まいってしまうクールなダッシュの女流詩人 Emily Dickinson [ハンドアウトによるEmily Dickinson詩を数編] Week 11 American Renaissance ロマン派によるアメリカ文学の開花 (2) : 「ロマンス」の二人の巨人(くらーい理想家Nathaniel Hawthorneと1世紀早く真理の相対化を先取りした元船乗りHerman Melville)Week 12 創世期のアメリカ文学:模索 罪作りな自伝?を書いたBenjamin Franklin, アメリカ文学最初の作家?Charles Brockden Brown, 眠っていたかったWashington Irving, エコロジスト?James Fenimore Cooper |
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