「第11回 伝右川再生会議2025」の開催について
大学創立50周年を迎えた2014年、伝右川再生支援プロジェクトが創立50周年記念事業に採択され、第1回が開催された。それからコロナで不開催となった2020年を除いて毎年継続開催し、創立60周年を迎えた昨年、大野元裕埼玉県知事に基調講演をいただき、国際環境経済学科創設10周年記念事業として第10回を開催した。今後、大学創立70周年に向けて、より多くの学生に伝右川に関心を持ってもらい、在学生共有の課題として伝右川の浄化・再生を掲げ、大学を挙げて取り組んでいく体制を目指したい。
さて、第11回となる今年は、埼玉県水環境課の職員から川の保全と共生をテーマに基調講演をいただき、パネルディスカッションではゴミ回収と水質浄化の実効性のある取組について議論したい。きれいな川を取り戻すことはたんに川の浄化だけの活動にとどまらない。地域住民と協働し、まちづくりに伝右川を活かし、住民と一緒にコミュニティを作っていくことが必要となる。本学教職員はもちろん、地域住民の方にもご参加いただき、みんなできれいな川を目指していきたい。
なお、全学の学生に伝右川再生会議に参加し、伝右川の再生・浄化に関心を持ってもらうために、今年度は新しい試みとして「全学総合講座(環境学1)(環境基礎学―自然を見つめる)」の1コマとして開催する。
[開催日時]2025年6月24日(火)15︓30~17︓10(15︓00開場)
[開催場所]獨協大学天野貞祐記念館大講堂 入場無料(定員500名・事前申込不要)
[プログラム](敬称略)
司会 国際環境経済学科1年 野崎 こころ
15:30~15:35 開会挨拶および趣旨説明 国際環境経済学科教授 米山 昌幸
15:35~16:20 基調講演「埼玉県の川の保全と共生~水辺空間の保全から埼玉を活性化~」
埼玉県環境部水環境課 水環境担当技師 中村 優作
浄化槽・豊かな川づくり担当主任 神蔵 雄生
16:25~17:05 パネルディスカッション「伝右川におけるゴミ回収と水質浄化の実効性のある取組を考える」
・コーディネーター 国際環境経済学科教授 米山 昌幸
・アドバイザー 国際環境経済学科准教授 大竹 伸郎
・パネリスト
– 環境国際団体Deco 経済学科3年 浅見 匠彦
– 伝右川再生に向けた支援プロジェクト 国際環境経済学科2年 渡邉 大翔
– 伝右川再生に向けた支援プロジェクト 国際環境経済学科2年 保坂 佳秀
– 草加市市民生活部環境課課長 後藤 弘造
– 埼玉県環境部水環境課 水環境担当技師 中村 優作
– 浄化槽・豊かな川づくり担当主任 神蔵 雄生
17:05~17:10 閉会挨拶 環境共生研究所所長 浜本 光紹