黒川文子教授の論説が雑誌「リベラルタイム」に掲載されました
黒川文子経済学部教授の論説『今後数十年は「日本メーカー」の競争優位』が、2019年3月4日に発売された月刊リベラルタイム4月号に掲載されました。
記事の中で、黒川教授は「日本の自動車メーカーは販売台数、売上高、純利益で、世界のトップ10に三社入っている。今後は、日米物品貿易協定(TAG)の交渉の行方次第で、日本の自動車メーカーは対米輸出への高関税や数量規制への対応を迫られる可能性がある。自動車は、約7兆円を超えるアメリカの対日貿易赤字の七割を占めており、赤字削減の有効な手段として攻撃対象になりかねない。しかし、技術面で得意分野を持つ各日本メーカーは、今後も競争力を保持してくだろう。また、新興国市場が世界自動車販売の成長を支えているため、日本の自動車メーカーはまだまだ燃費のよいガソリン自動車を低価格で製造し販売することが、収益の基盤となるであろう。」と論じました。