秋本弘章 経済学科長 のご挨拶
ゴールデンウィークも終わり、大学での学びも本格化するころになりました。
本年度から経済学科長から在学生の皆様にメッセージをお伝えします。
最近、地理教育の研究において「ジオ・ケーパビリティ」論が注目を集めています。この元となっている「ケイパビリティ・アプローチ」は、ノーベル経済学賞を受賞したアルマティア・センの唱えた考え方で、幸福や貧困を所得(財)の量ではなく、個人が「どのような生活を送りたいか」を実現できる実質的な自由と機会の集合で評価する視点です。
別の言い方をすれば「自由」とは人生・生活における選択肢の広さを意味します。つまりお金を持っていたとしても購入可能な「財」に対する情報がなければ意味はない、あるいは「選挙権」を持っていても候補者に関する正しい情報を持っていなければ適切な投票行動はできないというものです。
つまり真の自由を実現するためには、知識や情報を獲得することは不可欠であり、これこそが「潜在能力=Capability」であるというのです。
経済的にも精神的にも真の自由を獲得すること、別の言い方ではWell-Beingを目指すのであれば、Capabilityを拡大・深化させていくことが不可欠です。獨協大学経済学部での学びによってこれらが実現できるよう教員一同でサポートしていきたいと思います。
がんばれ! 獨協経済学部生!