岡部ゼミ
<2013年、ANAで役員を前にプレゼン>

12月12日、羽田にあるANAの小講堂で、ANAの多国籍の社員約20名を前に「グローバル人材の育成」というテーマで岡部ゼミ3年生がプレゼンを行った。通訳は本学の英語学科の石川君と門脇さんにお願いした。以下各グループのプレゼン内容である。


 ANAの社員を国内業務専門の「Domestic人材」と海外業務専門の「International人材」に分け、International人材の選抜と育成方法についての提案をプレゼンした。英語で筆記試験と外国人との面接を行うことで人材の選抜を行い、その後海外赴任先に一年間派遣し、現地の異文化適応とリーダーシップを養いながら育成を行うことで、今後の海外拠点のリーダーとなるグローバル人材を選抜、育成できるのが私たちのチームの提案である。
夜遅くまで図書館に残り多くの文献を読み進めたことが一番大変であった。企業の方々に自分たちのプレゼンを見てもらうという素晴らしい機会で堂々とプレゼンできたことが今後の経験につながると思う。
(文責:細野 篤伸)

私達のチームはグローバル人材を長期的に育成し、底上げをはかるというゴールのもと、世代別に3つに分け、新入社員に対しては採用、若手社員は環境を、新任管理職へは研修といった、約10年間の長期スパンでの提案を行いました。良い案が出れば、問題点が生まれ、そんな七転び八起き的な雰囲気が大変でもあり、心地良くもあり、様々な困難があり、でもその分乗り越えた時には達成感が湧いてきました。自分にとっても、もちろん他の皆にとっても居心地が良い空間だったと思います。岡部先生をはじめお世話になった方々、素晴らしいゼミ生に感謝しています。(文責:奥村 隼也)

 
私達のチームは、「人材選抜、育成、帰任、配属」のプロセスを提案しました。グローバル人材を育成しても、帰任後、その人材の活躍の場がないのは問題であるという発見から、人材育成だけてなく、帰任後の配属のことまで研究しました。人的資源観点の企業プレゼンは、岡部ゼミ始まって以来初のということだったので、まずは論文200本以上読むことで知識をつけ、それを踏まえた上で、チームでディスカッションを日々行いました。ANAへのプレゼンが決まった当初は高い壁を感じましたが、チームで協力したことにより、乗り越えることができました。
(文責:藤原 佑美)


私達のグループは、IBMのグローバル人材育成モデルを用いて提案をしました。提案の概要は、選抜方法としてケーススタディを用い、選抜された人材を海外支社に派遣し問題解決をさせることでグローバル人材を育成し、帰任後の配属先を国内と海外に分けてANAのグローバル化を達成するというものです。総勢20人の社員の方々に発表するのは緊張しましたが、このような経験を学生のうちにできたことは私たちにとって財産になると思います。最後にこのような機会を設けてくださった先生、ANAの方、切磋琢磨し合えたゼミの皆に感謝をしたいと思います。ありがとうございました。
(文責:三浦 健太)

 今回のプレゼンは今までと少し異なる点が幾つかある。まず、企業側の参加者が20名弱と多い。次にその半分弱が女性で、また外国籍の方も多い。そして最後に、「まあ学生だから」とは言われず、内容が高く評価されたことである。この点はとても喜ばしい。準備のやり方を今後の参考にしようと考えている。最後に、ご協力いただいたANAの皆さんにこの場をかりてお礼を申し上げたい。特に御古さんにはこのような貴重な機会を設けていただき、また、わざわざ本学まで来てANAの現状と課題に関して説明して頂きとても感謝しております。


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