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活動報告 |
2014年9月8〜11日、犬井ゼミナール21期生の夏合宿が行われた。ゼミ合宿の舞台は、亜熱帯から亜寒帯までの植生がみられる世界自然遺産屋久島です。ゼミ生たちはこれまでの講義で、犬井教授からエコツーリズムの取り組みについて学ぶとともに、グループごとに屋久島の地形や気候と植生、文化、産業などに関する事前調査を行なって合宿に臨みました。今回の合宿では屋久島のシンボルでもある縄文杉登山に挑戦するとともに、テント泊や飯盒炊爨などに挑戦しました。
日常とは違う不便な生活は、
実際にエコツーリズムを体験することで、自然環境の大切さや素晴らしさを実感するとともに、小笠原におけるエコツーリズムの現状や課題について現地のツアーガイドや役場等への聞き取り調査を実施し、その結果を各々レポートにまとめました。今回参加した新3年生の諸君にとっては、初めての合宿です。片道26時間の慣れない船旅には、学生諸君も閉口の様子でしたが、小笠原の素晴らしい自然を体験することで、船旅の苦労も吹き飛び、また来たいと語る学生の姿が印象的でした。今回の合宿は、ゼミ生間の絆を一層強いものとすると同時に、各々にとってかけがえのない想い出となったようです。宿のみなさんをはじめ、お世話になったガイドの方々に心より感謝申し上げます。 |
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3月6日a.m.10:00(東京竹芝桟橋) 小笠原諸島父島へ向けて約26時間の船旅に出発です。 |
小笠原丸に乗り込み、小笠原諸島父島へ向けて約1000km(26時間)の船旅の始まりです。
慣れない船旅、みんな船酔い気味です。 7日a.m.11:30、父島到着です。
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ビジターセンターの職員さんからザトウクジラの生態について説明を受けるゼミ生達。
小笠原諸島の成り立ちや海洋島ならではの固有生物について学びました。
亜熱帯農業センターでは,熱帯・亜熱帯地方で見られる珍しい植物の観察を行った。右の写真は特定外来生物に指定されてるグリーンアノール(マウスのポインターをあてると拡大します)。
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ナイトツアーガイド”マルベリー”さん。 (写真右)天然記念物 ”オガサワラオオコウモリ”。子ザルのようなかわいい顔をしています。
コウモリ見ました。 日中は森の中で暮らしています。
(注:写真は小笠原ビジターセンタ―で撮影)
3月にしては、気温が低かったため、天然記念物の”ムラサキオカヤドカリ”はみれませんでしたが、かわりに綺麗な星空を見ることができました。天の川や流れ星に感動の声を上げるゼミ生達がとても印象的でした。
とっても楽しいあっという間の2時間でした。マルベリーさん、ありがとうございました。 |
8日a.m.9:30 ホエールウォッチング&無人島ツアーに出発 |
船長の岡本さん。 海の男ガイドの”タイキ”さん
兄島海中公園でカラフルな魚達と泳ぎます。 素潜りにも挑戦しました。
ハシナガイルカ。 イルカの出現にゼミ生のテンションもUP。
ミナミハンドウイルカ。 ドルフィンスイムに挑戦。
ザトウクジラのブロー(噴気) 横幅4mほどもあるザトウクジラの尾びれ
腰のあたりを水面に出して泳ぐ姿が「座頭」に似ていることからザトウクジラと呼ばれるようになりました。
小笠原の伝統的食材ウミガメ マンタことオニイトマキエイも出現。
無人島”南島に到着” 船の上でお昼ご飯、最高です。
ネイチャーガイドの中村さんから南島上陸にあたってのレクチャーを受けるゼミ生。
隆起サンゴ礁のカルスト地形が広がる南島。
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9日 グループ学習 グループ毎に自然観察や島内観光施設の見学等を行いました。 |
18日p.m.2:00 竹芝桟橋に向け出向。最後まで感動的です。 |
見送りに来た人たち。 ”善くん”も見送りに来てくれました。
”航海安全・皆再開”を願って、太鼓の演奏。 最後は船でのお見送り、感動的でした。
「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ、持ち帰っていいのは思い出だけ」というエコツーリズムの理念を替え得ていいのはや友人との絆を一層強いものにできたようです。
19日p.m.3:30定刻通り東京竹芝桟橋到着、けが人もなく合宿を終えることができました。
26時間の航海は長いけど、また来たくなる小笠原でした。
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