国際環境経済学科・新入生の皆さん。

ご入学おめでとうございます。

4月から3年ぶりにコロナ禍前と同じような通常の大学の授業が行われることになりましたが，コロナ禍の困難な状況はまだ続いています。皆さんが健康で有意義な大学生活をおくるために，新型コロナウイルスにうつらないように，うつさないように注意しながら行動し，皆さんと皆さんのご家族の健康を大切にしていただきたいと思います。日常生活，大学での授業，課外活動など，いろいろな制約がありますが，その中でも，皆さんにとって有意義な活動に取り組んでもらいたいと思います。

国際環境経済学科は，経済学を中心にして，持続可能な経済・社会・環境のあり方について探求すること目標として2013年に開設されました。この学科の英語の名称はFaculty of Economics on Sustainabilityと言います。現在世界各国は，2015年に国連が設定した持続可能な社会・経済・環境の構築に向けた目標SDGｓ（Sustainable　Development　Goals）の実現に向けて取り組んでいます。国際環境経済学科の開設は，この流れを先取りしたものでもあります。

国際環境経済学科で，皆さんは経済学を中心にして，環境問題や国際問題に関する学際的な知識や，調査・情報分析の手法を修得し，現代社会が抱える様々な課題を科学的・客観的に分析する方法を学修します。また，「語学の獨協」の特長でもある充実した語学科目により，皆さんの語学力や国際理解の向上を目指します。

これらの学びを通して，社会経済の課題，環境問題，国際問題，コロナ禍における政策のあり方などの様々な現実の問題について，皆さん自身が考えたり，プロジェクトなどにより実践的な行動を行ったりするために必要な能力を養っていただきたいと思います。

皆さんにとって，大学という新しい環境での生活がコロナ禍のなかで始まりますので，いろいろな不安や心配があることは当然のことです。私たち教職員一同は，皆さんが有意義な学生生活を，安心しておくれるようにしっかりと支えて行きたいと考えています。不安なことがあれば教職員に気軽に相談してください。

これからの4年間で，皆さんが大学での学問や様々な活動を通して新しい発見や経験をし，皆さん自身の大きな成長につながっていくことを祈念しております。