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EUを中心としたドイツ語圏の文化や歴史,社会を分析。より実践的なドイツ語力の取得ができます。


システマティックな学習と進路
段階的な学びでドイツ語の運用能力を高めていきます
 獨協大学のドイツ語学科では入学してから卒業するまで段階的に学習を進めていきます。本学科では実践的なドイツ語の運用能力を養成するとともにドイツ語圏の文化や社会に関する専門知識を身につけます。その学習を支えるのは日本最大級の充実を誇る教授陣ときめ細かなカリキュラムです。
 1年次の「ドイツ語圏入門」、2年次に「基礎演習」で学んだ後は、少人数制のゼミナールで深い専門知識を育みます。ドイツ語検定や資格試験をサポートする講座も多く、卒業後の進路まで視野に入れた学習環境が整っています。

* 会話力はもとより、専門的な文献を読んだり、討議したりする総合的な語学力を育てます。 (「総合ドイツ語」は外国人教員による授業 )
* 自らの問題意識を深め探求する能力を養い、4年間で知の技術の連続的な発展を目指します。( ドイツ語圏入門→基礎演習→専門演習→卒業論文 )

「語学の獨協」ならではの【ドイツ語教育】

● 全国最大規模のドイツ語学科

ドイツは、EU(ヨーロッパ連合)における政治・経済の中心的存在。ドイツ語を母語とする人はヨーロッパ全体でおよそ1億人にも上り、EUの中で最も多く使用される言語となっています。EUが東方へ拡大されつつある今日、ヨーロッパにおけるドイツ語の重要性や、ドイツ語を身につけた人材に対するニーズは、ますます高まりつつあります。

本学ドイツ語学科では、単なるコミュニケーション能力にとどまらず、専門的な文献を読んだり、ドイツ語で討議することのできる総合的な語学力を身につけることを目的としています。そのため、会話力を磨く授業だけでなく、ドイツ語圏の文化や社会に関するさまざまな情報を自ら収集しつつ、関心のある分野に関する高度な専門知識と研究能力を養うための多種多様な授業が開講されており、4年間の学習で着実な語学力と高い思考能力を自然に習得できるよう配慮がなされています。

実践的なドイツ語を学ぶ 環境が整っています
1〜2年次までの2年間一貫してネイティブ・スピーカーが担当する「総合ドイツ語」は必修科目。1クラス25名程度の徹底した少人数教育でドイツ語の運用能力を習得します。会話力はもちろん、専門的な文献を読んだり、討議したりする総合的な語学力を育てます。

既習者も満足できる“上位クラス”があります
入学してからドイツ語を学び始める学生のためのクラスに加え、入学前にすでにドイツ語を学んでいる学生のための既習者クラスを設置しています。そのため1年次から自らのレベルに合わせてより高度な授業を受けることができます。これにより、高い学習効果を得られるのです。

基礎と専門知識を身につける【カリキュラム】

基礎を身につける1・2年次、専門知識を追究する3・4年次

ドイツ語については、1・2年次の「学科基礎科目」、3年次からの「学科共通科目」の履修を通して、その運用能力を養成します。
ドイツ語圏に関する基礎知識は、1年次の「ドイツ語圏入門」、2年次の「基礎演習」を通じて修得します。「演習」は少人数のゼミナール形式で行われ、3年次からは自らの興味や希望する進路に応じて専門分野を深く学べるよう、言語、文化・芸術、経済・社会をはじめとする多彩なテーマがラインナップされています。
右のように「言語・文学」「思想・芸術」「歴史・社会」の3つのコース(専攻)が用意され、2年次秋学期に「専門演習」を決定することによっておのずとコースが定まります。コースごとに必修・選択必修科目が異なり、4年次には学びの集大成である卒業論文に取り組みます。

言語・文学・思想研究コース
ドイツ語の文法、言語の研究方法、ドイツ語の特徴、ドイツ文学とは何か、など言語・文学をめぐるさまざまな問題を専門的に研究します。

芸術・文化研究コース
ドイツの音楽や演劇、東西美術の比較、建築・美術様式、映画文化などをテーマとして取り上げ、ドイツ思想・芸術論についての専門知識を深めます。

現代社会・歴史研究コース
ドイツの政治・対外関係、経済・社会、マスメディアやナチス・ドイツをめぐる諸問題など、現代ドイツ語圏における社会事情を研究します。


その言語の文化的背景まで学べるから楽しい
 ドイツ語学科1年
  
高校時代にアメリカ留学を経験。その時に現地でドイツからの留学生と仲良くなり「ドイツ語でコミュニケーションしたい」と思ったのが、ドイツ語に興味を感じたきっかけです。日本でドイツ語を学ぶなら獨協大学が一番だと思い、この大学を志望しました。入学して感心したのが、ネイティブの先生をはじめ教授陣が充実していること、そしてカリキュラムが充実していることです。
 今、特におもしろいと感じているのが、「ドイツ語学概論」。ここでは、ドイツ語の発生や発達の歴史、地域的な特徴などについて学びますが、会話などのスキルだけでなく、その言語の文化的背景も学ぶことで、ますますドイツ語について興味が深まっています。毎日の授業では、予習・復習が大変ですが、それでも好きなことについて勉強できる充実感を日々味わっています。

詳しい履修とカリキュラムは
こちら>>


多彩な研究テーマに能動的に取り組む【ゼミナール】

●「楽しみながら」頑張るゼミ

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 「山本ゼミでは、近現代のドイツ語圏の芸術・文化について研究しています。美術のみを取り扱っているように思われがちですが、映画、建築、演劇、音楽、文学など、ゼミ生の研究分野は様々です。だから、毎回のゼミの時間で新たな発見が生まれ、幅広く知識を深めることができます。「とんちんかんなことでも言ってみよう!」というゼミスタイルなので、発言もしやすく、発表後の意見交換や議論も熱く展開されます。合宿や美術館遠足なども楽しみの一つ!「ゼミの時間が楽しみだなぁ」と思える、そんなゼミです。」(ゼミ長より)
 
・はじめに
 20世紀のドイツ語圏の国々と聞いて、みなさんは何をイメージしますか?明るく、賑やかなワイマール文化か、それとも今でもドイツに影を残すナチの歴史か、はたまた戦後の東西ドイツか…様々なキーワードが思い浮かぶかと思いますが、いずれにせよ、この時代を特徴づけるのはなんといってもその変化のめまぐるしさ、そして文化の多様さと複雑さです。
 
 そんな多様さに驚き、感動し、複雑さには時々泣かされながら活動しているのが山本ゼミです。テーマは20世紀のドイツ語圏における文化や芸術についてで、先生を含め、ドイツの文化になぜかは分からないけどむしょうに惹かれて(取り憑かれて?)しまっている、楽しい仲間が集まっています。
 
・ゼミの進め方
 春学期は、全体の話し合いで決められた共通テーマに沿ってゼミが行われます。そのテーマは「退廃芸術」「ドイツ映画」「バウハウス」など、毎回異なりますが、特色はグループディスカッションで進めること。ゼミというと、自分のテーマに一直線!というイメージがある方もいるかと思いますが、グループディスカッションの良いところは、ある程度の縛りの中で、他人と協力して発表する経験が積めることです。自分の専門外のテーマであっても、調べていくうちに面白くなったり、また自分のテーマとの関連性が見えてきたり、学問の幅広さと深さを同時に体験できるような活動だと思います。
 
 秋学期は個人発表がベースとなって進められます。一人に与えられる発表の機会は2回。1回目は全員の前で、2回目は何グループかに分かれた少人数を相手に行います。レジュメ、パワーポイントなどを準備し、決められた時間内で発表を進めるのは大変ですが(短すぎたり、逆に伸びてしまったりと、ちょうど良いところを探るのはとても困難!)、他のゼミ生、また先生から意見をもらえるので、有意義な時間です。また少人数でのパネルディスカッションは、より密な雰囲気で、リラックスしつつ、深い議論ができるので、また違った魅力があります。
 
・ゼミの特徴
 そして、山本ゼミの良いところは、上記のような様々な発表形式を、「心地よい」雰囲気の中で体験できることだと思います。
 今までの先輩も、同級生も、後輩も、山本ゼミの学生はなぜか似たような雰囲気です。優しくて、色んなことに興味を持って、学ぶことを楽しめる人たちが集まっているから、それぞれの発表に積極的に参加できる。そういう雰囲気があるからこそ、思わぬ方向に議論が発展したりして、例えば一つの作品に対して、たくさんの側面が見えてきたりする、そういった学問の本当の意味での面白さを、山本ゼミでは体験できると感じています。
 また、ゼミ以外でもゼミ合宿、美術館訪問など、皆で集まる機会も度々設けています。ゼミ合宿では会議室を借りて討論をしたり、天気が良ければ自然散策をしたりと、頭も体もリフレッシュできるようなイベントを皆で考えています。大学の外、いつもと違う雰囲気の中でゼミ生や先生と文化、芸術、さらには人生のあれやこれやについて語り合うのはすばらしく楽しいですよ。
 
・おわりに
 ゼミは、大学の中での「ホーム」のような場所です。大変なこともあるし、やらなきゃいけないことも多いけれど、だからこそ、その山を登りきった後の景色を仲間と眺められたときの感動はひとしおです。
これからゼミに入るみなさんには、自分がどんなことに興味があるのか、というのを考えたうえで、ぜひぜひ自分にフィットする「ホーム」を見つけていっていただきたいと思います。気になるゼミの先生を訪問してみるのもアリだと思いますよ(ドイツ語学科の先生はいつでもWillkommenな雰囲気で学生を待っています)。
 
執筆者はもうすぐこのホームを巣立つ身で、これからゼミ生活が待っているみなさんが羨ましいのですが…だからこそ、みなさんが楽しく、時に真面目に、そして実りある学生生活を送っていけることを願っています。
Viel Glück und Spaß!
 

Marktbrücke(2016年度ドイツ語学科ブログ記者)

あらゆる面のドイツ語力アップと【資格】

あらゆる面からドイツ語力アップを応援します
キャンパスでは毎年200名を超える留学生が学んでおり、パーティーや留学生のためのチューター制度で留学生との交流を深められます。

また、養った語学力を試すための検定試験のサポート講座を数多く開講。2年次終了時点で「独検(ドイツ語検定)2級」またはドイツ政府公認の「Goethe-Zertifikat B1(旧ドイツ語基礎統一試験(ZD))」に合格できるようにカリキュラムが組まれています。さらに高度な「ZMP(ドイツ語中級統一試験)」や「独検1級」にチャレンジすることもできます。



資格取得などのサポート講座

(外国語関連)
・ドイツ語資格試験準備講座 ZD(基礎力),ZMP(中級)
・独検(2級)準備講座
・ドイツ語講座(ゲーテ・インスティトゥート)
・TestDaF準備講座
・TOEIC®テスト講座,TOEFL®テスト講座
・TOEIC®テスト/TOEFL®テストリスニング講座
・実用英語講座(ベルリッツ&サイマル・インターナショナル)
・英語通訳ガイド講座
・仏検2級講座
・フランス語講座(アテネ・フランセ)
・スペイン語検定DELE講座
・中国語検定対策講座
・日本語教育能力検定対策講座

(経済・法律関連)
・公務員試験対策講座
・公認会計士養成講座
・情報処理講座
・検定・簿記講座
・法学検定試験対策講座
・法律専門資格講座
・2級販売士検定試験対策講座
・秘書技能検定試験対策講座


「ゲーテ・インスティトゥート」との連携 【さらなる語学習得のために】


皆さんはこれからドイツ語学科でさまざまな授業を受けてドイツ語を勉強していくわけですが、ドイツ語を習得するにしたがって、いろいろな分野に関心が湧いてきます。そのとき、これから留学したい、上級のドイツ語の検定試験にチャレンジしたいなど、授業以外でももっとドイツ語に磨きをかけたいと思うようになります。ドイツ語学科ではそのときのために、大学の授業のステップアップや補充講座として、
ゲーテ・インスティトゥートと提携して、キャンパスの中でこの講座を受講できるようにしました。

ゲーテ・インスティトゥートからの授業料の割引だけではなく、大学からの補助もついているお得なプログラムです。しかも、都内まで通うための電車代もいりません。

ドイツ語学科に関するお問い合わせは「問い合わせ先/事務局案内」からお願いします。