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経済学科

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ゼミナール・授業紹介

  1. 経済理論コース
  2. 総合政策コース
  3. 国際経済コース

経済理論コース

経済成長、物価変動、為替レート、株価、失業、貧困等々の問題がどのような要因に基づいて決まるのか、それらの問題点の解決はどのようにしたらよいのか等について明解に答える分析力を身につけることを目指します。

ゼミナール紹介
マクロ経済学|山下 裕歩 准教授

写真:マクロ経済学|山下 裕歩 准教授

基礎理論を学んで、経済ニュースを読み解こう。

マクロ経済学の大きな目的は、皆が幸せになれる社会を目指すこと。ゼミでは教科書をベースに基礎理論を学んだうえで、景気が良い悪いといった波を、なるべくなくすようにするとか、長い目で見て国が成長するにはどうすればよいかを考えます。日々のニュースも、マクロ経済学がわかっていれば自分なりの解釈を伝えることができるのです。例えば、タイで起きた洪水のニュース。経済のグローバル化にともない、多くの日本の企業が東南アジアへ進出しています。労働賃金や工場の家賃などのコスト面に加え、少子化による需要の低下、急激な円高の影響もあり、企業はビジネスチャンスを国外に求めたのです。町工場などの中小企業の進出を後押しする大手企業や役所もあります。ことろが、災害でリスク管理が問われることになりました。こうした経済現象がなぜ起きているのか。因果関係を明らかにし、原因を検証して今後に活かすように学んでいきます。入門書にあたる教科書をお気に入りの小説のように何度も読みかえしてみてください。

PICK UP カリキュラム

  • 上級ミクロ経済学
    ミクロ経済学は、経済社会を考察するためのもっとも基本的な分析ツールです。本講義を通じてより高度な分析ツールを身につければ、その応用で得られる知見はより豊かなものになります。
  • 上級マクロ経済学
    現代のマクロ経済における諸問題を考察していくためには、期待形成や動学化といった概念を理論モデルに組み込んでいくことが重要となります。本講義ではこれらを組み込んだ新しいマクロ経済理論を考察していきます。
  • ゲーム理論
    ゲーム理論とは、戦略的な状況の下で社会全体としてどのような状況が安定となるかを分析し、さまざまな状況に対する明解な解を示す学問であり、応用分野は経済学にとどまらず、社会学、政治学、生物学などにもおよんでいます。
  • 経済経営数学
    経済・経営に係る社会科学において、数学での理解は欠かすことができません。本講義では、「練習問題を解くことで理解していく」ことによって、経済・経営に係る数学を体得することを目的としています。
  • 経済学史
    経済学の形成過程を追体験し、経済理論への理解を深めてゆくための手がかりとして、経済学者が実際に取り組んだ問題や社会的背景、時代的文脈を考察していきます。
  • 経済社会学
    私たちはより豊かな暮らしをするために社会を作り、経済を発展させてきました。しかし、現実にはいまでも多くの人が貧困と抑圧に苦しんでいます。資本主義社会のもつ問題点を明らかにしながら、私たちが真に豊かに暮らすために必要な経済社会のビジョンを考えていきます。

総合政策コース

現代経済において大きな役割を果たしている政府の経済政策に焦点を当てて学びます。公務員志望だけでなく、ビジネスマンを目指す人、幅広く現代の経済現象を分析したいと考えている人に適したコースです。

ゼミナール紹介
仕事と暮らしの経済学・働く人を幸せにする経済社会システム|森永 卓郎 教授

写真:仕事と暮らしの経済学・働く人を幸せにする経済社会システム|森永 卓郎 教授

あの事業仕分けのような、熱い議論が渦巻くゼミ。

森永ゼミでは、学生が二人一組でテーマを選択し、事前に調査・分析した内容をプレゼンテーション。その後の質疑・応答を経て、他の学生とともに議論を重ねる形式で行われます。たとえば、「民主党のマニフェストを実現するには、財政をどうやりくりすべきか?」というテーマの時には、マニフェストに掲げられた項目のひとつひとつを詳細に分析し、裏づけとなるデータを集めたうえでその実現性について言及。公共事業、ムダ遣い、天下りなどの言葉が飛び交い、TVで国民に新鮮な印象を与えたあの「事業仕分け」のような熱気あふれる議論が展開されました。ご自身も予算編成にかかわったことのある先生が、自らの経験談を披露しながら、財政に関するより専門的な解説でサポート。議論で解決することのできない、学生たちのさまざまな疑問に答えていきます。時には、まるでフィクションのような「天下りの内幕」などのお話も飛び出し、食い入るように耳を傾ける学生たち。なるほど、森永ゼミには、学生が自ら考え、議論し、深める経済の生きた学びがあります。

PICK UP カリキュラム

  • 経済政策論
    経済学においては、市場における資源配分が最も効率的であるという命題があります。しかし、現実の社会ではこの結論が成立するための前提が必ずしも満たされません。そこに、政府が政策的に市場に介入する必然性が存在し、経済政策が重要な使命を持つことになります。
  • 労働経済学
    労働経済学は、労働分野の諸問題を経済学の枠組みで解明する学問です。本講義では、労働経済学の基礎理論を学び、その上で現実の経済・社会に適用して、現代の雇用システムの問題点を考察していきます。
  • 都市経済学
    人間の生活や経済活動はかなりの部分が都市で行われていますが、人間が集積することで、土地・住宅市場や交通に様々な問題が生じます。本講義は、都市を経済学から分析し、実際に行われている政策を論じていきます。
  • 金融論
    金融とは、資金に余剰のある主体と資金が不足している主体間で資金を融通することです。本講義では、金融を仲介している銀行をはじめとする金融機関や中央銀行の行動とその帰結を考察していきます。
  • 財政学
    わが国の財政問題を考えていく際の手がかりとなるような財政学の基礎的事項、制度とその機能について理解し、現実の財政問題について考察していきます。
  • 日本経済論
    基礎的な経済理論をベースに日本経済の仕組みや日本経済が抱えている問題点を明らかにした上で、実際の経済現象がどのように理論的に説明されるのかについて考察していきます。

国際経済コース

国際経済社会の歴史と各地域の現状についてさまざまな視点から学び、深い教養に裏打ちされた国際人の養成を目指します。将来、国際的に活躍したいと考えている人や、広く国際的視野を身につけたいと考えている人に適したコースです。

ゼミナール紹介
経済学と現代|本田 浩邦  教授

写真:経済学と現代|本田 浩邦  教授

分かったつもりのことも、いろんな角度から見直して、議論を深めていこう。

2008 年にリーマンショックが起こって以降、停滞を続ける世界経済について、議論されてきたことや実際に行われてきたことを研究するゼミです。テーマは、日本の雇用システムの再構築、非正規労働や賃金制度の問題などひとそれぞれです。経済学は大人の学問と言われるほど、経験を積まないとわかりにくい学問です。しかし、他のゼミ生の発表を聞くうちに、それが経験となり、経済問題を考えられるようになります。そのうえで、経済政策にはいろいろな選択肢があることを理解してください。社会保障のための消費税増税が議論されていますが、財源はそこにしかないのでしょうか。違う方法もあるとは思いませんか。そうした多様な考え方があることを知ってください。ですから、新聞報道をうのみにせず、その背後にある経済思想や経済理論にまで考えを深めることが大切です。なぜならば、私たちの「生活の文脈」ともいえるものが経済だからです。

PICK UP カリキュラム

  • 国際経済学
    国際経済学とは、国家を分析の基本単位として、複数の国家にまたがる財・サービス・資金・労働の移動・取引についての経済学的な分析を行う分野であり、本講義では、国際経済を理解するのに最低限必要となる基礎理論を考察していきます。
  • 国際金融論
    国際金融論は国際的な「カネ」の取引、すなわち経済取引の「貨幣的側面」を扱い、金融資産同士の国際的な取引、あるいは金融資産と財・サービスの交換に関わる諸問題を分析対象とする分野です。本講義では、国際収支に関する諸概念、国際通貨制度、為替相場決定理論などについて考察していきます。
  • アメリカ経済論
    アメリカ経済の現代的な構造や機能は、1930年代の大恐慌期から第二次世界大戦後にかけて形成されました。本講義では、その過程を歴史的にフォローし、その中からどのような経済学的な考え方が生まれてきたのか、さらに、その背景をなす国際環境の変化や政治社会的な事件も考察していきます。
  • ヨーロッパ経済論
    本講義では、戦後のヨーロッパにおける統合の深化と拡大の経緯、現在のEUの制度的な枠組みや経済政策の概要について学んだ上で、単一通貨ユーロの導入と中東欧のEU加盟によって、ヨーロッパ経済や金融市場、産業構造、企業に生じた変化について考察していきます。
  • 東アジア・中国経済論
    近年東アジアの急速な発展と域内諸国の相互依存関係の強化によって、東アジアは世界経済を牽引する存在になったと言われています。なかでも中国経済はすでに米国に次ぐ経済大国に浮上しています。本講義では、東アジア全体に目を配りつつ、中国経済を中心に考察していきます。
  • 外国経済史
    イギリス産業革命は、イギリスに固有な事例という側面を含みつつも、ある種の普遍性を有することは否定できません。なぜイギリスで史上最初に産業革命が展開したのか、さらに、具体的な展開過程を技術革新や代表的企業家の活動を中心に分析し、産業革命の社会経済的な結果としてもたらされた外国貿易の構造変化、社会生活の変化について考察していきます。

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