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ゼミナールの特色

獨協大学経済学部のゼミナールの特色について、ご紹介します。

全学部生に対する4年間にわたる少人数教育

経済学部では4年間にわたって演習(ゼミナール)による少人数教育を必修として行います。
1年次春学期(1学期)の「クラスセミナー」では、語学クラスの単位でゼミナールを行い、文献の読み方・調べ方、発表の仕方、レポート・論文の書き方などアカデミック・スキルを学びます。秋学期(2学期)は2年次から始まる専門演習の準備期間であり、ゼミ募集と選考を通じて各自の進むべき専門分野を決めます。
2年次から専門演習がスタートします。2年次(3・4学期)の「演習Ⅰa,b」、3年次(5・6学期)の「演習Ⅱa,b」、そして4年次(7・8学期)の「演習Ⅲa,b」と、3年間にわたって同じ指導教員のもとで、演習テーマに沿って研究に取り組みます。専門演習では、専門知識を身につけるとともに、プレゼン、討論、フィールドワークなど、アクティブな学びを行い、大学教育の集大成として全員が卒業論文を完成させます。

[演習(ゼミナール)のカリキュラム]

[演習(ゼミナール)のカリキュラム]

専門演習の目的

写真:専門演習の目的

経済学部では、専門演習を大学教育における根幹となる専門教育と位置付けて、次のような要素を含む複合的な学力の養成を目指しています。すなわち、「演習Ⅰa,b」では(1)専門知識を修得し、(2)社会的な問題意識を育み、(3)自ら勉強する方法を身につけます。「演習Ⅱa,b」では(4)自らの考えを効果的に報告する能力を養い、(5)自らが立てた問いに対して効果的に解を与える方法について身につけます。そして、「演習Ⅲa,b」では卒論に執筆に取り組みながら、(6)他者の報告を聞き、自らの意見を述べる能力、(7)他者の意見を聞き、自らの意見を修正する能力、(8)自らの立てた問いに解を与えるときに必要なデータや論文を収集する能力等を身につけます。

就活を見据えた専門演習の早期スタート

皆さんにとって、入学してわずか半年後の2学期にゼミを選ばなければならないのは大変だと思います。しかし、3年次秋学期にはもう就活がはじまりますので、就活を勝ち抜く能力を身につけるためにも、経済学部では2年次から早期に専門演習をスタートさせる体制をとっています。
もちろんゼミは就活対策のためにあるわけではありません。同じ演習テーマに興味をもった仲間が集まって、互いに報告し、議論をぶつけ合いながら、真理を追究していくというゼミの活動が、皆さんの社会人基礎力*を成長させ、それが就活で評価されるのだと考えているのです。その意味で、私たちは、演習(ゼミナール)は大学が学問を通じての人間形成の場となるための重要な役割を担っていると考えています。そのような場だからこそ、学生と教員の間に信頼関係が育まれ、卒業後も続いていく大切な友人ができるのです。

(注*)経済産業省では「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を3つの能力(12の能力要緊)から成る「社会人基礎力」として定義づけています。
詳細はこちらを参照してください。

きめ細かい指導教員体制

写真:きめ細かい指導教員体制

1年次には「クラスセミナー」の担任であるクラスアドバイザーが、2~4年次にはゼミ担当教員が指導教員となって、大学生活へのスムーズな導入から、ゼミ選択の相談、学習相談、学生生活上の相談、イベント・手続き等の伝達など、大学生活全般について皆さんの相談にのったり、指導を行います。
2年次以降には、成績不振者(単位修得状況の思わしくない学生)に対して指導教員が個別面談指導を実施し、学生に学業上の指導を行うとともに、学生の抱える学生生活上の問題の把握に努めています。また学生の成績不振の状況と教育指導実施について保証人にもお知らせし、自宅での生活指導と併せて学習状況の改善を図っています。
またすべての専任教員はオフィスアワーを設けて、皆さんからの相談や質問に応える態勢をとっています。

3学科から選べる多彩なゼミナール

写真:3学科から選べる多彩なゼミナール

ゼミは経済学部の3学科に所属しているすべての教員のゼミから選択できます。他大学のゼミと対抗ゼミ(インゼミ)を行うゼミ、地域社会に出て地域貢献活動を行うゼミ、農業体験を行うゼミ、企業に出向いてプレゼンを行うゼミ、全国的な研究発表会やコンテストに参加するゼミなど、さまざまなゼミがあります。ゼミ合宿や夏休みの活動などについてもゼミによってだいぶ異なります。
2年次から4年次まで3年間、同じ教員のもとで指導を受けていくことになりますので、たくさんのゼミのガイダンスに出たり、ゼミ見学に訪れたり、図書館で専門分野について調べるなどして自ら情報を収集して、志望ゼミを決めていきます。
選考に合格するとゼミが決定します。ゼミが決定すると、おのずと2年次からのコース選択も決まってきます。2年次にはそのゼミの関連するコースを登録し、ゼミ担当教員の指導のもとでコースの履修モデルに沿って専門科目を積み上げていくことになります。

2013年度演習担当教員の演習テーマ一覧(参考)

2013年度入学生からは、1年次秋学期(2学期)に、2年次開講の「演習Ⅰ」の演習テーマが発表され、ゼミ募集と選考が行われます。
以下の表は、参考までに、2013年度「演習1*」 (2008~2012年度入学生向け専門演習)担当教員の演習テーマについて掲載したものです。

図:2013年度演習担当教員の演習テーマ一覧(参考)

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