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ドイツ語圏で働いてみよう。

ドイツ語学科では、夏休み期間にドイツでのインターンシップ研修を行うことができます。
ドイツ語圏で仕事することやドイツ語を使って仕事をすることに興味のある学生は、ぜひこのチャンスを最大限に活用してください。


2017年度ドイツにおけるインターンシップ説明会が下記の要領で開催されます。

2016年度ドイツにおけるインターンシップ応募のためのエントリーシート (2016/12/9アップロード)
2017年度夏にドイツにおけるインターンシップ研修に応募するためには、下記のエントリーシートをダウンロードしてください。
必要事項をすべて記入した上で、獨協大学発行の成績表を1部を添えて提出してください。
 ・エントリーシートPDFバージョン
 ・
エントリーシートWordバージョン

提出締切:2017年1月25日(水)17:00
提出場所:中央棟5階 ドイツ語学科共同研究室(526)
問い合わせ先:ドイツ語学科キャリアセンター委員 古田善文
2016年度ドイツにおけるインターンシップ報告書
2016年度、ドイツにて行われたインターンシップ研修の様子を参加した学生の報告書からご紹介します。
2016年度参加者:7名

Auslandsgesellschaft / Kornhaus Naturkost(竹内優)

竹内 優(ドイツ語学科4年)
インターンシップ先:Auslandsgesellschaft / Kornhaus Naturkost

はしめに
 私は 1 年間のハイデルベルク大学での交換留学を終えそのままインターンシップに参加しました。交換留学開始前に参加することも考えましたが、それまでドイツに行ったことがなく語学力の面でも環境に適応するという面でも不安があったので、留学後にインターンシップをすることを選びました。インターンシップ特殊演習は、3 年次春学 期(留学出発前)に履修していました。

事前研修
 8/1 に留学先のハイデルベルクからドルトムントへ移動し、その翌日からAuslandsgesellschaft でビジネスドイツ語の事前研修を受けました。私たちの授業を 担当してくれた先生はとても優しくフレンドリーでした。最初に親しい間柄で使う du で呼び合おうと言ってくれたので、私たちも先生を du で呼んでいました。
 授業内容はアルファベットの口頭でのつづり方、電話の掛け方のシミュレーション、 職場での振る舞い方、スモールトークなど実践的なものばかりでした。事前にこのコー スを受けたことで、インターンへの不安が和らぎ良かったと思っています。 授業の他にもドルトムント市内の企業や市庁舎訪問、市内観光など様々なアクティビ ティがありました。インターン開始後も、基本的に週に一回 Suliman さん、または先 生を含めた全員で集まり現状や問題点を話したりする機会があったので、不安があっても相談に乗ってもらうことができ大変助かりました。

インターンシップ 【Auslandsgesellschaft】
 今回私は 2 か所でインターンシップを体験させてもらいました。最初の約 10 日間は Auslandsgesellschaft で主に独→日の翻訳をさせてもらいました。まずは Auslandsgesellschaft の来年度のコース案内を日本語に訳し、次にドルトムントにあ る歴史的建造物(ナチ時代の牢獄)である Steinwache のパンフレットの一部を翻訳させてもらいました。その他にも初日は Integrationskurs(統合コース)に参加している子ど もたちの博物館見学に一緒について行かせてもらったり、最終日にはIntegrationskurs の参加者と共に Steinwache を見学したりしました。翻訳は頭をたくさん使うのであま り長時間やりすぎない方がいいよ、と私の Chefin にあたる先生や Suliman さんが配慮 してくれたので、朝 10 時に出勤しお昼に 1 時間の休憩、そして遅くとも 16 時までに 退勤と実質労働時間はかなり短かったです。翻訳をするときは日本語キーボードが必要なので持参したノートパソコンを用いて作業していました。ドイツ語で分からない箇所 があったらすぐ隣で仕事をしている先生に質問したり、作業中も他の職員たちがどのよ うにオフィスで働いているかを目にすることが出来たりしたのでとても有意義でした。 非常に短期間で、翻訳をお願いされたパンフレットはかなり情報量が多く高度な歴史の 知識も必要だったため、最初のほんの数ページしか翻訳し終わりませんでしたが、とに かく翻訳のインターンをやりたいというのが私の希望だったので、このような貴重な機 会をいただけたことに本当に感謝しています。翻訳は自分が想像していたより何倍も難 しいということ、また多くのリサーチが必要なのでたった数行を訳すのにもかなり時間 がかかるということがわかりました。

【Kornhaus Naturkost】
 8 月下旬からは 1 カ月間 Kornhaus Naturkost という Bio 製品を扱うお店でインターンをさせてもらいました。シフト制で、平日の 7:00-14:00 または 14:00-20:00 に 働いていました。このお店は過去に何度も獨協生を Praktikant/in として受け入れているのでとても慣れている様子でした。翻訳のインターンとは全く違うのでとても不安で したが、初日に Chef が店内や私が担当する仕事について説明してくれたり、他の Kollegen 達も私の数多くの質問に嫌な顔を一切せず丁寧に答えてくれたりしたのでとても働きやすかったです。私は店内のパン売り場と、そこに併設しているレジを主に担 当しました。最初の週は注文されたパンを包装することと担当する売り場の商品の名前 を覚えることに集中しました。慣れてくると、お客様に試飲をしてもらい、買ってもら うように宣伝するという仕事も任されるようになりました。その商品の特徴を頭に入れ て自分の言葉で説明し、お客様を買う気にさせるのはかなり難しかったですが、一つ 12 ユーロ以上する高額な商品を購入していただいたときはものすごく嬉しかったです。
 Kornhaus に来られるお客様はとても心の広い優しい方たちばかりで、常連さんもた くさんいました。Chef は「ここではお客様とゆっくりお話しすることを心がけている」 と言っていたので、お店の雰囲気そのものが温かかったです。私が日本人だとわかると 日本語で話しかけてきてくれたり、インターン最終日にお客様から私に餞別として小さ なお菓子を買ってくれたりと、素敵な体験をたくさんしました。1 か月間楽しんで働くことができたのもユニークで心優しい同僚たちや Chef のおかげだと思っています。イ ンターン先を悩んでいる人がいたら、Kornhaus を強くお勧めします。

ホームステイ
 私はホストマザーと 1 つ年下のホストシスターの二人暮らし(+ペットの犬)の家庭に 1 カ月半滞在させてもらいました。9 月に 2 週間 Urlaub でフランスに行く関係で家 に誰もいなくなってしまうので、当初は途中から別の家庭にホームステイをする予定でしたが、とても居心地がよくホストファミリーとも離れがたいということを伝えたとこ ろ、最後までここにいていいよということだったので結局帰国当日までその家庭に滞在 させてもらいました。
 偶然にもその家庭は私の親友が昨年度のインターンシップに参加したときに滞在し た家庭だったので、事前にどのような様子か友達から聞くことができた上に、ホストフ ァミリーとも共通の話題ができたので良かったです。私は交換留学直後にこのインターンに参加したので、家にいるときは学期末のレポートや留学後の手続き等に追われホス トファミリーと出かけることは出来ませんでしたが、夕食や日曜の朝食を時々一緒に食 べたり、一緒に庭でバーベキューをしたりして過ごしました。ホストマザーもホストシスターもとても優しく親切で、いつも笑顔で会話をしてくれました。その他にもホスト シスターのおじいさんや彼氏、友達など様々な人と知り合うことができてとても楽しか ったです。ホストマザーは毎晩時間を作って私の進路相談などに乗ってくれて、いつも 温かい言葉で勇気づけてくれました。当初はホームステイをするのが不安でしたが、別 れるのがすごく惜しくて、本当にこの人たちと出会えて良かったと思いました。ドイツ の家族として、この先もずっと交流していきたいです。

最後に
 改めて、このインターンシップに参加して本当に良かったです。ここで得たものは留学中には得ることができなかったものなので、自分の視野も以前より広がったと思います。このプログラムで得た経験や出会いは一生の財産になるので、インターンに応募するかまだ迷っている人がいたら、とにかく参加してみることをお勧めします。
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Wasserschloss Bodelschwingh(ボーデルシュビング城)(小野かんな)

小野 かんな(ドイツ語学科2年)
インターンシップ先:Wasserschloss Bodelschwingh(ボーデルシュビング城)

はじめに
 私は 1 年生のときの語圏入門の授業でこのインターンシップの話を聞いてから興味を持っていました。そこで2年生の春学期にインターン特殊演習の講義を受講し、夏休 みを利用してこのインターンシッププログラムに参加しました。私はまだ将来の職業など何も決まっていなかったので、興味のある歴史に関するお城や文書館などをインターン先の希望として出していました。そして最終的に、Auslandsgesellschaft の Suliman さんがドルトムント郊外のボーデルシュビング城を見つけてくださり、そこでのインターンが決まりました。

ホームステイ先:Familie Schröder
 ホームステイ先は、お父さんとお母さんと 22 歳と 26 歳の兄弟と犬が一匹いる、Schröder さんの家で、9週間滞在しました。ドルトムント市街から電車で 20 分、イ ンターン先までも自転車で 15 分だったのでとても便利でした。部屋はトイレと台所、ベッドがある離れの小部屋が与えられ、一人の時間もとても快適に過ごせました。 Schröder さん一家はみんな働いていたので食事は基本的に別でしたが、時間が合えば 一緒に食べました。特にお父さんとは仕事が終わってよくおしゃべりをしました。これ はとても楽しかったですし、お互いの国のことをそれぞれの目線や立場で話せたことがなによりも嬉しかったです。また、土日はお兄ちゃんたちに連れられてサイクリングに行ったり、お母さんと Düsseldorf にお買い物に行ったりもしました。いつも冗談が飛び交う、笑いの絶えない家族でとても素敵な時間をすごしました。

インターン先:Schloss Bodelschwingh
 インターン先のお城では、朝 10 時から基本的に 17 時まで働きました。仕事内容は、 お城の広大な庭園で毎年行われる三日間のお祭りの準備でした。初めは基本的に事務所 で、データ入力や集計、ファイリング、名簿や備品のリスト作成・管理、招待状の送付などの事務仕事をしました。お祭りの三日前になると、学生アルバイトの人たちとお祭りに出店する企業に提供するケータリングサービスや、お祭りの準備全般の手伝いをし ました。お祭りの当日も、学生アルバイトの人たちと入場ゲートでのチケット切りや、 Depot サービス、お城の歴史ツアーの付添などをしました。お祭り後は、後片付けや 事務仕事をしました。
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 ボーデルシュビング城は、700年前から変わらず男 爵さんとその家族の方が住む個人所有のお城です。仕事は基本的に男爵さんと、二人の秘書の方が事務所で働いているため、とてもアットホームな雰囲気の中で 仕事ができました。時には、仕事の指示の確認を怠っ たため間違えてしまったり、与えられた仕事がその日 に終わらなかったりして反省することもありました。 しかし、失敗や反省することがある度に、上司と一緒 に改善点を考えたり、アドバイスをもらったりと、得 るものは大きかったです。これらの経験を通して、少なくとも与えられた仕事を滞りなくこなすには、事前 準備と確認、報告を怠らないことが大切ということを 学びました。
 お祭りの際にはたくさんの出店者の方や、来場され た方と交流しながら働いたことや、学生アルバイトのみんなと一緒に働けたことが楽しい思い出として残っています。お祭りの最終日は、みんなで作り上げ成功させたことの達成感で一人ひとりとハグをしたことも、一生忘れられない経験となりました。
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Mayersche Buchhandlung(福士明日香)

福士 明日香(ドイツ語学科2年)
インターン先: Mayersche Buchhandlung

はじめに
 私は獨協大学に入学した当初から当インターンシップ・プログラムに参加したいと考えていました。以前から、将来ドイツで働いてみたいという思いがありましたが、実際にドイツで働くということがどういうことなのか全く判らなかったので、このプログラムを通してドイツの労働環境やワークライフを身をもって体験し、自分の将来について考える参考に出来たらよいなと思っていたからです。実際に私はこのプログラムで多くの貴重な経験をさせていただくことができました。
事前研修について
 インターンシップが始まる前の一週間はドルトムントの Auslandsgesellschaft でビジネスドイツ語の語学研修がありました。ここではドイツ語での電話対応の仕方や接客の仕方を学びました。また、この事前研修にはドルトムントの市内観光や博物館、工場見学やミュージカル鑑賞などの課外活動も含まれていました。このような課外活動のおかげでインターンシップが始まる前にドルトムントの街にすっかり親しむことができたように思います。
 このような語学研修や課外活動はインターンシップが始まってからも毎週木曜日、全 員の仕事が終わった後に近況報告もかねて行われました。湖を訪れたり、遊覧船に乗ったり、ドルトムントのサッカーチーム BVB の試合を見に行ったりと課外活動は毎回とても充実しており、ドイツについて知るうえでもとてもよい経験であったと感じます。
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インターンシップ先について
 私がインターンシップをしたのは Mayersche Buchhandlung という Nordrhein-Westfalen 州でも1位、2位を争う大型書店のドルトムント支店でした。この支店は Mayersche Buchhandlung の支店中でも特に大きな支店のひとつで、カフェなども併設している3階建ての書店です。私は主に児童書、教科書類や料理本などのコーナーがある 3 階に配属されていましたが、決まった仕事があるわけでは なく、人手の足りないところに随時割り当てられるという形でした。そのため、商品の包装、値札の印刷、本の整理、棚の移動や掃除、商品の値札の張りなおし、棚や ショーウィンドウのデコレーション、在庫の確認、お客様の質問への対応、取引先との会議への参加、万引きの予防など本当に毎日様々な仕事を経験させていただくことができました。
 私は自分なりに活躍できる道を見つけようと思い、「自分の中で与えられた課題は全て完璧にこなす」、「挨拶を必ずする」、「いつも明るく親切でいる」、という 3 つの目標をたて仕事に取り組むようにしていました。その成果もあってか、最初は掃除や単純な整理作業の仕事を与えられることが多かったのが、徐々に信頼してもらえるようになり、最終的にはお客様への対応や棚や机のデコレーションや配置、移動などの大きな仕事も一人で任せてもらえるようになりました。特に私が一番得意としていたデコレーションの仕事においては、ひとつの大きな机、棚、商品の入った段ボール箱を与えられ、私の思うように商品を並べさせてもらえることも度々あり、とても楽しかったのを覚えてい ます。
 しかし、私のインターンシップを担当するはずだった上司が最初の 1 か月休暇をとっていたため最初は放って置かれることもしばしばあり、何をやっていいのか分からな いなど、大変なこともありました。せっかく来たからには何もしないではいられないと思い、自分から色々な部門に仕事を探しに行くようにすることで徐々に様々な仕事を任 せてもらえるようになりましたが、慣れるまでは苦労をしました。また、お客さんの中には移民・難民問題の影響もあるのか、外国人を心よく思わない方も時々いらっしゃり、 あからさまに態度に示されることもありました。そのような時はとても悲しかったです。
 インターンシップ先には年の近い研修生達や他のインターン生も多く、彼女達とは週 末オランダに出掛けたり、ショッピングをしたり、夕飯に招待されたりと、とても仲良 くなりました。最後の日には研修生達や、所属していた児童書チームの同僚や上司が優しい言葉とたくさんの贈り物で送り出してくれ、このプログラムに参加して良かったと心から思うと同時に、ドルトムントから離れるのがとても寂しかったのを覚えています。

ホストファミリーについて
 私は今回、日本人を受け入れるのは初めてだったという Laven 家にお世話になりました。Laven 家はホストマザー、ホストファーザーと二人の娘からなる素敵な 4 人家 族でした。娘二人は旅行に行っていたり、一人暮らしをしていたりとほとんど家にいな かったため、私はほとんどの時間をホストマザー、ホストファーザーと過ごしました。 この家族は私にぴったりの家族だったと言っても過言ではなく、インターンシップ・プ ログラムの間、ホストファミリーと過ごす毎日はとても楽しく、良い思い出でいっぱいです。ホストマザーとはよく一緒にジョギングをしたり、編み物をしたりしました。ホストファーザーとは毎週 2 回バドミントンのトレーニングに出掛けたり、一緒に料理 したり、お庭で政治的なテーマについて語り合ったりしました。たまに帰ってくるホストシスター達も私をよく映画に連れて行ってくれ、仕事で疲れていても、家に帰ってくるとホストファミリーとの生活が楽しくて、すぐ元気になりました。4 人とも私と本物 の家族のように接してくれ、6週間とても過ごしやすかったです。

最後に
 このインターンシッププログラムは私に多くの貴重な経験と出会いを与えてくれました。現在留学している Marburg 大学においてもインターンシップで学んだことはとても役に立っていますし、このプログラムで出会った友人達やホストファミリーは今でも 連絡を取り合う大切な友人になりました。また、この経験は自分の得意なことは何か、 逆に、自分のこれからの課題は何であるのかなど自分を見つめ直すきっかけにもなりま した。 このようなプログラムに参加するきっかけを与えて下さった方々とドルトムントでお世話になった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
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書籍店で研修中

Röstwerk / PÂTISSIÈRE & CHOCOLATIÈRE(原嶋 咲也子)

原嶋 咲也子(ドイツ語学科3年)
インターンシップ先:Röstwerk / PÂTISSIÈRE & CHOCOLATIÈRE

はじめに
 私がこのプログラムに初めて興味を持ったのは、1 年生のドイツ語圏入門の授業で、先輩方が話をして下さった時でした。大学在学中に必ず何かしらの形でドイツへ行こうと思っていた私は、このプログラムがあることを知り、ドイツで働くという体験はとても貴重でなかなかできないと思い、今回参加しました。インターンシップの準備として、 ヴェルナー先生のインターンシップ特殊演習とマッコイ先生のビジネスドイツ語を受 講しました。

事前語学研修
 初めの 1 週間は、Auslandsgesellschaft でビジネスドイツ語を勉強しました。ドイツの働き方や働くにあたっての注意点、実際のインターンシップで使われるようなフレーズを学びました。私たちのレベルに合わせて、丁寧に教えてくださり、インターンシップをするにあたって役に立ちました。事前研修では、授業の後にミュージカルを見に行ったり、博物館見学やドルトムント市内観光といったアクティビティも行われました。 少しハードなスケジュールでしたが、とても楽しく過ごせました。

インターンシップ
 私は 2 か所でインターンシップをしました。1 つは、Café Röstwerk というカフェ で、もう 1 つは PÂTISSIÈRE & CHOCOLATIÈRE という小さな洋菓子店で働かせていただきました。カフェでは約 2 週間、週 5 日 6 時間程度働きました。仕事内容は主に接客で、お客様に注文を聞いて、ドリンクやケーキを提供することでした。他にも、時間があれば自主的に清掃作業を行いました。また、コーヒー豆のブレンドや焙煎の仕 方についても、丁寧に教えてくれる 4 人の同僚たちから多くを学ぶことができました。 このカフェは常連客が多く、私の存在が珍しかったのか、よく話しかけていただきまし た。お客さんと会話する時間が 1 番楽しかったです。常連のお客さんとたまたま道で 会ったりすると、インターンシップ後であったにもかかわらず声をかけていただき、こ のカフェでインターンが出来て良かったと思いました。私のドイツ語が拙かったことも あり、迷惑をかけてしまっているのではないかと不安でしたが、最終日にはお手紙とひまわりをプレゼントしてくださり、少しは役に立てたかと思うと嬉しかったです。
 2つ目の洋菓子店では、残りの4週間、週4日5時間ほど働きました。こちらでは、 ケーキを焼いたり、デコレーションしたり、チョコレートづくりを学びました。そこは、店長の Monika さんとたまにお手伝いさんが 2 人手助けにくる、小さなお店でした。 Monika さんは、材料や自分のこだわりについて詳しく教えてくれました。日本食にも興味を持っていて、一緒に寿司を食べたり、日本のことについてもお話ししました。他 にも一緒に市場に行って買い物をしたり、不定期に開催している料理教室にも参加させ ていただきました。Monika さんは陽気な方で一緒に働いていて楽しかったです。
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研修先の同僚と

ホストファミリー
 私は Vissmann さんの家にお世話になりました。お母さん、お父さん、私と同い年の 20 歳の娘さんがいる家庭でした。私はもうすでに自立しているお兄さんの部屋を借 りていました。Vissmann さん家族はとてもよくしてくれて生活で困ることは何もなかったです。好きなようにしていいよと言って、何か問題があると、手伝ってくださりとても助かりました。毎日、仕事から帰ってきたら、お菓子を食べながらテレビを見たり、 その日のことを話すのが日課になっていました。
 他にも、一緒に買い物や、遊園地に連れて行ってくださったり、家に友達を呼んでパ ーティーをしたりしました。週末もよくお出かけに誘っていただきました。お父さんは 日本に興味を持っていて、二人で色々な話をしました。最後に、家族みんなで寿司パー ティーをしました。巻きずしを一緒に作って振る舞うととても喜んでくれて嬉しかった です。ドイツに行ったときはまた訪ねたいと思います。
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最後に
 インターンシップに行く前は、2 か月間上手くやっていけるのか不安でした。ところが、いざ行ってみたらものすごく楽しくて、充実した毎日を過ごすことができました。 言いたいことが伝わらなくて、もどかしくて悔しい思いもしたけれども、この体験のお かげでドイツ語の勉強に対するモチベーションも上がりました。2 か月間、家族の元を離れ、異国の地で過ごすことは初めての体験で、失敗しながらも上手く切り抜けることができ、自分の成長を感じることができたと思います。勇気を振り絞って参加してよかったです。このような機会を与えてくださった獨協大学、Auslandsgesellschaft の皆様、インターン先、ホストファミリーの皆様にこの場を借りて感謝いたします。

Leo Evels Blumenstudio(上野梓)

上野 梓(ドイツ語学科2年)
インターンシップ先:Leo Evels Blumenstudio

インターンシップ参加の動機
 私は大学の授業でこのプログラムについて知りました。そして去年参加された方々の話を聞き興味を持ちました。基本的にこのプログラムに参加するのは 3 年生と聞いていましたが、留学との兼ね合いもあり 2 年生で参加させていただきました。また今まで学んできた、ドイツ語を使ってのインターンシップ体験というのはとても貴重だと感 じ、このプログラムに日本でのアルバイト経験も活かせるのではないかと思い参加しま した。

事前研修
 インターンシップが始まる前に 1 週間ほど準備期間ということで、Auslandsge-sellschaft で事前研修が行われました。名前のように固いものではなく、授業内容は私たちが学びたいことに合わせて先生が用意してくれましたし、勉強だけでなく様々な課 外活動もあったので楽しみながら 1 週間はあっという間に過ぎました。課外活動とい うのは例えば、ドイツの企業や工場を見学させて頂いたり、博物館にも連れて行って頂いたりしたことです。

インターンシップ
 私はドルトムント駅構内の地下にある花屋さんでお仕事をさせて頂きました。勤務時間は 8 時から 2 時でした。仕事内容は本当に様々で毎日新しいことを学び、色々な体 験をさせてもらいました。私は日本で花屋でのアルバイト経験があるわけでもなく、花について詳しいというわけでもありませんでしたが、Chef がいつも入荷する花の名前 を教えてくれたり、配達やマーケットにも連れて行ってくださいました。私は初めの 3 日間で、花束の作り方、花の扱い方、花飾りやデコレーションの作り方を教わりました。 そうして次の週からは、販売用の小さな花束をほぼ毎日、多い日で 15 個ほど作らせてもらえるようになりました。目の前で初めてその花束が売れた時には、涙が出そうなくらい嬉しかったです。
 私たちは毎日 4 人体制で、Chef、Chefin、同僚と私でした。もう一人同僚がいたの ですが、ずっと休暇中だったので毎日同じメンバーでした。そのため周りの方や常連の 方にもすぐに慣れることができ、花束を作りながらよく会話をする、楽しい毎日を送り ました。Chefin はおしゃべりや冗談が大好きなユーモアのある方で、最初の頃私は何 が冗談で何が本当なのか分からずいつも焦って、笑われていましたが、そんなみんなで笑い合う日々がとても大好きでした。同僚は毎日私にやることを指示してくれたり、暇 になると話をしたりしてとても仲良くなれました。皆さんはいつも私のドイツ語を向上 させるためにたくさんの言葉やことわざを教えてくれたり、新聞を読む時間を与えてくれました。私はこの場所で働くことでいろいろな経験をし、多くのことを知ることがで きました。例えば、少し床が汚れていたりすると私は「お客様が来た時に気になるだろ う」と思い、適宜自主的に掃除をしていました。私はそれが普通だと思っていましたが、 掃除をするたびに Chef や Chefin にそのことで凄く褒められました。日本人は細かいところまで気にしすぎなのかな、と感じましたが、それが逆に日本人の良い所でもあるということを知ることができました。この花屋さんは駅の小さな花屋さんでしたが、毎日いろんな方がいろんな目的でお花を買いに来て、たくさんの注文が入りました。日本人には花を贈るという文化や習慣があまりないと思いますが、ドイツでは、おじいさんが奥様のために花束を頼まれていたり、お子さんがお母さんのために頼んだり、恋人のために花を選んだり...なんでもない日に誰かのために花を買われる方もいたりして、 とても素敵だと思いました。私はこのような花屋さんで将来働いてみたいと思いました。 ドイツの文化とともに花文化も知ることができ、とても貴重で素敵な経験になりました。 私はこの場所を一生忘れませんし、ドイツに来たら必ず訪れたいと思うくら思い入れの ある場所になりました。

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ホストファミリー

 私はホストマザー、彼女のお母さんと犬 1 匹の家族でした。息子さんが 2 人いるのですが、2 人ともすでに家を出ていたので、私を含めて 3 人のみでした。ホストマザーとは、いつも忙しくなかなか会う機会がありませんでした。私自身家を出るのが早かったので、家で会うのも数回でした。ドルトムントの駅からは電車と徒歩で 30 分くらいでした。ホストマザーは土日に仕事が入ってしまうこともあったので、一緒に何かをすることはありませんでした。食事も 2、3 回一緒に取った程でしたが、その時にはたくさん話をしてくださり、よく勉強ができました。

さいごに
 私はこのインターンシップを通して、日本にいては知ることのできないことをたくさん経験させていただきました。文化の違いを身をもって体験し、また毎日ドイツ語に触 れることで、自分のドイツ語力も向上したと感じています。また私は将来についての考えが不明確でしたが、この経験が私に新たな選択肢をくれることになりました。言葉の壁がある中での仕事は簡単なものではありませんでしたが、たくさんの周りの方々の優しさに助けられやり抜くことができました。改めて人の優しさを知ることができましたし、たくさんの新しい出会いもあり、素晴らしいインターンシップになりました。この ような経験をする機会を与えてくださった皆様に感謝しています。ありがとうございま した。

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Mercure Hotel Dortmund Centrum(濵田眞実子)

濵田 眞実子(ドイツ語学科3年)
インターンシップ先:Mercure Hotel Dortmund Centrum

*はじめに*
 私がこのインターンシップに参加しようと思った理由は、将来ルフトハンザ航空で客室乗務員として務めたいという夢があるからです。ドイツ企業に就職を希望する際、ドイツ国内での就業経験が重要になるという話を 1 年生のときに聞きました。「そのような経験できるはずがない...キャリアセンターで取り扱っている海外インターンシップ にドイツ語圏はないし...」そう途方にくれていたとき、ドイツ語学科の必修科目「ドイツ語圏入門II」の中で開催されたインターンシップ報告会で参加者の報告を聞き、3 年 生の夏に絶対ドイツにインターンシップに行こう!と決めました。
 しかし私はドイツ語の語彙力がかなり低く、参加要件となっているゲーテ検定の B1 取得もそう簡単にはいきませんでした。2 年生の 1 年間をインターンシップ参加のための B1 取得に捧げ、ようやく選考面接直前に全 4 モジュールの資格が揃ったときは本当に嬉しかったです。

*6 週間のインターンシップ*
 私のインターンシップは、ドルトムント中心街にある Mercure Hotel Dortmund Centrum という 4 つ星ホテル内、BRASSERIE というレストランでのウェイトレスでした。勤務時間は朝の 8 時から平均 15 時前後まで(退勤時刻は日によって異なるため、13 時半の日もあれば 16 時半の日もありました)で、朝食ビュッフェと昼食(当日の 客数によってビュッフェだったり注文提供だったり)を担当させてもらっていました。
 仕事の流れとしては、まず朝食ビュッフェ時間中に出勤し、お客さんが食べ終わったお皿を下げ、ドリンクを提供し、お客さんから直接ご要望があればこれに対応する等の 仕事をして、早番の同僚に合流します。そして 10 時半になり朝食が終わると、残った ビュッフェから好きなものをお皿にとって(いわゆる「まかない」)30 分~1 時間ほど ブランチ休憩があります。その後、昼食予約のお客さんのためのテーブルセッティングや食器などの手入れをし、来店を待ちます。昼食時も朝食同様にお皿を下げたりドリンクの提供をしたりして、無事に食事が終わると、今度は夕食予約のお客さんのためのセッティングをします。
 以上が毎日の主な仕事でしたが、毎週月曜日と水曜日にはレストラン奥の会議室で大きな会議が開かれていたので、その前日の準備や会議後の片付けもしました。また、週 によっては土曜日に誕生日パーティーのケーキビュッフェの予約があったり、日曜日に結婚式の予約があったりと、心が温まるイベントの準備もたくさん手伝わせてもらいま した。
 お客さんはほとんどが会議室を利用する団体や会社名義で宿泊するビジネスマンでしたが、みなさんは私の胸にある「Praktikantin(職業訓練生)」という名札を見て明るく話しかけてくれて、本当に毎日が楽しかったです。中には日本人ということで 「Shinji(Dortmund のサッカーチームで活躍中の香川真司選手)!」と呼びかけて盛り上がってくださる方や、何気なく教えた「ありがとう」などの日本語を次の来店時に使 ってくださる方もいました。
 ホテルで働く人は、マネージャーもフロントマンも関係なくみんなレストランに出入 りし、ドリンクを飲んだりまかないを食べたりしていました。そのため私が関わる人も多すぎて、最初は名前を覚えるのに苦戦しました。しかし同僚も上司もみんなとてもいい方たちで、私を娘や妹のように可愛がってくれて、空き時間には将来のビジョンや日 独の違いなどについて様々なことを話しました。
 2 ヵ月間はあっという間に過ぎてしまいましたが、お客さんだけでなく働く人の憩いの場でもあるこのレストランが、私にとって、とても居心地の良い場所でした。

*ホストファミリー*
 私が今回お世話になった Szwed 家は、残念ながらあまりお勧めできないホストファミリーでした。家の構造は 2 世帯住宅のようで、家族は主に外階段を上がった 2 階にある家で暮らしていました。1 階には左右対称に 2 つ住居があり、それぞれ外国人が 3 人ずつ暮らしています。私は左側の住居にエジプト人と 18 歳のシリア人と WG(シェ アハウス)形式で暮らすことになりました。
 2 ヵ月間同じ建物内の違う住居で暮らして感じたのは、私のホストファミリーが自分 の「家族」というよりは単なる「大家さん」だったという点です。その理由となる出来 事を 2 件、記したいと思います。
 まず 1 件目は、ホームステイが始まって 2 週間ほどで起きた出来事です。私の同居 人の 2 人が台所を使ったままフライパン等も洗わずに放置したため、害虫が大発生したことがありました。私は 2 人に対して「食事をしたら片付けてほしい」と注意したのですが、翌日ホストマザーが「この災害の原因はテーブルに置きっぱなしのあなたの 食事よ!今すぐ台所を掃除しなさい!」と怒りながら、勢いよく部屋に入ってきました。 もちろんテーブルにあった食事は私のものではないのでそれを伝えたのですが、まったく聞き入れてもらえず、結局私がすべて綺麗にしました。家族として受け入れてくれたのであれば、もう少し信じてくれてもいいのではと思いました。
 2 件目はホームステイも終盤になった頃に起きました。ある日仕事が終わって家に帰ると、私の部屋の前に台所やお風呂場にある全てのゴミ箱が集められていました。隣の 部屋にいたシリア人の子から「たぶんホストマザーの仕業だ」と言われたので、2 階の家を訪ねました。するとマザーは不在でしたが、ファーザーが「君が掃除やゴミ出しを全くしないから彼女がそうしたのだと思う」と言いながら下に降りてきて、説教を始めました。どうやら掃除やゴミ出しをした人が記入する表があるらしく(表の存在もそのとき初めて知りました)、それを見て私がまったくやっていないと判断し、行動したそうです。私は以前、掃除等について同居人に尋ねた際「君は 2 ヶ月しかいないし、今まで通り自分たちがやるから」と言われ、ほとんどやり方を教わっていなかったのでその旨を伝えました。しかしファーザーは、「3 人で住む家なのだから君もやれ!」の一 点張りでした。結局何を言ってもダメだったので、同居人 2 人には「また怒られてしまうから、残り 2 週間は私にやらせてほしい」と言ってやり方を教わり、最後の 2 週間は私がすべてやりました。Szwed 家は生活に関するルールを直接私に伝えてくれず、 2 件目の原因となった掃除やゴミ出しのルールも含め、すべての説明をすでに暮らしている家々の外国人に任せています。これらをホームステイの開始時に家族から伝えてもらっていれば、お互いに不快になることはなかっただろうに...と思いました。
 この他にも、トイレットペーパーや掃除グッズ代として代金を請求されたり(現地責任者である Frau Suliman が払わなくていいように話をつけてくれました)、家を出る日も特に見送りはなかったりと、残念ながら「大学からのお金目当てで私を受け入れたのだろう」と思わざるを得ませんでした。

*終わりに*
 以上のように今回のホストファミリーは残念ながらお勧めできませんでしたが、今回のプログラムのメインであるインターンシップ先は非常に素晴らしく、職場の同僚が家族のようでした。そこで私が学んだのは、主に日独における接客の違いです。日本では お客様は神様であり、何一つミスのない完璧なおもてなしに徹します。しかし視点を変えてみれば、サービスをする側とされる側とで縮めることのできない距離があるように思います。一方ドイツでは、初対面のお客様ともお互いが爆笑してしまう話題で盛り上 がったり、常連さんとはハグをしたり...「4 つ星ホテルのレストランでもこんなにお客 様と店員との距離が近いのか」と驚かされる毎日でした。
 そのような発見を踏まえて、私は自らの夢をより明確にすることができました。将来 は日本流でなく、今回ドイツで体験したような“お客様との心の距離を縮めることがで きる接客”をしたいと考えています。
 今でも恋しくなるホテルの上司や同僚の方、Auslandsgesellschaft の Frau Suliman、 ドイツ語教師の Christina、こうした貴重な経験をさせてくれた獨協大学の先生方に感 謝をこめて、以上報告書とさせていただきます。ありがとうございました。
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Theater im Depot / Auslandsgesellschaft Intercultural Academy / Arbeiterwohlfahrt(労働者福祉協会) Unterbezirk Dortmund(矢野さゆり)

矢野 さゆり(ドイツ語学科2年)
インターンシップ先:Theater im Depot / Auslandsgesellschaft Intercultural Academy / Arbeiterwohlfahrt(労働者福祉協会) Unterbezirk Dortmund

1. はじめに
 将来ドイツ語圏で働きたいなら、Praktikum の経験がとても重要であること、入学前から獨協大学がこの素晴らしいプログラムを持っていることを知っていたため、入学 後はこのプログラムに参加させていただくことを 1 つの目標としていました。

2. 事前研修について
 日本での半年にわたるインターンシップ特殊演習の後、8 月 2 日から 8 日までの 1 週間、Auslandsgesellschaft で事前研修を行いました。内容は同僚とのスモールトークや電話での会話、苦情への対応、職業応募書類の書き方などでした。また、私達の要望を聞いて授業内容を考えてくださったりしたのですが、事前にインターン先での仕事 内容がはっきりしていなかったこともあり、残念ながら実際にはあまり役に立ちませんでした。今考えれば、事前にどのような仕事をさせていただけるのかを想像するだけで なく、できるだけ具体的な仕事内容を聞き出す努力がもっと必要だったように思います。 私が実際に必要としたのは、聞き取り能力に加えて指示をもらうテクニックや指示を確 認する能力、遠慮せずに自分の意思を伝える能力、多人数で話している時に聞き返せる 能力などでした。

3. ホームステイ先について
 私のホームステイ先は Ispholding さんというお宅で、夏の間はほとんど家にはいないということでした。それでも 1 週間か 10 日に一度帰ってくるので、その際には洗濯をしていただきました。それ以外の洗濯は手洗いになります。こちらのお宅はインターネット契約をしていないため、Mobile Wifi をドイツで調達しましたが、家では電波が弱くほとんどネットは使えませんでした。ルールなどは書面でいただけるのでわかりや すく、1 階部分を全て使わせていただけるのでかなり広く、1 人暮らしのような生活が出来ました。

4. 研修先について
 Auslandsgesellschaft では、学生のメーリングリストの入力や、通常のドイツ語コースから移民向けの統合コース(語学、ドイツの歴史、法律などのオリエンティールン グコース)、日本語コースなどを聴講しました。その他、移民の人達が受ける試験の監督もしました。また、Mieterfest というイベントでは Kinderschminken(子供の顔に絵を描く)を担当させていただきました。  Arbeiterwohlfahrt (労働者福祉協会)Unterbezirk Dortmund では、Djelem Djelem というシンティ(ロマ)に関するイベントに関わりました。約 2 週間の期間中 に、音楽コンサート、演劇の公演、映画の上演、朗読会、写真の展示、移民を支援する 方との勉強会、パネルディスカッションなどの様々なイベントがありました。パレードの際には、フライヤーを参加者に渡し音楽コンサートの宣伝をしながら歩いたり、プフ ァンクーヘンにジャムを塗って、子供には無料で提供したり、大人には販売するなどしました。
 Theater im Depot は当初予定に入っていなかったところですが、現地で急遽お願い してプラクティクムをさせていただけることになりました。こちらでは、新聞や雑誌の記事を探して切り抜きアーカイブを作ったり、フライヤーやポスターの在庫確認や公演日の張り替えなどの業務を行いました。公演日には、ポスター出しなどの準備をし、飲み物の補充や販売などを担当させていただきました。公演は全て見学させていただけた上に、最終日には音響・照明室の中で仕事を近くから拝見することもできました。こちらでは、仕事はリストでいただき、また自分と同じ Praktikant が一緒に作業をしたのでスムーズにすすみました。
 仕事内容は他の人に分け与えるより、自分でやった方が早いのは誰もがわかることですし、さらに短期間で去ってしまう人にその人ができる内容の仕事を探し、またそれを 教えるのは骨が折れることだと思います。それでも仕事を考え出し、私に分け与えてくれたこちらの方々にはとても感謝しています。

5. 終わりに
 様々な体験はさせていただけましたが、ドイツ語を話す同僚とコミュニケーションを緊密に取りながら働くことを目指していた私にとって、今回のインターンが見学ばかりの内容に終わってしまったのはとても残念に思います。それでも、その中で素晴らしい出会いもありましたし、学ぶことの意義など改めて気づかされることもたくさんありました。また、異文化下の対応の違いなどの中から、自分のこれからの研究のテーマが見 つかったことはとても大きな収穫でした。今後またドイツ語圏で働くときに、この経験が必ず役に立つと思っています。関係者の方々に感謝申し上げます。
yano

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