自分のドイツ語力を試してみよう。 自分のドイツ語力がどの程度なのか疑問に思ったことはありませんか?複数の機関がドイツ語の検定試験を実施しており、そうした試験を通して自分のドイツ語能力をチェックすることができます。検定試験はあくまで目安でしかありませんが、ドイツ語圏への留学やドイツ語圏で仕事をしたいと思ったときは自分のドイツ語能力の証明に必須になります。 ヨーロッパでは、各言語間で能力の比較ができるように言語能力を6段階に分けています。この基準(ヨーロッパ共通参照枠)は、各検定試験のレベルの目安としても用いられます。だいたいの目安としては、 A1〜A2は初級レベル 、 B1〜B2は中級レベル 、 C1〜C2は上級レベル となります。各レベルのさらなる詳細は、 こちら(外部サイト) で確認できます。 獨協大学では、交換留学やインターンシップなどでは B1以上の試験に合格することが条件 となります。また、ドイツに直接留学しようとする場合は、少なくともC1レベルの証明が求められます。留学やインターンシップへの参加を考えている学生は、スケジュールをしっかりと立てて検定試験を受験するようにしてください。 ゲーテ・インスティトゥートが行う検定試験はICZでも割引価格で申し込みを行うことができます。詳細は こちら 。 それ以外にもドイツ語の検定試験に関するいろいろな情報や過去問などが Deutsche Ecke にありますので、活用してください。また、図書館には各種検定試験の対策本や過去問題集が所蔵されています。 各試験の詳細は下記をクリックしてご覧ください。
ドイツ語技能検定試験(独検)
ドイツ語学文学振興会が行う検定試験です。試験は春季と秋季の年2回試験が行われています(準1級・1級は秋季のみ)。 1級・準1級・2級・3級・4級・5級の6つの級があります。準1級以上は、筆記試験に合格すると口頭試験が行われます。申し込み用紙は中央棟5階エレベーター前などに置いてあり、受験料の払い込みはDUO(35周年記念館1階)で行うことができます。 各レベルの詳細は以下の通りです。 5級 初歩的なドイツ語を理解し,日常生活でよく使われる簡単な表現や文が運用できる (学習時間のめやす:30時間以上)。 筆記(40分) 聞き取り(約20分,一部書き取りを含む) 4級 基礎的なドイツ語を理解し,初歩的な文法規則を使って日常生活に必要な表現や文が運用できる (学習時間のめやす:30時間以上)。 筆記(60分) 聞き取り(約25分,一部書き取りを含む) 3級 ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる (学習時間のめやす:120時間以上) 。 筆記(60分) 聞き取り(約25分,一部書き取りを含む) 2級 ドイツ語の文法や語彙についての十分な知識を前提に,日常生活に必要な会話や社会生活で出会う文章が理解できる (学習時間のめやす:180時間以上) 。 筆記(一部書き取りを含む)(80分) 聞き取り(約30分) 準1級 ドイツ語圏の国々における生活に対応できる標準的なドイツ語を十分に身につけている (学習時間のめやす: 数年以上、継続的に学習している ) 。 筆記(一部書き取りを含む)(90分) 聞き取り(約35分) 口述試験 1級 標準的なドイツ語を不自由なく使え,専門的なテーマに関して書かれた文章を理解し,それについて口頭で意見を述べることができる (学習時間のめやす: 数年以上、恒常的にドイツ語に接している ) 。 筆記(一部書き取りを含む)(120分) 聞き取り(約35分) 口述試験 ※5級と準1級は2008年から新設されており、準1級は旧2級と同様のレベルになります。古い参考書では、旧2級のものもありますので注意してください。 詳細は下記公式サイトにてご確認ください。 公式サイト: http://www.dokken.or.jp/
ゲーテ・インスティトゥート検定試験
ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化会館内 東京ドイツ文化センター)で行われる下記のドイツ語検定試験は、本学学生が大学を通じて申し込むと、受験料が割引されます。大学での申込受付期間はゲーテ・インスティトゥートよりも早い日程なので注意してください。 申込方法:証明書発行機で納付書を購入のうえ天野貞祐記念館3階ICZ受付に提出し、併せて申込書に記入してください。 (2019年4月以降実施分から適用の新受験料です。) 実施日 2020年 3月試験 SD1 (A1):3月18日(水)(受験料9,000円) A2 :3月18日(水)(受験料10,000円) B1 :3月22日(日)(受験料14,000円) B2 : 3月21日(土)(受験料17,000円) C1 : 3月19日(木)(受験料21,000円) C2 : 3月20日(金・祝)(受験料25,000円) 本学申込期間: 1月10日(火)〜1月22日(木) ※B1は各モジュール(読む、聞く、話す、書く)ごとの受験が可能ですが、大学申込の場合は一括申請のみになります。 【申込方法】 証明書自動発行機で納付書を購入後、天野貞祐記念館3階ICZカウンターで手続きしてください。 2019年度後期ゲーテ試験日程についてはこちら 詳細: https://www.dokkyo.ac.jp/research/support_center/language/german/goethe.html
TestDaF
TestDaF(DaF = Deutsch als Fremdsprache: 外国語としてのドイツ語)は、ドイツのテスト・ダフ・インスティトゥート(TDI)が実施するドイツ語能力を認定するための試験です。TDIの設立には, ドイツ大学長会議、ドイツ学術交流会、ゲーテ・インスティトゥートなどが参加しています。 この試験での成績は、ドイツの大学に入学するための語学能力資格として公式に認められます。現在,世界約80ヵ国の300ヵ所以上で受験することが可能で す。採点はTDIで統一的に行われるので、公平性が保たれ,かつ4カ国語で書かれた証書は、国際的に通用します。また、ドイツの大学で受けることのできる 試験(DSH)などとは異なり、何度でも受験することが可能です。 詳細は TestDaF をご覧ください。 <TestDaF準備講座> 大学で学ぶために必要なドイツ語能力を証明するための試験なので,例えば独検(ドイツ語技能検定試験)の2級程度からそれ以上,ゲーテ・インスティトゥー トのGoethe-Zertifikat B2程度からそれ以上のレベルを想定してください。ドイツ語学習時間が最低でも700~800時間の学習者が対象となります。TestDaFの試験は、読 解・聴解・筆記・口述の4種類からなっています。講座はそれぞれ各種類の試験に合格するための準備をします。 2019年度日程(獨協大学開催分) ①5月23日(水) ②11月5日(火) 申込期間:①3月28日(木)〜4月25日(木)定員26名 ②9月10日(火)〜10月8日(火)定員26名試験に関する詳細は 本学HP(教育研究支援センター) をご覧ください。
オーストリア政府公認ドイツ語検定試験(ÖSD)
ドイツ語の検定試験は、ドイツの機関が行っているものだけではありません。ドイツ語圏の一つであるオーストリアも独自の検定試験を行っています。それが、このオーストリア政府公認ドイツ語試験(通称ÖSD)です。 このオーストリア政府公認試験は、ゲーテ・インスティトュートの試験のようにヨーロッパ議会が定める「ヨーロッパ共通参照枠」に基づいて設計されており、A1〜C2まで6つのレベルに分けられています。試験内容は、オーストリアのドイツ語だけでなく、ドイツ語圏主要3カ国(ドイツ、オーストリア、スイス)それぞれの標準語が考慮されています。そのため、オーストリアはもちろん、C1以上のレベルはドイツでも語学能力の証明として使用することができます。日本では、毎年夏と冬の年2回開催されており、全国の主要都市で受験することできます。 試験の詳細は 日本語公式サイト でご確認ください。オーストリアの公式サイトは こちら 。
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